「俺が千夏を頂くことにします。」
煮え切らない態度の小野とは対象的にストレートな愛情を千夏にぶつけ続けてきた橋本が、
ついに正面突破の力ずくで千夏を奪い去ろうと強引な行動に出ました!
『Perfect Crime(パーフェクトクライム)』
18巻の解説と感想です♪
周りを大いに巻き込んだトライアングル・ラブがついに決着!
結果・・・
お騒がせ関西人の本性は、なんとも粋な関西人だった…?
18巻の見どころ
小野の千夏に対する煮え切らない態度が余計に橋本の行動を加速させる(汗)
千夏のためを思ってとった小野の行動は、周りから見るとただの独りよがりにしか見えない。
そんな小野の態度に業を煮やした橋本があえて悪者になり、小野に男として潔く決断させるべく強引なやり方に出たのです!
すると・・・
そうなってから初めて小野は千夏に対する自分の本当の気持ちが見えてきて・・・
18巻の見どころは、
千夏と小野と橋本が繰り広げたトライアングル・ラブの決着と、
あまりにも問題なさ過ぎてクライム感がゼロになってしまった香織と遥斗のラブストーリーその後だ(汗)
サイト主・まるしーの中でこの『perfect crime』という作品は、すでに9巻で完結したと思っているのです(汗)
「あとは非常に長いエピローグを読んでいる感覚だ!」
だって・・・
9巻以降の物語に本来のテーマである痺れるような ”愛のワナ” なんて存在しないし、
その後のちょっとした恋の仕掛けなんかはとって付けたようなエピソードとしか思えません(汗)
この『perfect crime』が好きだから今でも読み続けてはいるけれど、
正直な気持ちは早く遥斗と香織が結婚してエンディングを迎えて欲しいというものだ。
あまり遥斗と香織以外の人間を対象にしたエピソードでページを埋められても、
無理やり引き延ばされてる感がひしひしと伝わって来てこれ以上読む気が薄れてくる(汗)
「今はそれがギリギリの段階だ!」
物語が続くとそれなりに読んでしまうが、以前のように引き込まれるパワーは感じない(汗)
17巻の解説と感想はコチラ♪
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Perfect Crime【ネタバレ18巻】橋本の挑発と小野の決断!
橋本の挑発と小野の決断!
社員旅行での宴会で酔いつぶれた千夏を抱きかかえて自分の部屋で介抱すると言い出した橋本。
この強引なやり口は完全に小野に対する橋本の挑発的行動だった!
そんな橋本の暴走を何とか止めようとする香織だったが、
もはやエンジンのかかってしまった橋本を止めることができる人間はいない!
そんな中、騒ぎを聞きつけた小野がやってきて、千夏を抱きかかえた橋本の姿を目の当たりにする。
すると・・・
橋本は宿泊する部屋が同室の小野に向かって、千夏を介抱するから他の部屋で就寝してくれと言い出します。
さらに・・・
「泥酔した女を抱くんはあんまり好きやないけど、もう俺も限界やねん」
と…まるで無理やり千夏を手籠めにするような言い方で小野を挑発したのです。
この橋本の発言をきっかけとなってついに小野は自分の気持ちを表に現わしました。
「俺が加藤(千夏)を介抱する。」
「責任をもって…」
小野は橋本にそう告げた。
まるで小野からその言葉を待っていたかのように橋本はすんなりと千夏を小野に預けると、
「じゃ任せたで」
と…言って小野の背中を見送りました。
全ては橋本が思い描いた筋書き通りにことが進んだわけです。
橋本は煮え切らない態度を続けて千夏を苦しめていた小野の決断を促したかったのだ。
なんとなくそんな橋本の意図に気がついていた香織だったが、
実際に彼の思惑通りに事が運んで心底ホッとした気気持ちになる香織でした。
結果・・・
小野は酔いから目覚めた千夏に告白して、ついに二人は正式に付き合うこととなったのです。
香織の実家へ
すったもんだの末に小野と千夏が付き合い出して、二人の未来に幸せな光が見え出した頃、
香織と遥斗の関係は次のステップへと向かう段階に来ていました。
その日、香港から帰国してきた遥斗を迎える香織がいた。
今回、遥斗が2カ月ぶりに日本へ帰ってきた理由は、香織の実家の両親に挨拶に行くためだった。
いよいよ二人は結婚へ向けて現実的な行動を開始したのです。
遥斗の家族と香織はすでに顔見や結婚する報告は終わっているので、
残すは恒例の、
「娘さんと結婚させてください」
という新郎側の大イベントが待っているのみだった(汗)
前日の夜、いつになく緊張で固くなっている遥斗の様子を見て彼の緊張をほぐそうとする香織、
そんな香織を真っすぐに見つめ、真剣な表情で遥斗は隠し持っていた婚約指輪を差し出しました。
「俺と結婚してくれませんか?」
香織にとってはずっと待ち焦がれていた人生最大の瞬間だった!
まさに幸せの絶頂だ。
香織は涙ぐんで「yes」と答えた。
翌朝、お互いに結婚の誓いをたえった二人はいよいと家族で温泉旅館を営む香織の実家へと向かった。
あらかじめ遥斗が香織から聞いていた通り、香織の両親はとても穏やかな人で、
遥斗の訪問を快く迎えてくれた上に、なんと父親の方から
「香織をもらってくれるんだろうね?」
と…緊張する遥斗に助け舟を出してくれるような優しい人物だったのです。
なんとも和やかな空気感の中で遥斗は無事両親への挨拶と結婚の承諾を取り付けたのです。
だが・・・
この日、遥斗を迎えた親族の中で、一人だけ遥斗と挨拶を交わしても硬い表情をくずさなかった人物がいました。
それは・・・実家の温泉旅館を継いだ香織の兄・康平(こうへい)でした。
なんと…
康平はなかなかのシスコンで、かなりめんどくさい空気をバンバンにかもし出していたのです・・・
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18巻の感想
『Perfect Crime』的にはサイドストーリーとなる千夏と小野のラブストーリーを、
横から無理やりに盛り上げる形で橋本が割って入った形のショート愛憎劇に盛り上げましたが、
結果はあっさりと橋本が実はイイ奴キャラの役回りを演じきって終了しました。
ある意味『Perfect Crime』の読者的にはどうでもいい話なんですが、
「ひとまず収まるべきところに収まってよかった♪」
これでやっと本編メインのエンディングに向かって香織と遥斗がコマを進めることができるわけですが、
これまで本作を読み続けてきたサイト主の まるしー としてはいい加減はやく香織と遥斗が結ばれて完結して欲しいのだ(汗)
冒頭の『見どころ』部分でも申し上げましたが、
まるしー的にはもう9巻ででこの作品のメインストーリーは終了しているんです。
このあと、よっぽどすごい展開が用意されていない限り、
長すぎるエピローグに付き合わされているだけの気持ちです。
そんな中で、今度は香織の実家の兄と訳の分からない根性試しみたいなエピソードが始まり、
『Perfect Crime』ファンとしてはもうお腹いっぱいの感覚でして、
「早く終わってくれ!」
今はその一心で新巻を課金している状態です(汗)
もうエピローグはいいですからとにかく一旦終わらせましょう!
もし…このまま物語が続くのならば是非、香織と遥斗が別れるという展開にしてほしい!
ココまできての別れならばかなりショッキングでドキドキするし、
これぞ『Perfect Crime』というテーマに相応しい結末だと思う。
だって・・・
この期に及んでただのハッピーエンドなんてまったく面白みがないです(汗)
>>>『perfect crime』最終回の解説と感想はコチラ♪
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