復讐の未亡人【ネタバレ17巻】萌愛の家庭環境がとんでもなかった!

ほわっとした性格がカワイイ凜の親友・萌愛ちゃん。

だが…そんな無垢で純真な笑顔の下にはとんでもない狂気が潜んでいたのです!

そしてその狂気の原因は彼女の家庭環境にあったのです。

なんと…実はあの愛らしい萌愛の祖母は、とんでもない人物だったのだ!

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『復讐の未亡人』

17巻の解説と感想♪

今回のエピソードは、凜の親友・萌愛とその家族にまつわるストーリーがメインです。

日頃から引っ込み思案でどこかほわっとした印象の大人しめな性格の萌愛。

これまで彼女から放たれるオーラに何の毒っ気も感じられませんでしたが、

想像をはるかに超えて萌愛の家庭環境がとんでもないことになっていたのです!

なんせ…萌愛の祖母はある人々から”神様”と呼ばれている非常に危ない人物だったのだ。


16巻の解説と感想はコチラ♪
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復讐の未亡人【ネタバレ17巻】萌愛の家庭環境がとんでもなかった!

62話:神様

物語の冒頭は凛(りん)の養父・勝浦と萌愛(もえ)の母親・萌美(もえみ)が、

荒れ狂う海の断崖絶壁からお互いに持っていたスマホを投げ捨てるというシーンから始まります。

要するに二人は駆け落ちしたのです。

その日から1か月後、萌愛は凛にお金を稼ぐレクチャーを受けていました。

凛はみなしご状態の萌愛にネット転売でお金を稼ぐ方法をいろいろと伝授してゆきます。

だが…萌愛が何を売るにしても法的な制約があるフリマ転売ではなかなか難しく、

なんの資格も資金もない小学生の萌愛は、一からお金を稼ぐ難しさに心が折れかけてしまう。

そこで頼もしき親友・凛は実際にいつも彼女が利用しているリサイクルショップへ行って、

普段自分がフリマアプリでお金を稼いでるやり方を萌愛に実践しながら教えてゆくのです。

なぜ凛がそこまで転売知識とその方法をよく知っているのかというと、

それは…

凛が一人きりになっても生きていけるようにと彼女の師匠である陽史が全て教えてくれていたからだ。

その後、フリマアプリで販売する商品を何点か仕入れた二人は、

萌愛の自宅に行って出品の準備にとりかかります。

そこで初めて萌愛の知られざる家庭環境が明るみになるのです。

なんと…

萌愛の祖母は日本ですごく有名なカルト宗教の教祖だったのです!

それもネットで検索すればすぐにとても危険な宗教として上がってくるようなヤバい宗教でした。

そんなカルト宗教の信者たちから祖母は”神様”と呼ばれている絶対的支配者なのです。

さらに…

萌愛の母親である萌美はもともとはそのカルト宗教の後継者候補でしたが、

神様である祖母からさんざん英才教育を受けた末に教祖を引き継ぐ適性がないと判断されてしまった。

それから母親は精神を病み、今は凛の養父・勝浦と駆け落ちしているという切ない流れだ。

とんでもない萌愛の家庭環境を知って少し驚いた凛でしたが、

彼女も負けず劣らずな壮絶人生を送っているので、平然と萌愛の不幸な生い立ちを受け止めました。

とくに悲しんだり励ましたりもしない。

さらにこのあと二人の会話は、結果的にお互いのママがいなくなってよかったという結論に至る

なんか…とにかく不幸の真っただ中にいるはずの少女たちがなんとも逞(たくま)しい。

63話:学ばない男

お互いのスマホを海に投げ捨てて無理心中を装った勝浦と萌美は、

銀行から1000万円という大金を下ろして逃亡資金を手に入れます。

自身の母親がカルト宗教の教祖である萌美には、かなり贅沢な貯金があるようで、

初めて見る大金を前にして驚きを隠せない勝浦がいました。

これまで母親に洗脳された男性しか周りにいなかった萌美としては、

母親に洗脳されていない勝浦が新鮮で魅力的に映ってしょうがない。

彼に溢れんばかりの愛情を表現する萌美の態度に、さすがの勝浦も、

「こんなオッサンのどこがいいんだよ」と…柄にもなく謙遜(けんそん)した態度を見せる。

だが…

結婚した夫さえカルト宗教の信者の息子だったことを考えれば、

まったく母親の宗教と関りのない勝浦と一緒に過ごすことは、

萌美にとってこれほど心落ち着く相手はいないのです。

そして…

どうしようもないクズ男の勝浦であったが、萌美からみたらそれなりに好ましく思える部分もあったわけで、

だからこそ凛から復讐を受けて絶体絶命の状況にあった勝浦を救った萌美でした。

その後、海岸線に建てられたリゾートホテルの一室で激しく体を重ね合う勝浦と萌美。

「やっちゃん…愛してるわ」

勝浦との濃密な時間を過ごした萌美は勝浦に膝枕しながらそう囁(ささや)きかける。

「ああ…俺も」

そんな萌美のささやきに応える勝浦の視線は、

昼間に銀行から引き出してきた1000万円入りのバックを追っていた。

ああ…こいつは何度過ちを繰り返しても学ばない男だ。

今回もきっと萌美を裏切ってしまうのだろう・・・

64話:俺の運命

夜中にこっそり起きて1000万円入りのバックをゴソゴソと漁っている勝浦。

すると…そんなことはお見通しとばかりに、

「やっちゃん…何してるの?」

と…ベットから彼に声をかけた萌美。

あからさまに体をビクつかせた勝浦はこのあと瞬発的に、

「酒…買ってくる」と答えた。

萌美は何かを悟ったように目をつむりながら、

「ならお水もお願い」

「お金はそこから持っていって」

と勝浦に告げた。

そのわずか数秒後、勝浦はバックごともって部屋からダッシュで立ち去りました。

やはり萌美を裏切ってしまった勝浦でした。

しかし…

裏切られた方の萌美はそのあとまったく取り乱す様子もなく、

少し呆れたように「やっちゃん…」と呟いただけでした。

恐らく彼女も薄々は気づいていたのでしょう。

萌美の元から逃亡した勝浦はその後、1000万円の大金を懐に入れてクラブで豪遊を始めました。

ホステスに札束をチラつかせてまさにやりたい放題の愚行を働いている。

まるでこの世の支配者にでもなったような気分でいた勝浦は、

トイレと間違えて入ったVIPルームにいた客ともめ事を起こします。

しかも…

勝浦が言いがかりをつけにいったそのグループの中には、

なんと…

萌美の母親がいたのです!

そうです。

神様降臨です。

すでに行方不明になった萌美を探して萌美の母親は勝浦と萌美の逃亡先のすぐ近くまで迫っていたのです。

とっくの昔に娘の駆け落ち相手である勝浦のことを調べ上げている萌美の母親は、

実に穏やかな表情で勝浦に語り掛けた。

先ほど、彼が傍若無人な態度をとっている際に、萌美の母を占い師だと勘違いして、

「俺の運命を当ててくれよ」

と…いちびった事を言っていた勝浦は、すでに自分がカゴの中の鳥だったことにやっと気づき、

 

「お望み通りあなたの運命を当ててみましょう」

と…勝浦に対して涼やかな表情で語りかけてくる”神様”を前に恐れおののき、

「ぎゃあああ~」

という断末魔の声を上げた。

 

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17巻の感想

今回はこれまでベールに包まれていた萌愛ちゃんの家庭環境がまるっと明らかになりました。

世間知らずで、のほほんとした性格の萌愛ちゃんに、

まさか凛ちゃんをも凌ぐ壮絶な家庭環境があったなんて・・・!

なんだか蜜の回りはとんでもない人物ばかりが揃っているようです。

当たり前だけど…(笑)

この先、もしかしたら萌愛ちゃんの祖母と蜜が対峙する日もやって来るのだろうか?

そうなると蜜もかなり危険なバトルを強いられることとなりますね。

これまでの相手とは恐ろしさの次元が違いそうです。

ただ…

この『復讐の未亡人』のストーリーは、今や様々な登場人物の背景が奥深く描かれていて、

作品としてはすごく大風呂敷を広げた状態になっています。

本作に登場したキャストたちの物語があちらこちらで同時進行していて、

ちょっとでも目を離すと、今なんの?誰の?話が展開中なのかを見失ってしまうんです(汗)

1巻から何度も読み返しているサイト主のまるしーにはまったく問題ないことだけど、

さらっと1回読んだくらいの人はほとんどストーリーを繋いでいけてないと想像します。

それほど込み入ったストーリーなのだ。

なのに…

ここへ来てまさか萌愛ちゃん一家の濃い~物語が新たに展開されることになるとは(汗)

「どこまですそ野は広がってゆくのか?」

ホントこの作品は主役である蜜の登場割合が非常に少ないです(笑)

かといってそれぞれのキャストが活躍するという群像劇でもないわけで、

「なんかすごく興味深いフォーマットの作品です。」

最初はただ単に美しい未亡人の復讐劇としてスタートした本作なのですが、

まさかここまでヒューマニックに世相をぶった切ってゆくエッジの効いたコミックに進化を遂げるとは!

「その変換具合にビックリです!」

著者の黒沢R先生は最初からこういうストーリー展開を見据えて描いていたのでしょうか?

その辺のところを一度じっくり聞かせて欲しいです。

1巻の頃とは違って最近の内容があまりにも大人向けのものになっていますし、

ベテラン主婦である まるしーに刺さりまくるセリフが毎回山ほど出てくるんです。

「ここまで言っちゃうのか~」

と…ビックリするほど世の中の矛盾や核心を突いた残酷でリアルな言葉が次々に飛び出してくる。

特に、凛ちゃんから発せられる世の中を達観した大人びたセリフには毎回ゾクッとさせられますし、

そんな世の中の不条理を表現するセリフやストーリーには、

「著者の今の世の中に対する強いメッセージをヒシヒシと感じます。」

実にうまく今の混沌と歯がゆい世相を作品の中に反映させて物語に落とし込んでおられます。

時々、こういう本物の作品を読むと、日本のコミック文化に根付いた奥深さを再認識させられますね。

さすがコミック王国の日本だ!

そして…

「まるしーはこの作品が大好きだ。」

 

>>>『復讐の未亡人』18巻の解説と感想はコチラ♪

 

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