かざりが抱えてきた過去の贖罪!
なぜ、かざりはここまであざみに執着して
己の命を奪わせようとするのか?
『くにはちぶ』
8巻の解説と感想です♪
長く続いた かざり との抗争もついに終結です!
実の父親を殺害したことに対する贖罪から解放されようとするかざりがとった最悪の行動とは…?
何度も言うけど、この子たちって中学生よね(汗)
8巻の見どころ
それは…自らが過去に犯した罪を正当化してもらうために仕掛けたあざみへの暴挙だった。
しかし・・・
そんなかざりの破滅的な行動に対し、あざみに「甘えているだけだ」とたんぽぽに諭されるかざり。
一体、ここまで他人を傷つけ、自分をも傷つけようとするかざりが犯した過去の罪とは・・・?
今回でいよいよ『かざり編』が終了です。
さて・・・
8巻の見どころは、結局最後までたんぽぽたちの言葉が響かなかったかざりの虚しい結末ですね。
確かにかざりの生い立ちにはすごいものがありましたが、
だからと言って今まで彼女がたんぽぽやその他の生徒たちにしてきたあらゆる蛮行は許されることではない。
事情が分かったらオールオッケーではなくて、きちんと罪は罪として償うべきである。
しかし・・・
たんぽぽもあざみも最近ではかなりキャラの迷走が激しくなってきました。
もともと無視刑という現実にはない法律をもとに描かれたストーリーだけに、
いろんなシーンであらゆる矛盾点が大洪水状態で溢れ出してます(汗)
それでも内容が胸に刺さればそれでいいんだけど、
この華厳かざりがシリーズ正直あまり刺さるものがなかったな~
『贖罪から解き放たれたかざり!』
とか…かざりに甘すぎ(汗)
あと…
新展開も同時にスタートします。
7巻の解説と感想はコチラ♪
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くにはちぶ【ネタバレ8巻】贖罪から解き放たれたかざり!
28話:本当の気持ち
たんぽぽ&あざみ VS かざりのクライマックスです。
かざりが抱えていた贖罪は、実の父親を殺害した罪を、
自分が守ろうとした母親に背負わせたことだった!
それが彼女の中でずっと燻り続けていた本当の気持ちである。
その後悔から解放されるために自分と同じ思想で行動するあざみに執着していたのである。
大切な人を守るためには殺人をもいとわない。
かざりにはあざみがそういう人間に思えていた。
あざみは父を殺した。
それは正しい行いだったんだと思いたいがために自分をあざみに殺させたかった。
しかし・・・
そんな考えをかざりの甘えだと言い放ったたんぽぽ。
ここから少しだけ感情をあらわにするかざりが自身の苦悩を叫び、
そのあと、
たんぽぽを巻き添えにして飛び降り自殺をはかる・・・
29話:贖罪に生きる者
{これですべての苦悩から解放される}
過去の贖罪に生きる者。
かざりはあざみからの説得にも耳を貸さず、たんぽぽを道連れにして飛び降り自殺をはかった。
しかし・・・
寸前のところであざみはたんぽぽの手をつかみ、
たんぽぽから差し出された手を払いのけたかざりは、監督官の踏(ふみ)に助けられた。
ただ・・・
たんぽぽは落ちる前に救われたが、かざりは踏みに抱かれたまま駐車された車の屋根に落ちたので無傷とはいかず、
意識不明のまま入院することとなった。
当然、かざりを助けた方の踏も全身を骨折して重傷を負いました。
さらに・・・
踏が重傷を負ったことで三途ひがんという女性の監督官が任命されました。
この監督官がまた踏とは全くことなる思想を持つ人間で、
これからたんぽぽが過ごす『くにはち生活』にも大きく影響することになる。
そして・・・
病院のベッドで眠るかざりはいまだ意識を取り戻していない・・・
30話:過去にとらわれる者
『かざり編』が終わって物語は新しいステージへ突入します。
次の展開は、自殺した『前くにはち対象者』の親友だった少女にたんぽぽが会いに行くという流れです。
理由は『くにはち法案』廃止を訴える運動に協力を求めるためと救済です。
現在この諸悪の根源である『無視法』に対してそこまで反対運動が盛んなわけではなく、
内情はほとんどの国民が無関心であるという事が問題だった。
一年に一人だけ選ばれる『くにはち対象者』という設定では、
対象者の回りの人にとっては大変な事だけれど、
それ以外の人たちにとってはまったくその生活に影響がない(汗)
なので…
いまのところ『無視法』に対して廃止を訴えている人たちはこの法律によって傷つけられた人たちに限られているのです。
そう・・・
今までこの悪法が廃止されることなく続いてきたのは、
国民の ”無関心” が原因だった。
そこで、たんぽぽとあざみは、過去にあざみのような立場となり、
大切な親友を死なせたと後悔している同年代の女子の母親からSOSを受けてその子の自宅にへとやってきたのです。
しかし・・・
問題の平野ひなげしという女の子は、いまだ過去にとらわれる者として、
たんぽぽたちに心を開こうとはしませんでした・・・
31話:それぞれの出会い
8巻ラストのエピソードです。
今回はこれから始まる新たな展開に登場してくる主なメンバーの紹介みたいなお話で、
内容としてはそれぞれの出会いにスポットが当てられている。
特にこれからメインどころとして登場してくる
”前くにはち” の親友・平野ひなげしと当時の監督官・三途ひがんとの出会いと再会が描か印象的だった。
しかも、この新しくたんぽぽを監視することになった三途ひがんという女が、
なかなか癖のあるヤバそうなヒール系監視官なのです(汗)
今後、たんぽぽの敵になってゆくのはこの三途監督官なのだろう・・・?
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8巻の感想
長かった『かざり編』がやっと終了しました(汗)
終わり方はなかなか良かったけど、全体的にこのかざり編はあまり好きではない。
かざりの贖罪と、彼女がやってきた今までの悪行のバランスが釣り合っていないから・・・
過去にどれほど理不尽な苦しみを味わったからと言って、
そのトラウマから逃れるために人を傷つける行為は許されていいモノでもないし、
しかも・・・
そんな人間に対し、なぜ世間の風潮として許した者たちを称賛する流れを作るんだろう・・・?
例えばたんぽぽやあざみのように…。
しかもこの二人は、騒動後にかざりの入院している病院へ行ってかざりの母親に謝罪までしている。
あざみに至っては、
「かざりの苦しみに気づいてあげられなかった」
とか言って号泣しながら謝っているんです。
なんか…
「気持ち悪い!」
その考え方(汗)
かざりが受けてきた虐待や苦悩と、彼女がたんぽぽや同級生たちにやってきた酷い行為は全く別のものだ。
かざりがこのまま許されていい理由なんてどこにもない!
さらに・・・
自分の娘があれだけ世間に迷惑をかけたのに謝罪一つしないかざりの母親。
なぜ被害者気取り?
もし、かざりが意識を取り戻したらちゃんと傷害その他殺人未遂で彼女をちゃんと立件して欲しい!
物語が進むごとにこの作品の道徳観がむちゃくちゃな方向に向かい始めた。
まるしーが思う気持ちいい着地がぜんぜんないのです(汗)
常識とか正義とかはどうでもいいが、あの凶悪で自分勝手なかざりに対するたんぽぽとあざみの対応が気持ち悪すぎて・・・
中学生という年齢もその怒りに関係しているのかな~?
彼女たちが信じる様々な思考がイチイチ薄っぺらすぎて、ついしらけてしまうんです(汗)
これではせっかく作品を買ったのにもったいない(悲)
初めの1~2巻くらいまでは面白かったんだけどな~
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