「うっせーな~ババァ…勝手にやってろよ!」
ふざけた勤務態度をとり続ける新人社員に下された社会の重い鉄槌!
『フォーチュン・エフェクト』
9話の解説と感想です♪
今回はとんでもないモンスターな新人社員に悩まされる先輩OLのお話です♪
昨今ではパワハラやモラハラなど、やたら個人の人権を守るための法律が増えてきましたが、
実は…
そんな状況を逆手に取ったとんでもない新人社員もタケノコのごとく繁殖しているのです・・・
9話の見どころ
今回のエピソードは正直後半まではらわたが煮えくり返る思いで苦々しく読んでいました(汗)
「単純にすごくムカついた内容だった!」
オチでちゃんとそのムカつく人物に天罰が下ったのでラストはスッキリしましたが、
結果・・・
あの新人は仕事を辞めれば済む話なんだろうな~と思った途端、余計に腹が立ってきました(汗)
今回紹介する9話の見どころは、まさに読み終えてもムカつきが収まらないほどの強烈なキャラが登場したことです!
要はとんでもなく社会不適合者な新人OLが、自分勝手に暴走した挙句、
ラストはとんでもない部署に左遷されるという結末のエピソードなんですけど、
著者である廻さんの見事に今をつかんだシナリオが強烈すぎて思わず読者であるサイト主のまるしーまで、
主人公のOL・飯田 茜(いいだ あかね)の怒りが伝わってきました(汗)
「それほどムカつく新人OLが登場してくるんです!」
世の中はここ数年で雇用される者と雇用する者の力関係や、上司と部下の力関係も大きく変わってきました。
この状況はある一面においては非常に好ましいことではあるのですが、
日本の経済を伸ばすという点においては少し考えた方がよいのではないかと思う部分も多々あるのです(汗)
それは・・・
昭和から令和に至るまで会社という組織に属してきたまるしーが率直に思うことです。
今の会社での働き方を見ていて率直に思うのは、
このままでは時期に日本は世界から置いてきぼりになってゆくだろうという危惧感です(汗)
「これは年寄りのたわごとです」
でも・・・
この作品を読んで改めて日本はかなりヤバいところまできたな~と感じました。
「日本…生きろ!」
8話の解説と感想はコチラ♪
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フォーチュン・エフェクト【ネタバレ9話】仕事をなめるな!
「戦車の」の逆位置
今回の相談者は、とんでもないモンスターな新人社員の教育係を任されることとなった入社5年目のOL・飯田 茜(いいだ あかね)28歳です。
中途半端な時期に入社8か月目の新人OL・沈沢 由芽(しずさわ ゆめ)が、
飯田が所属する経理部に人事異動でやってきた時点でおかしいとは思っていたが、
まさか沈沢がこれほどまでモンスターな新人だとは想像もしていなかった。
仕事中はほとんど声を発することもなく、かといってバリバリ業務をこなすわけでもない沈沢。
特に酷いのは皆が集まる会議の席で上司から呼びかけられてもろくに返事もしないことで、
飯田の上司でもある部長も気を使いながら沈沢の指導に当たっている始末である(汗)
そんな困った現状にたまらず胡蝶のところへ相談にやってきた飯田でした。
一通り飯田の話を聞いた胡蝶はさっそくタロットカードで占いを始めました。
胡蝶から押し出されて出たカードは、
「戦車の」の逆位置を示すカードでした。
そして…そのカードが表すのは「暴走」である。
そこから胡蝶は飯田に占いで出た結果をもとにアドバイスを贈ります。
沈沢という社員は周りの迷惑を一切考えていない人物であり、
彼女の止まらない暴走はいつかは自滅して終わりを迎える。
だが・・・
飯田は沈沢の暴走に巻き込まれる可能性があるから強い心をもって対応したほうがいいと・・・
そんな胡蝶からの忠告を聞いた飯田が半信半疑でいると、
さっそく自分が沈沢の暴走に巻き込まれていることに愕然としてしまうのです!
仕事をなめるな!
そのショッキングな現場は会社の給湯室でのことでした。
なんと…
そこで沈沢は他部署の社員二人に部長と飯田からパワハラを受けていると、
まったく事実とは異なる被害妄想な言動を色々とぶちまけていたのです(汗)
これは、もしこの先自分が飯田や部長から何らかのペナルティーを受けたとき、
パワハラを理由にその責任を逃れるための伏線だったようで、
そんなありもしないでっち上げのウソをバラまいて、これまで幾度となく沈沢のために骨を折ってきた部長を貶める行動をとった沈沢に、
部屋の外で立ち聞きしていた飯田はブチ切れて部屋に入ってゆこうとしました。
すると・・・
そんな飯田の肩をポンと叩いて引き留める人物が・・・
それは部長でした。
飯田と同じタイミングで沈沢の話を立ち聞きしていた部長は、
人差し指を口もとに置いて「なにも言うな」という合図を送りました。
実は、沈沢が問題のある新人社員だということを最初から部長は分かっていて、
それでもなんとか沈沢にやる気を出さそうと見守ってきたのです。
しかし・・・
結果は無残なものだった。
胡蝶の言った通りに沈沢の暴走は自滅して終わりを迎えました。
部長は沈沢を見限ったのです。
このあと沈沢には社会人として当然の報いが待っていました。
沈沢に言い渡された辞令は、経理部から新設されたネット通販部への左遷です。
しかもその部署には沈沢ひとりしかいない完全な島流し(汗)
さらに…業務における責任はすべて沈沢にあり、今後は仕事でのミスはすべて沈沢の責任になります。
そんな辞令を部長からリモート画面を通じて告げられた沈沢は、泣きついて許しを請いますが、
時すでに遅し!
飯田から沈沢に発せられた言葉は、
「仕事をなめるな!」
というキツいお言葉だった。
社会をなめきったモンスター新人はここで初めて自分の愚かさを思い知ったのです!
斯くして、暴走した者は自滅し、会社は規律を取り戻した・・・
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9話の感想
冒頭の『見どころ』部分でもお伝えしましたが、
「ホントに腹が立ったエピソードでした!」
特に沈沢という新人OLのキャラが絶妙にムカつく女なんです。
こういうキャラを描かせたら廻さんの右に出る漫画家はいないと思うくらい最高のヒール女でした!
沈沢の仕事に対する考え方や、ボソッと小声で汚い言葉を吐くところなんて、
まさに現実社会でよく見るタイプのモンスターな新人類OL そのものでした。
長い社会人経験の中で、まるしーは幾度となく沈沢みたいな女に苦しめられてきたのです(汗)
沈沢ほど強烈ではないですが彼女みたいなタイプの新人社員は世の中にたくさんいます。
特に2010年以降ドンドンと増えていったような気がします。
「グローバル化」という言葉がよく使われ始めた頃から、いろんなルールが世界基準で作られるようになり、
特に欧米のルールがそのまま日本に持ち込まれることが多くなってきました(汗)
ろくに仕事もできない正社員が会社にはびこり、自分の権利だけを声高に叫ぶ!
これまで昼も夜もなく働いて会社を大きくしてきた古参社員の資産を食いつぶしながら生きているのが今の若い社員たちだ(汗)
昭和から令和にかけてずっと社会で働いてきたまるしーは率直にそう感じています。
ただ・・・
「そんな頼りない新社会人たちを作ってきたのもまるしーたちの世代である(汗)」
なので・・・
今の若者たちを批判することは天に向かって唾を吐くことと同じ。
「十分に理解している」
今の若い大人を作った古い大人たちが悪いのだ!
一昔前ならば沈沢みたいな新人OLの存在なんて絶対にありえないことだった。
でも・・・
今の時代ならかなりリアリティのある新人OL像なのです。
「こんな新人社員が多く存在する会社で一体どんな仕事ができるのだろうか?」
組織論でいううところの『2:6:2の法則』は果たしてまだその割合なのだろうか?
もしかしたら日本は『1:4:5』の割合くらいになっているかもしれない(汗)
なんか・・・
コロナ禍における日本政府の対応や、日本国民の行動を見ているとますますそう思えてしかたがない(汗)
まるしーは昨今のコロナ被害はすべて日本国民による日本国民の人災だと思っている。
日本に生息する複数の沈沢みたいな人間が今の混乱を生じさせたのでしょう。
だからかな~
沈沢を見ていてこれだけ腹が立ってしまったのは・・・
ああ~
「また緊急事態宣言か…」
気が滅入ってくるな~(汗)
>>>『フォーチュン・エフェクト』10話の解説と感想はコチラ♪
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