「ちょっとは俺を見習って欲しいねもんだね!」
そんなダイキの言葉にどの口が言ってるんだと呆れるユキ。
コイツはなにもわかっていない。
家事を手伝うということがどういう事なのかを。
今回のクズメンは、最悪の”やった気オトコ”なのだ!
著者:縛 / グルナ編集部
『クズメン百鬼夜行:ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね』
1話の解説と感想です♪
大人気の”クズメンシリーズ”第4弾が発売されました!
気になる今回のクズメン野郎は、とにかくムカつく”やった気オトコ”です!
この物語は世の中の主婦たちが手をたたいて共感する内容だと思います。
各ご家庭の主婦さんたちから、
「ウチもまったくおんなじよ~!」
という共鳴の叫びが聞こえてきそうなくらい共感度が半端ないクズメン・ストーリーです。
どうか気持ちを落ち着けて読み進めてくださいませ(汗)
全シリーズの解説と感想はコチラ♪
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ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね【クズメン百鬼夜行】ネタバレ1話|最悪のやった気オトコ!
最悪のやった気オトコ!
主人公のOL・ユキ(27歳)には、結婚を前提とした同棲生活を始めて、すでに4年となる恋人・ダイキがいます。
ただ…
今のところこの先の彼との未来が不安でしょうがない。
なかなかダイキが結婚しようと言ってくれないことも大きな悩みの一つだが、
それよりもユキにとって重大な問題は、ダイキが”最悪なやった気オトコ”であることです。
どういうことか?
まず、彼はユキと同棲を始めたばかりの頃、
お互いに仕事をしているから家の家事は分担してやろうと言った男前なカレシだったのです。
だが…
ユキがそんなしっかりした考えを持った彼に喜びを感じたのもつかの間でした。
実際に同棲生活がスタートしてみると、ダイキの言っていた家事分担の正体が明らかになる。
なんと…彼はまったく家事分担の意味をはき違えていたのだ。
ゴミ出しは用意されたごみ袋を捨てに行くだけ。
料理はすることなく食べた食器を水屋に持っていくだけで洗い物は一切しない。
洗濯はたまにしてくれても取り込むタイミングは気まぐれで雨が降っていてもゲームに夢中。
それは完全に家事を分担している人間の行動とはかけ離れた生活態度でした。
なのに…ダイキのなかではちゃんと家事をやっている気でいたのです。
一緒に生活してみて初めて分かった好きな恋人の浅はかで愚かな人間性。
しかも…
すでに彼と同棲をして4年の歳月を過ごしてしまい、
同棲当初は23歳だったユキの年齢はすでに27歳となっていて、
回りにはもう子供を持っている友人たちがゴロゴロいる。
{なんで私だけこんな思いをしているんだろう}
確かに、ダイキには結婚すら考えられない程の致命的な欠点はないものの、
彼の発するいかにも自分は”家事やってます”と言わんばかりな言動や、
生活する中の端々に見受けられるユキへの思いやりのない態度が、
少しづつ日々の生活の中でガリガリとユキのメンタルを削ってゆくのです。
何も見えてないのね
ある日、上司が家の手伝いをしないで奥さんにキレられたという話をユキに語りだしたダイキ。
彼はそんな上司に向かってあなたが悪いと言ってやったそうだ。
そんな彼にユキは呆れる。
自分のことを棚に上げてさも自分がちゃんと家事を手伝っている気でいるバカなダイキ。
なぜか自分が将来いい夫になると信じて疑わない彼は、
料理に忙しいユキのことを一切手伝うことなくソファーに寝そべって、
テーブルの上には雑誌や届いた郵便物を散乱させている。
言ってることとやってることがまったく合致していないダイキに大きなため息がでてしまうユキでした。
ほんと…
{ほんと…何も見えてないのね}
そして…
ついに例の洗濯もの事件が発生するのです。
それは、ユキが休日出勤に出てダイキが洗濯をすると言って彼女を送り出してくれた日の事でした・・・
彼へのモヤモヤ
その日、ダイキの言ったことを半信半疑で受けとり、
仕事を終えて帰宅したユキは、予想した通りの結果にまたため息が出た。
宣言通りに洗濯をしてくれたのはいいが、すでに外が暗くなっているのにまだ洗濯物を取り込んでいない。
「おかえり~」
家に帰ってきたユキを上機嫌で迎えたダイキの手にはゲームのコントローラーが握られている。
そう…
彼はずっとゲームに熱中していて洗濯物を取り入れることを忘れていたのです。
そのことをユキが指摘すると、ダイキからは小学生のような返答が帰って来る。
「これ(ゲームの事)終わったら取り込むわ…今ちょっと無理」
呆れるユキ。
しまもそんな時でした。
外の雲行きが怪しくなって雨がポツポツと降り始めたのです。
慌てて洗濯物を取り込むユキをよそにまだゲームを辞めないダイキ。
仕方なくユキはダイキに手伝ってとお願いしますが、
なんと…
ダイキは額に青筋を立てながら、
「だから今は無理だって言ってんじゃん!」
と…反抗期の中学生みたいな態度で文句を言っているのです。
もう呆れて言葉も出てこないユキ。
これがこれから結婚を考えようとしている男の態度振る舞いなのか?
情けない。
結局…洗濯物のいくつかは雨に濡れてしまいました。
それを見てふてくされたように文句を言っているダイキ。
怒りたいのは自分の方だとユキは必至で怒りを堪える。
だがこのあともユキの試練は続きます。
台所に昼間ダイキが食べ散らかしたのであろうインスタントラーメンの残骸がそのまま放置されていたのだ。
洗い物をしていない。
ますます彼へのモヤモヤが積み重なってゆくユキ。
彼がとる行動の一部始終が自分勝手で思いやりがないものに思えてしょうがないのです。
そんな折り、
ユキの親しい友人から結婚式の招待状が送られてきた。
{私たちは一体いつになるんだろう?}
また友人に先を越されてしまった切ない気持ちを抑えつつ、
ユキはなにげなくダイキに結婚のことを問いかけてみた。
「私たちはさ…いつ頃になるかな?」
すると…じつに無表情な顔でユキの質問を受け取ったダイキは、
「まぁいろいろと落ち着いたらかな~」
と答えた。
ユキは思った。
一体…彼は何に対して落ち着いたらと言っているのだろうか・・・?
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1話の感想
ついに本シリーズの真打ちが登場したという満足回です♪
今回のクズメン第4弾を手掛けた縛 先生は、
まさにあの『SNSの女シリーズ』になくてはならない存在の漫画家さんです。
サイト主のまるしーの中で、BookLive!と聞けばこの縛 先生と廻 先生のお名前が思い浮かぶほど、
非常に大好きで思い入れのある漫画家さんなんです♪
もちろんこの『クズメンシリーズ』が連載スタートした際もいつかは登場して来られると思っていましたが、
「やっとこの第4弾で参加してくれました♪」
とても待たされた気分でしたが、
その結果…
まさに縛 先生ならではの切り口でまた新たなクズメンが生み出されました!
「期待通りのイライラ度が高いクズメン君でございます。」
やはりこういったテーマの作品には縛先生と廻先生は欠かせない存在ですね。
特に今回のタイトル表紙は、ダイキのどこか人を小ばかにした表情がたまらなくいい感じ♪
「これぞクズメン!」て感じがする優しさのない薄情な男の雰囲気がよく表現されており、
それがまたヒロイン・ユキへの共感度をより高める効果を後押ししております。
今のところ順調にダイキへのストレスはまるしーの中に蓄積されております。
例のごとく物語を読んでいるとムカついてたまらないのですが、
今はとにかくラストに絶対やってくるであろうスカッとした結末に向けて沸々と湧き上がる怒りを貯め込んでおく。
モヤモヤしながらもダイキのやりたい放題をユキと共に受け止めておきましょう。
奴にそれ相応の天罰が与えられるのは最終話です。
それまではたっぷりとクズメンが調子に乗っている姿をうすら笑いを浮かべながら眺めていればいい。
そこがこのシリーズを楽しむ醍醐味ですから(笑)
ただ…
ダイキの行動を見ていてつくづく思うことがあります。
「男ってほんとバカだな~」
「浅はかだな~」
「お子ちゃまだな~」
もちろん中にはちゃんとした大人の男性はいるけれど、
それでも全般的に男の人って・・・
「おバカだな~」
と…思う。
ダイキが言ってることや行動の全てが大人の男性として未熟すぎる。
その場その場でちゃんと彼を教育しないユキが悪いのか?
いや…
ユキはダイキのあまりの無能っぷりに疲れ果てているのだろう。
>>>『ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね』2話の解説と感想はコチラ♪
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『クズメン百鬼夜行』は、
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