葬偽人【ネタバレ1話】君には死んだフリをしてもらう!

”葬偽人”とは、

人の死を偽装して依頼者を救う者たちのこと。

その日、主人公の雀(スズメ)は人生に絶望していました。

{誰かに聞いて欲しかった}

どうしてここまで理不尽な目に遭わなけでば行けないのかを。

「よかった!君が独りぼっちで逝かなくて…」

著者:朝野いずみ / 八橋舞雪

『葬偽人』

1話の解説と感想です♪

仲よくしてくれていた同僚の不倫をやんわりと諫めた。

ただそれだけで主人公の人生は地獄の日々へと変わっていったのです。

イジメ・嫌がらせ・脅迫。

{あれ!?声が出ない、足が動かない}

どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの?

自ら命を絶とうとする彼女が絶望の淵でたどり着いたその先は?

なんとも温かく頼りがいのある不思議なメンバーたちが集う場所でした。

葬偽人は、あなたにもう一度生きたいと思わせてくれるモノを見せてくれます。

 

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葬偽人【ネタバレ1話】君には死んだフリをしてもらう!

この日、主人公のOL・田乃中雀(タノナカスズメ)は、

自らの人生に絶望して公衆電話から楽に死なせてくれるサービスを申し込もうとしていた。

一体彼女に何があったのか?

それは半月前にさかのぼる。

 

ド田舎の出身で両親を早くに亡くしたスズメは、優しい祖父母のもとでスクスクと育てられ、

その後、いい大学を出て地元ではそこそこの食品メーカーに就職したのです。

ちょうどそんな時期に祖父が亡くなり、残された祖母が叔母のもとで暮らすようになったことで、

スズメは念願だった一人暮らしを始めることにしました。

その日、新入社員として紹介されたスズメは、元来の冴えない見た目と内気で大人しい性格が災いして、

なかなか社内の雰囲気に馴染めないでいたのですが、

すでに高卒から入社して社内のアイドル的存在だった日野亜衣里(ヒノアイリ)に優しく接してもらい、

これまで亜衣里の腰巾着として常に彼女の傍らにいる京子(きょうこ)には疎まれたものの、

スズメは社内に心許せる同僚ができたことで、会社で働くことが楽しいと思えるようになってくゆくのです。

そんなある日の事でした。

スズメは会社で亜衣里と妻帯者である上司の河辺課長が不倫してるであろう現場を目撃してしまったのです。

スズメは自分へ親切にしてくれた亜衣里に傷ついて欲しくないという思いで、

「亜衣里にはもっといい人がいると思うんだ」

と…やんわりと亜衣里が不倫してることを諫めたのです。

その瞬間でした…

亜衣里の表情がこれまで見たことがない冷徹なものに変り、

「ただの引き立て役のくせに」

と…信じられないセリフが彼女の口からスズメに向かってポツリと呟かれたのです・・・

地獄のスタート

亜衣里のリアクションをみてすぐに自分が余計なことを言ってしまったと後悔したスズメでしたが、

もう後の祭りだった。

翌日から会社で亜衣里からの凄まじいイジメや嫌がらせが始まった。

地獄のスタートです。

しかも亜衣里は不倫相手である河辺課長をも自分の味方につけてスズメを会社から追い出そうとしました。

スズメが亜衣里からイジメを受けるようになって、腰巾着の京子は大喜びで亜衣里に加勢しました。

{この理不尽な仕打ちはぜんぶ私が亜衣里に忠告したから?}

スズメとしては大事な友人のことを思って言ったことだったのだが、亜衣里はそうは受け取らなかったのだ。

その後も執拗にスズメへの嫌がらせが続き、

やがて社内には仕事の件で話しかけてくる河辺課長以外に、誰もスズメと会話してくる人間はいなくなりました。

 

{もう何週間も課長以外の誰ともしゃべってない}

 

ただ…ここまで理不尽なイジメや嫌がらせを受けても、

これまで自分を大事に育ててくれて大学まで進学させてくれた祖父や祖母に申し訳なくて、

スズメは会社を辞めずに亜衣里や河辺課長からの嫌がらせに耐え続けたのです。

そのうち…なかなかスズメが会社を辞めないことに腹を立てた亜衣里は、

河辺課長にスズメをレイプするよう促すのです。

露骨に嫌な顔をする河辺。

ただ…悲しいことにこの鬼畜すぎる計画は翌日に実行されたのです。

しかも…スズメが河辺課長から襲われる少し前に、

亜衣里は腰巾着の京子と共謀して、スズメに下剤入りのお茶をこっそり飲ませていました。

その結果…

残業していたスズメが急にお腹が緩くなってトイレに駆け込もうとしたところで、

運悪く河辺課長がスズメをレイプしようとした際に脱糞するという大惨事が起こった!

スズメは脱糞したことで河辺から犯される被害は免れたが、

むしろ耐えがたき屈辱を味わったことで、とうとう生きる気力を失ってしまったのです。

誰かに聞いてほしかった

人生に絶望したスズメは自宅に帰って首を吊ろうとするもロープが切れて失敗。

今度はカミソリで手首を切るが痛すぎて断念。

{死ぬことすらできないなんて…}

まともに自殺することもできない自分を責めるスズメ。

そんな時、ネットで楽に死ねる方法はないかと検索していたスズメの目に、

『楽しく死んでみたい人募集~50万円より~』という広告が飛び込んできました。

それを見たスズメは、

{死にたいと考えている人の心につけ込むなんて…}

と静かな怒りを覚えるのですが、

そこから、本当に楽に殺してくれるなら…思いはじめ、

メールでそのいかがわしい業者に問い合わせてみたのです。

すると…瞬時にメールの返信が帰って来て、

そこにはスズメの死にたいと言う気持ちを真摯に受け取った丁寧で優しい文章が書かれていたのです。

さらに…そのメールをくれた”ツカサ”と名乗る人物から、

あとから身元が調べられないように、公衆電話からでもいいから直接電話をかけてきて欲しいという内容が、

文章の最後に付け加えられていました。

迷った末にスズメはメールをくれたツカサという人物に公衆電話から連絡するのです。

すると…電話がつながった第一声で電話口のツカサは、

「よかった!君が独りぼっちで逝かなくて…」

 

と…心から安心したような声でスズメに言葉をかけてきたのです。

その時の彼の様子は、スズメのことを本心から心配していたと感じれる優しく包み込むような感じで、

この瞬間、スズメは地面にへたり込んで号泣していました。

{誰かに聞いてほしかった}

スズメはすがるような思いでこれまであった辛い経緯を電話口のツカサに全部話し始めたのです。

君には死んだフリをしてもらう

自分がもう頑張れない「死のう」と思い立った瞬間までの経緯を涙ながらに告白したスズメ。

彼女が全てを語り終えたあと、電話口の向こうからツカサのすすり泣く声が聞こえてきました。

{えっ!?私のことで泣いてくれてるの?}

次に…彼から

「つらかったね、ありがとう話してくれて」

という優しい一言が帰ってきたのです。

さらにここからスズメの絶望した心を救うツカサの胸を打つセリフが飛び出します。

「君はなにも悪いことをしていない」

「なんで死ぬ必要があるの?」

次々とスズメの痛んだ心を癒す言葉を彼女に放おり投げゆくツカサ。

そして…

彼は最後にあることをお決意したかのごとくこう言ったのです。

「君には死んだフリをしてもらう」

と・・・

 

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1話の感想

これまでにサイト主のまるしーが読んだ朝野いずみ先生の作品では、

『懲役100年の女』という作品が一番好きでした♪

朝野先生といえば男女若しくは夫婦のドロドロとした愛憎劇がスゴイという印象がありましたが、

今回の『葬偽人』では、そんなドロドロとした愛憎劇も絡めながら、

ユーモアの効いたエンタメ要素が加わっていて、また違った”朝野ワールド”が展開されていましたね。

まるしーは朝野先生が描くドロドロの愛憎劇も大好きでしたが、

今回の切り口もスゴク興奮したしハマりました♪

「たった1話のお話で完全に心を鷲掴みされてしまいました。」

物語の冒頭から倒置法をつかった上手いストーリー構成で読者の興味をそそると、

そこから読み手が主人公の切ない境遇に共感するエピソードを描き、

後半では悲しみに暮れる主人公と共にその絶望した気持ちを”ツカサ”に訴えていました。

その熱量がたとえセリフとして表示されてなくても自分の中にガンガン伝わってきます。

あと…作画を担当された八橋舞雪 先生の絵も、見事に物語の世界観を表現されていて、

それぞれのキャラに感じる違和感なんて微塵もありませんでした。

全ての登場人物がその人格や性格通りの見た目に仕上がっていると思いす。

シナリオの面白さもさることながら、その内容をここまで上手に二次元化できたからこそ、

連載スタートして間もなくの時期に、まんが王国の総合人気ランキングで1位に輝いたのでしょう♪

本当に面白い漫画を読むと感想部分のコメントでどんどん筆が進みます(笑)

気を付けないと作品の根幹となるストーリーのネタバレまでしてしまうことになるので、

「こういう作品の解説記事を書くときは要注意だ(汗)」

この記事を読んだユーザーさんによりもっと面白さを伝えたくなって、

結局のところ全部ストーリーを文章で伝えてしまうという失態を犯してしまう(汗)

そうなるとこのサイトはただの程度の低い、作者にとって迷惑なだけのネタバレサイトになってしまう。

今回もちょっと書きすぎた感がある。

ここはぐっとこらえて『葬偽人』の面白さと魅力だけが伝わる内容を書かないと・・・

「なんて説明すればいいだろう…?」

とりあえずはまず1話。

それでまるしーが伝えたかった本作の面白さがすべて分ってもらえると思います♪

 

>>>『葬偽人』2話の解説と感想はコチラ♪

 

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