ついにアレンの婚約者として舞踏会の招待客たちへお披露目されたベル。
誰もがベルの存在にいぶかし気な表情を浮かべる中、
アレンは平然とベルのことをずっと追い求めていた最愛の女性だと言ってのけた。
そんなアレンの言葉に一瞬、胸をキュンとさせたベルでしたが・・・
『「くじ」から始まる婚約生活~厳正なる抽選の結果、笑わない次期公爵様の婚約者に当選しました~』
2話の解説と感想♪
笑わない時期公爵と底辺男爵令嬢の電撃発表は、お祝いムードだった空気を一変させました。
招待客の誰もがそんな異常事態に微妙な表情を浮かべている中、
なんとか自分に与えられた役割を全うしようと奮闘するベル。
すると…
そんな素朴で愛嬌のあるベルの人柄に触れた招待客たちの感情も少しづつ和らいできて・・・
果たして…ベルは一世一代の大芝居を立派にやり遂げることができたのか?
1話の解説と感想はコチラです♪
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もくじ
「くじ」から始まる婚約生活【ネタバレ2話】そこに愛なんてない!
大歓声の中、アレンに手を引かれたベルはたくさんの招待客がいる会場の中央まで歩いた。
ただ…
最初のうちは大きな拍手で迎えていた招待客たちでしたが、アレンの横にいる女性がロゼッタではなく、
見たこともない女性だと気づいて拍手が止まり、一斉にザワザワとし始めたのです。
当たり前だ。
皆が一斉にいぶかし気な表情で二人のことを見守っている中、
アレンはやっとここで口を開きました。
「私はここにベル・キャロライン男爵令嬢と新たに婚約したことを宣言する!」
なんの気負いもなく落ち着いた立派な婚約宣言だった。
そして…「新たに」という言葉を付け加えたのは、ロゼッタからベルに乗り換えたと言う意味でもある。
誰もがアレンの婚約者はロゼッタと聞いていたので、
そんなアレンの婚約発表に会場の誰もがけむに巻かれたような表情を浮かべていました。
さらにそこからぽっと出の婚約者であるベルに厳しい視線が突き刺さる。
あの娘は誰なんだ?
口々に別に対する疑問の声が…
そんな状況の中、婚約者を引き受けたからにはちゃんと自分の役割を全うしようと気合を入れたベルは、
精一杯のにこやかな表情を作って招待客たちに愛想を振りまきました。
すると…
そんなベルの素朴でキュートな魅力に絆された招待客たちの表情が次々に和んでいったのです。
ただ…中にはあからさまにベルのことを社交界で見たことがないなどとバカにした態度をとる招待客もいた。
そんな客にはアレンが、
「私が一方的に好意を持って追いかけた女性なんですよ」
「なにか問題でも…?」
と…相手の婚約者イジリを真っ向から切り捨てたのです。
その見事なさばきっぷりは、ベルでさえ本当にアレンが自分のことを好きなのかと勘違いさせるほどだった。
恐るべき無表情のアイスマン。
この男のメンタルはかなり強靭のようだ。
こうして、なんとか何事もなく無事に婚約者としての大役をやり遂げたベルは、
その日からルーヴェント家で暮らすこととなりました。
これが公爵家の生活
今までは一般庶民よりも庶民的な暮らしをしていたベルが、
いきなり絢爛豪華な屋敷の住人となり、二人の侍女がつくというとんでもない待遇を受けた。
それはまさに時期公爵夫人としてのもてなしだ。
そんなこれまで一度も体験したことのない超セレブな扱いに動揺しまくるベルでしたが、
ルーヴェント家に仕えている使用人たちは皆ベルに親切で、
彼女はなんの嫌悪感も抱かれず、ベルが劣等感も抱くことなく、
本当のお姫様のごとく豪華絢爛な異次元生活をスタートさせることができたのです。
{これが公爵家の生活なんだ}
今までの何から何まで自分でしなければならない毎日とはまったく別世界でした。
この日の大仕事を終えてフカフカのベットに潜り込んだベルは、心地よい疲れの中でぐっりと眠りにつきました。
彼女は実に幸先のよいスタートをきったのです。
そこに愛なんてない!
ベルの幸せな気持ちとはうって変わって、アレンは婚約発表を終えてもまったくいつもと変わらない様子でした。
というかずっと無表情で無感情のままである。
彼にとって婚約することは仕事の中の一部に過ぎず、
そこに愛なんてない!
幼い頃からずっと仲の悪い両親の諍いを目にして育ってきたアレンは、
結婚というものにこれっぽちも幸せなイメージを持っていなかったのです。
だからベルに対してもなんの興味も示さなかったし、
そもそも他人のことをまったく興味のないアレンは、
自分の使用人たちにも笑顔を見せたことがないほど他人には興味を示さない人間なのです。
そのことは、仕事から帰ってきたアレンを甲斐甲斐しく迎えたベルに言い放った一言で証明された。
「私はルーヴェント家のために結婚しただけだ」
お互いに私利私欲があって婚約しただけの相手なんだから、そこに余計な感情を挟む必要はない。
アレンの実に冷ややかな言い分がベルの胸に突き刺さる!
ベルはこの日、アレンからとても分厚い壁を作られているような気がしました。
ある程度は分かっていた事とはゆえ、さすがにショックは隠せない!
ベルの結婚相手は相当こじらせた時期公爵さまのようである。
だが…
ここから底辺令嬢ベルのアレン攻略作戦が徐々に始まってゆくわけです♪
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2話の感想まとめ
なんと…
いきなりベルの天敵になりそうな侯爵令嬢が登場してきました。
まだ名前は分かりませんが明らかに敵意むき出しでしたね。
もしかしたら逃亡した元婚約者・ロゼッタの友人なのかもしれませんが、
今後は彼女からしつこく攻撃されそうです。
ただ…
いきなり理由もなくアレンの婚約者となったベルにすごく優しいルーヴェント家の使用人たちには少し驚きました。
通常今回のようなケースにおいてはベルが嫌われていて、
まずは使用人たちとうまくやっていくことが最大のミッションとなるはずなんですが、
そこが何の問題もなくクリアされているのであれば、これほど彼女にとって心強いものはないです。
身内に敵がいることほど気が休まらないものはないですもんね(汗)
ベルの侍女になったマリとミレーも一瞬で貴族の令嬢らしくない素朴なベルを気に入ってくれたみたいですし、
二人とも優しそうな侍女でした。
ただ…ベルのために二人もの侍女が用意されるなんて、
「やっぱり公爵家の格はすごい!」
思ってもいなかった好待遇を受けて思わず表情が緩んでしまうベルの心境はよくわかります。
そして…
そんな夢のような待遇に対して変にかしこまることもなく、
素直に驚きや喜びを表現してるベルのリアクションは大正解のようです。
加えて…
屋敷の主人であるアレンが使用人にも決して心を開いていないことが、
よりベルにとってルーヴェント家での居心地を良くする後押しになっていることは間違いない。
怖い監督のもとでは選手たちが一致団結して絆を深めてゆくという構図ですね。
「共通の敵がいれば自然に連帯感が生まれてくる(笑)」
アレンの厄介な人格は婚約者としてならすごく厄介な相手ですが、
ベルがルーヴェント家に馴染むという点においてはすごくありがたい存在です。
あとはゆっくりとその笑わない婚約者を笑顔にしてゆけばいいのです。
案外…彼の攻略はそこまで難しくなさそうですけど(笑)
ベルならすぐにやれそうだ。
それに…
ベルにとって本当の試練はまだまだこれからやって来るわけですから、
とりあえず今はそこまで気負うことなく侍女たちの心を掴んでしっかり味方に付けた上で、
総力戦の形でこれから訪れるであろう困難に立ち向かってゆきましょう~♪
スタートは上々でした。
>>>『「くじ」から始まる婚約生活』』3話の解説と感想はコチラ♪
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