「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【14話ネタバレ】ヤルモのコンプレックス!

ヤルモ・パルニアはずっと絶望の中で生きてきた。

これまで常にユリウスに歪んだ対抗意識を燃やしてきたヤルモの生い立ちがついに明かとなりました。

彼には決して他人には語りたくない辛く悲しい過去があったのです。

それは…同じ過去に傷を持ったユリウスとはまったく次元の異なる消えることのない大きな傷だった・・・

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『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』

14話の解説と感想です♪

なぜ…ヤルモはユリウスを執拗に狙って追い落とそうとしているのか?

「その理由が今回で明らかになります。」

彼が抱えているコンプレックスはユリウス出現と共に生まれて大きくなりました。

地獄を味わった男が必死で努力した先に立ちはだかった越えられない大きな壁。

「それがユリウスだったのです。」


13話の解説と感想はコチラ♪
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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【14話ネタバレ】ヤルモのコンプレックス!

幼少時代のヤルモは最悪な環境の孤児院で生活していました。

彼は現在の父親であるパルニラ伯爵の弟が町娘と駆け落ちして生まれた子供で、

その後、彼の両親は強盗に襲われて他界し、

パルニラ伯爵には女児のセラフィーナしか生まれなかったので、

パルニラ家を世襲させるために血縁関係にあったヤルモが探し出されて孤児院から引き取られたのです。

それからというもの、ヤルモはパルニア伯爵から捨てられないために、

死に物狂いで様々なことを学び、その全てにおいて努力を重ねました。

時が経ち、成長したヤルモはパルニラ家の優秀な長男として、

名門と言われているパブリックスクールへの入学を果たしたのです。

そこで彼はどこまでも越えられない壁としてヤルモの前に立ちふさがる人物と運命的な出会いを果たすのです。

それが同級生のユリウスだ。

ヤルモのコンプレックス

学生時代にヤルモのコンプレックスは常にユリウスでした。

どれだけ彼が努力を重ねても何一つユリウスを超えることができなかったのです。

もちろんヤルモは努力の虫であり、どんな分野に対しても全力で努力して優秀な成績を収めてはいたが、

常に彼の上にはユリウスが存在していました。

何をやっても彼に勝てない。

しまいに彼はこう思います。

{やはり本物には勝てないのか?}

ヤルモは自身の孤児院出身という卑しき素性を呪い、

ユリウスに勝てない原因を生まれの性だと考えるようになってしまう。

卑屈さが生んだ歪んだ思考だ。

そんなある日、ヤルモは図書室で初めてユリウスに声をかけて言葉を交わし合うのですが、

そこで彼は生涯忘れることのできない屈辱的な場面に出くわしてしまいます。

なんと…

これまでお互いに切磋琢磨し合ってあらゆる分野で競ってきたと思っていたユリウスが、

ヤルモの存在をまったく認識していなかったのだ!

悲しいことにヤルモがユリウスに声をかけた際に帰ってきたsセリフが、

「君は誰だっけ?」

という悲しすぎる言葉だったわけです。

この瞬間…ユリウスはこれまで味わったことのない大きな絶望と屈辱にまみれた・・・

惨過ぎる初対面である。

確実にユリウスは変わった

一方…学生時代のヤルモにその自覚なく生涯忘れることのできない屈辱を味合わせたユリウスは、

孤児院のことで一生懸命になって活動するエルサを温かい眼差しで見守っていた。

彼は今やこれまでのような感情のない冷血ロボットではなくなっていました。

仕事が早く終わった時には頻繁に孤児院で働くエルサを迎えに来る溺愛ぶりを発揮していました。

しかも…

エルサの活動を積極的に応援し、自発的に孤児院経営の助言までしているのです。

これは大きな変化です。

エルサと出会ったことで確実にユリウスは変わった。

今…彼にとって一番幸せな瞬間は、エルサが幸せそうに笑っている時だ。

そして…それを堂々とエルサの弟であるハンネスに公言している。

そんな義兄の姿を見てハンネスも実に嬉しそうだ。

着実にユリウスとエルサは本当の意味での夫婦になってきている。

今回は実に対照的なユリウスとヤルモの今が描かれている内容でした。

 

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14話の感想

ヤルモがどうしてユリウスのことを執拗に狙い撃ちしているのかの理由がやっと分かりました。

パルニラ家の繁栄という側面もありますが、大いに彼の私怨”が絡んでいたのです(汗)

ユリウスがどんなに努力しても勝てない相手な上に、

まったく自分が相手にもされてなかったことが何よりも辛かった。

実際のところ、ヤルモのコンプレックスは、孤児院にいたことではなく、ユリウスそのものだったのですね。

ヤルモが初めてユリウスに声をかけた時のあのシーンは、

まさにヤルモにとって生涯忘れることができない屈辱的な場面だったと思う。

もし…サイト主のまるしーも同じような状況に出くわしたらと想像するとゾッとする(汗)

それほどメンタルをズタズタに切り裂かれる切ないシーンでした。

ただ…

「あの後…二人はどんなやり取りをして別れたんだろう?」

凄く気になる。

たとえユリウスに悪気はなかったとはいえ、もうちょっと対応の仕方があったろうに・・・

まぁ~あの頃のユリウスは両親の不仲や父親の女性問題でかなり心を病んでいたわけだから、

彼としても親しくもない同級生に気を遣う心の余裕なんかなかったのかな~

だから…

ユリウスとヤルモは非常にタイミングの悪い初挨拶を交わしてしまったのでしょう(汗)

これはどっちが悪いという問題ではないですね。

でも…

その後…明らかにヤルモは手段を選ばずユリウスを追い落とそうと企んでいるので、

今の段階ではヤルモが完全に悪役ということになりますね。

人間…努力することなく策略や小手先の技だけで相手に勝とうとした時点で人としての成長が止まる。

「まさに今のヤルモがそんな感じだ。」

逆にユリウスはエルサと出会ったことで人としての王道を歩み始めました。

これでまた二人の間に大きな差が生まれてゆきそうです。

ユリウスはより国家の重要人物としての高みに上り、

ヤルモは国家転覆を目論む悪の権化として・・・

ヤルモはこれまで必死に努力してきたことが全部無駄にならなければいいのですが・・・

「彼の性根が腐りきっていないことを祈るしかない。」

あと…

一時は心配されたユリウスとエルサの関係は大いに良好でよかった♪

もう今のユリウスはエルサにメロメロでとにかく幸せそうで見てるこっちもニンマリだ(笑)

 

>>>15話の解説と感想はコチラ♪

 

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