「お前は俺の母親かよ!!」
ふてくされてユキに八つ当たりするダイキ。
すると…
これまで抑えてきた不満が一気に爆発したユキが吠えまくる!
「全部お前の自業自得なんだよ!」
家事仕事を十分にやったてた気でいた男は、己の独りよがりな行動をクソミソに貶された挙句、
いともあっさりと捨てられてしまうのです。
著者:縛 / グルナ編集部
『クズメン百鬼夜行:ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね』
3話の解説と感想です♪
第4シリーズの最終章は、やった気オトコのダイキが同棲相手のユキから激しく断罪されます。
これまで自分はかなりイケてるカレシだと信じて疑わなかったダイキ。
しかし…
現実は全く違いました。
ユキから理路整然と言い募られたダイキはあえなくアスファルトにくへたり込んだ。
これまで押しの弱かったユキの爆発は、気持ちいいくらい圧倒的なパワーで、
ダイキのちんけなプライドをずたずたに砕きました。
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もくじ
ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね【クズメン百鬼夜行】ネタバレ3話|私はアンタのお母さんじゃないわ!
ダイキにオトナ男子として目覚めてもらおうとするエイコの提案をうけて、
{これはチャンスかもしれない!}
と…期待に胸を膨らませたユキは、早速そのことをダイキに伝え、
次の週末に二人でエイコの自宅へ遊びに行くこととなりました。
「いらっしゃい♪」
エイコの家族はダイキのサークルの先輩だった夫と、まだ幼い息子がいる3人家族だ。
これぞ”中流家庭”というソコソコの一軒家で暮らすエイコ家族の自宅はとても綺麗に整理整頓されていて、
「ウチより綺麗なんだけど…」
と…その完ぺきな生活っぷりに感嘆の声を上げるユキ。
その言葉を受けてすかさずエイコは、
「旦那のおかげなんだよ~」
と…自分がズボラだからすごく助かっているんだと、
いい夫がいるアピールをしてダイキにジャブを打ち、
ここら辺からダイキの無表情タイムが始まります。
台所ではエイコの夫がお茶の用意をしていて、
もっぱらエイコはユキとダイキをもてなす役割に徹している。
コーヒーすら自分で入れたことのないダイキはその光景を黙って見ています。
やがてお茶の用意ができてリビングに4人が集まると、
話題はもちろん家事や育児の話が通信で、
子育てや家事を分担しながら過ごしているエイコとその旦那の演説がつづく。
「家族は助け合ってやっていかないと…」
と…子供を抱っこしながら夫の家事・育児参加の重要性を強調するエイコの旦那。
するとその時…
今まで黙ってエイコ夫婦の話を聞いていたダイキが口を開いた。
どの口が言ってんだ!?
「いや~わかりますよ!!」
ダイキは満面の笑顔を浮かべながらエイコの旦那の主張に大きく賛同します。
さらにダイキの口からは、
「男は家事や育児への参加をもっと当たり前にするべきだ」
それを分かっていないやつらが多すぎると、
世の中の男性に対する苦言まで飛び出す始末だ。
横で聞いているユキは、
{どの口が言ってんだ!?}
と…実に恥ずかしい様子だ。
さらにダイキの主張を聞いたエイコの夫が、
「ダイキも結構家事やる方なんだ?」
と問いかけると、
「当然っすよ!…なぁ?」
と…隣にいるユキに視線を向けて賛同を求めた。
ユキは「はは…」と力なく愛想笑いを浮かべるしかない。
そんなユキの表情を見てエイコ夫婦は「ダメだこりゃ」のタメ息が漏れる。
なかなかダイキに本日の意図が伝わらない。
しかし…
そんな空気にもめげずダイキは先日あった映画館で子供がぶつかってきた時の話を始め、
世の中の父親がいかに子供の面倒を見ていないかを声高に解説し始めたのです。
しかし…
エイコと旦那二人からその主張を真っ向から否定されたダイキは、
言い返す言葉もなく黙り込んでしまう。
圧倒的にいま子育て真っ最中である二人の意見が理にかなっていたからだ。
その後、エイコの旦那からユキとの結婚をどう考えているのかと問われたダイキは、
何とも言えない表情を浮かべて、
「いや~どうなんですかね~はは…」
と…ヒクついた笑いを浮かべて答えをはぐらかしました。
そんなダイキの態度を見て切なそうに俯くユキ。
私はアンタのお母さんじゃないわ!
結局…
エイコ夫妻によるダイキを目覚めさせる作戦は失敗に終わり、
彼がまだユキと結婚する気がないことも判明しました。
エイコ宅からの帰り道、ふてくされながらユキの前を歩いていたダイキは、
突然クルリとユキに振り返ったと思ったら、
今日のことはお前が俺に恥をかかせるために仕組んだことだろうと言い出したのだ。
「あのね~」
どこまでも自分勝手でお子さまなダイキの言い分にとうとうブチ切れたユキは、
ここから一気にこれまで溜まりに溜まったフラストレーションを爆発させてゆく。
「アンタが恥をかいたのはぜんぶ自業自得でしょうが!」
そうユキが一喝すると、
そこからもうユキがこれまで抱いていたダイキへの不満が一気に放出されて止まらない!
ここまで一度も怒り狂うユキを見たことがないダイキは、驚いて目が点になりながら責められ続けていた。
しかし…
しばらくユキの説教を聞いていたダイキが、
「お前は俺の母親かよ!!」
と…口をはさんだ瞬間。
最後の張りつめていた糸が”プチン”と切れたユキは、
持っていた500mlのペットボトルをダイキの口の中にねじ込み。
「私はアンタのお母さんじゃないわ!」
だから…
「もう面倒なんて見る必要がないわよね」
と…鳥肌が立つような冷たい視線をダイキに向けながら三行半を突き付けた。
この瞬間…やっと自分の立場に気づかされたダイキは・・・
クライマックスはユキの鉄槌がダイキに振り下ろされてジ・エンドの流れに向かいます。
ダイキが自身の傲慢な態度に気づくのがもう少し早ければ、もしかしたら…。
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3話の感想
最後までユキはダイキに気づいて欲しかったんでしょうね。
でも…ダメだった。
エイコの旦那からユキとの結婚について問いかけられた際に見せたダイキのどっちつかずな態度。
あの時点でほぼユキの腹は決まっていたのかもしれません。
映画館で見せたダイキの行動には少し好意的な目で見ていたサイト主のまるしーですが、
ユキとの結婚に関するあの逃げ腰な態度は許せない!
4年間も同棲しているカノジョに対して、男としてあまりにもひどすぎる態度だ。
「やっぱりダイキはりっぱなクズメンでした。」
そうなると最後に見せたユキのキレっぷりは実に気持ちよかったのですが、
まるしー的にはまだまだ物足りないくらいでした。
最後の”母親”というくだりでダイキが何か思い当たるふしがあったようだけど、
あれは改めて自分がしてきたことや言ってきたことの矛盾を理解したということなのだろうか?
いずれにしてもユキの判断は間違っていなかったと思うし、
ギリギリでダイキのようなクズメンに人生を台無しにされなくて済んだ。
本作の一番ラストでダイキが友人に電話で女性を紹介して欲しいと頼んでいるシーンがありますが、
その希望条件で、
「とにかく優しくて面倒見のいい子」
と言ってることに大笑いしました。
「コイツは本当にバカだ!」
自分がユキに何から何まで面倒を見てもらっていたことに対して、
「俺はそんなつもりじゃ~」
という情けない言い訳で自分を正当化しようとする態度。
正直うんざりです。
ただ…
世の中にはこういうおバカで口だけの男は非常に多く生息しています。
ユキにとってすごく大事な4年という時間を無駄にしてしまいましたが、
この被害は決してどこからも保証してもらえません。
これに懲りたら次はもっと早めに自分の意見をハッキリと相手に伝えることですね。
ある意味、ダイキをあそこまでの口だけモンスターに育ててしまったのはユキなのです。
彼女の無駄な”耐え忍び”が彼をとんでもない”やってる気オトコ”にしてしまったわけですから。
男女の恋愛において、そのほとんどケースで加害者はいない。
女を苦しめる男にも責任があり、男に苦しめられて耐える女にも責任がある。
もちろんその逆もしかりだ。
男女の恋愛に法律は適用されません。
「教科書やマニュアルは存在しないのです」
全てのカップルにそれぞれのルールが生まれ、それぞれのドラマが紡がれてゆきます。
正解がない以上不正解もない。
だから…
どれだけダイキのことを責めようとも、無駄にした時間の責任を取るのはユキ自身だ。
ラストシーンでユキがエイコから「今度イイ男紹介するよ」と言われたその返答で、
彼女は”ちゃんと現実が見えてる男”を希望していましたが、
まさに手痛い恋愛を経験して学んだ女性の言葉だったと思う。
ダイキとは大違い。
実に痒いところに手が届くような”クズメン”を描いてくれた縛 先生に拍手だ!
「面白かったです♪」
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