泥濘の食卓【ネタバレ5話】憑りつかれた少年!

「気持ち悪いよオマエ!」

ここにも一人、メンヘラ女子に人生を奪われようとしている男性が苦悩の叫びを上げている・・・

『泥濘の食卓』

5話の解説と感想です♪

深愛の優しさに助けられたあの登校拒否状態の男子高校生が主役に!?

「彼がなぜ学校に行けなかったのか?」

その理由が判明します。

5話の見どころ

前回4話では、再び連絡を取り合う約束を交わした深愛と那須川の微妙な関係性の状態で幕引きとなりましたが、

なんと・・・

今回の内容は、それから3カ月後のお話で、しかもストーリーの主役が変わってるんです(汗)

これまで深愛の良き話し相手であり、彼女を勇気づけていた登校拒否の男子高校生・ハルキの視点で物語が進んでゆくのです。

あまりにも突然な主役変更に戸惑いつつ、実際ハルキがいま置かれている悲惨な現状に思わず引き込まれてしまいました。

今後、深愛がまた登場することを願いつつ、今はただ、ハルキ少年の凄まじい学校生活に恐怖を覚えるサイト主のまるしーでございます(汗)

そこで・・・

5話の見どころは、何といってもハルキが登校拒否しているその理由です!

とにかく彼が直面している学校生活においての問題は想像してた以上に深刻で厄介な案件でした(汗)

これから解説と感想で詳しくその様子を説明してゆきますが、

簡単に言うと彼は今、一人の幼馴染の女子に依存されて苦しんでいる状態なんです(汗)

「ある意味でストーカー被害です。」

深愛と那須川の関係性とはまた違う歪な男女関係のもつれに苦しんでいるんです。

「まさか彼がこれほどヤバい問題を抱えていたとは?」

そりゃ~深愛の優しさに触れて彼がすごく感激していたわけだ。

それほど今のハルキはホント悲惨でヤバい状態なんです(汗)


4話の解説と感想はコチラ♪
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泥濘の食卓【ネタバレ5話】憑りつかれた少年!

5話:恋(前編)

深愛と那須川が再会したあの日から3ヵ月が経った頃、

深愛は那須川が店長として働くスーパーの仕事を辞めていました。

冒頭シーンはそのスーパーで買い物をする登校拒否の高校生・ハルキの姿から始まる。

レジのオバサンから

「あの子なら辞めたよ…あなた捻木(ねじき)ちゃんのファンでしょ」

と…声をかけられて戸惑うハルキ。

そう・・・

ハルキは最後に深愛と会って以来3ケ月も彼女とは再会していなかった。

初対面で優しく声をかけられた時からハルキは深愛に”恋”をしていたのかもしれない。

なんせ深愛はハルキの潰れかかっていた心を救ってくれ恩人でもあり憧れの対象だったからだ。

母親が鬱になり、家庭環境はすこぶる悪い中、

学校でも彼の立場は今とんでもないことになっているのです(汗)

彼が学校に登校できなくなったきっかけは、幼馴染でもあり、クラスメートの ちふゆ とのちょっとした事件がきっかけだった。

ある日、体調を崩した ちふゆ を保健室で介抱していたハルキ。

その様子を目撃した生徒が面白半分にレイプ事件だとはやし立てたのだ(汗)

すると・・・

なぜかそれ以降、その噂は真実だったかのようにして学校中に広まり、

ハルキは周りの生徒たちから「レイプ魔」というとんでもない陰口をたたかれるようになったのだ。

さらに・・・

噂の被害者である ちふゆ がその事を否定すればするほどおかしな雰囲気となり、

結果・・・

もはやハルキ一人の力では火消し不可能という最悪な状態となってしまったのです・・・(汗)

憑りつかれた少年

デタラメな噂が広まって学校中の生徒たちから白い目で見られるようになったハルキだったが、

不思議なことに、同じ噂の被害者である ちふゆ には誰も攻撃しなかった。

デタラメとは言え、レイプされた側という立場ならば様々な影口を叩かれるであろうはずが、

彼女は今も普通に学校へ登校していたのである。

どこか変だ。

ハルキは深愛の優しさに触れてなんとかテスト期間だけは学校へ行ったものの、

いつまでも続くハルキへの誹謗中傷にまた心が折れそうになっていた。

なのにナゼちふゆ だけは問題なく学校に通えているのだろうか?

だがそれは・・・

ハルキが学校へ登校した際に交わしていた ちふゆ とのやり取りで、

もしかしたらハルキのことをココまで追い込んでいるのは、

デタラメな”レイプ事件”被害者の一人・ちふゆ ではないかという疑念が浮かび上がってくるのです。

なぜならば、どうも ちふゆ は自分が想いを寄せているハルキと噂になって喜んでいるふしがあったからだ。

「ハルキには私しかいない」

そういう状況を ちふゆがわざと作り出したのではないか?

彼女にはそう思わざる負えない言動と行動が多すぎるのです(汗)

その事はハルキも薄々関ずいていて、

この機会にハルキを自分のモノにしようと近づいてくる ちふゆに怒りの言葉を投げつけます。

そしてちふゆのメンヘラ的行動に対して、

「気持ち悪いよ…おまえ…」

と…あからさまな嫌悪感を表わすのですが、まったく動じる気配のないちふゆ。

そして・・・

どんな手段を使ってもハルキを自分のものにしようとする幼馴染に憑りつかれた少年は、

今、猛烈に想いを寄せている深愛の存在を追い求めていた・・・

 

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5話の感想

今回のストーリーテラーはハルキでしたけど、今後もまだ深愛は登場するのだろうか?

せっかく深愛が那須川のストーカーになりつつある状態だったのに・・・(汗)

「このまま彼女がフェイドアウトしてゆくのだけは勘弁してほしいな~(汗)」

深愛の物語を描く上でハルキ少年が重要だから彼にスポットを当てているのならばいいんだけど、

もし、ストーリー構成が数珠つなぎのオムニバスパターンならちょっと残念です。

ただ・・・

5話のラストでハルキが深愛に想いを馳せるシーンがあったんだけど、

それが6話に深愛が登場してくる伏線だったのならいいのにな♪

さて・・・

とりあえず今回はハルキの置かれている過酷な現状が初めて描かれていましたが、

「彼はとんでもない幼馴染に依存されているみたいです。」

ハルキの幼馴染である ちふゆの人間性は、本編を読んだ人ならば、

今回の大きくなり過ぎた騒動の黒幕は彼女だとすぐに気づいたはずです(汗)

ハルキの味方は自分だけだという状況を作る為にうまく立ち回ったのがこの ちふゆ だ。

「まさに彼はとんでもない少女に憑りつかれてしまったのです」

ただ・・・

お気の毒としか言えない。

「こういう女性は厄介ですよ~」

いわゆる自分の身を削ってでも欲しいモノは手に入れようとする執着タイプ。

ほぼ間違いなく ちふゆも深愛と同様に”メンヘラ女子”の一人であると思うし、

ハルキがどれだけ彼女から逃げても追いかけてくるだろう(汗)

「よほど慎重に対応しなければ行き着くところ警察沙汰だ」

なんたって心が病んでるんだから通常の説得や説明で納得してもらえるはずもなく、

ハルキがどれだけ ちふゆを拒絶しようと、彼への想いが強くなるだけなのだ。

本来ならば親や友人に間に入ってもらって解決するのが一番なんだろうけど、

ハルキの家庭事情やクラスでのポジションを見ると無理そうだ(汗)

今はハルキと ちふゆの当人同士がガチンコにやりあってしまっているのでとても危険な状況なんです。

しかも・・・

この5話のラストでハルキは、

「俺…好きな人がいるんだ」

と…ちふゆに絶対言ってはいけない告白をしてしまいました(汗)

この言葉は逆に ちふゆのストーキングレベルをもう一段シフトアップさせたようなものなのです。

異性からの告白を断る際に「好きな人がいる」というセリフは、通常ならば一番の説得力を持ちますが、

すでにストーカー化している相手にはとても危険なセリフでもあるのです。

時にその相手の好きな異性に攻撃を仕掛けたり、

自分のモノにならないのであればいっそのこと・・・

という具合に好きな相手に直接危害を加えようとするパターンもあります。

それほど心が病んでいる人間の思考は恐ろしいのです。

「相手の気持ちや立場なんて全く考えていないから・・・」

不幸だったのは、ハルキの中で ちふゆの存在がまったく恋愛対象ではなかったということですね・・・(汗)

ただ…

これはハルキにはまったく責任のないことだけど・・・

 

>>>『泥濘の食卓』6話の解説と感想はコチラ♪

 

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