1997年に起きた『東電OL殺人事件』をベースに、
鬼才・坂辺周一さんが書きおろした話題作にして、
衝撃のサイコサスペンス漫画
あおいの過去が明らかになった
『ウラノルマ』の
2巻の解説と感想です♪
昼と夜ではまったく別の
顔を持つヒロインのあおい。
エリートOLにして、売春婦の彼女は、
どうしてそんな人間になってしまったのか?
前回1巻では、
衝撃的な彼女の日常生活が描かれましたが、
今回の2巻では彼女の生い立ちから
どうして、男に抱かれる事でストレスを発散するようになったのか
悲しいあおいの過去が明らかになってゆきます。
あおいと父親の関係、
そして、母親や妹との関係が深く掘り下げて描かれてるので、
2巻を読めば国枝あおいという人間がどうやって作られたのかがよくわかります。
細かい心理描写や行動が丁寧に細かく表現された内容は、
最終巻となる3巻に向かっての布石として、読み応え十分な内容だったと思います。
そこら辺はさすが実力のある作家さんですね~♪
こんなストーリーを見せられたら、最終巻まで買わずにはいられなくなってしまう。
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ウラノルマ2巻のあらすじ
「女なんかに生まれてこなければよかった…」
大企業のに勤める超エリートOLでありながら夜は娼婦の顔を持つ
ヒロインの国枝 あおい(くにえだ あおい)。
その行動の原因となる哀しい青春が赤裸々なかたちで明かされていく・・・
幼少時代のあおいは、父という絶対的存在に認められること!
それが全ての存在意義だった・・・
「父の愛が欲しい!」というその一心で過ごしてきた幼少時代。
しかし・・・
その成長とともにある「欲望」があおいを壊して、
やがて女であることに失望させてゆく……!?
2巻はもうヒロイン・あおいにずっぽり感情移入するくらい深く彼女の過去が語られます~
ウラノルマのネタバレ 2巻!あおいの過去が明らかになった
小学生時代のあおいは
家庭教師の大学生にほのかな想いを抱いて、出す当てもない彼へのラブレターをたくさん書いていました。
しかし、その手紙を見つけた妹のあかねが父親に全て見せてしまったのです。
父に呼び出されたあおいは、
「女からこういうものを描くのは恥じらいにかけて卑しい」
「下品で欲望がむき出しの娼婦と同じだ」
と、小学生ながらあおいはひどく叱られてしまうのです。
この時の父が言った激しいに言葉が、のちのあおいを作るベースとなってしまったのです。
兄のように慕っていた人物への淡い思いを綴った手紙。
そんな可愛らしい少女の想いを、
「卑しくて娼婦のようだ!」
と、父に罵倒されたあおいは、その日、以来 異性へ抱く感情を一切遮断し、
父親が望む優秀な娘になるために、わき目も振らず勉強に精を出すんです。
やがて、その努力が実り、あおいはエスカレーター式の難関中学に首席で合格し、
みごと父の期待にこたえます。
その後も引き続き勉強に励んだあおいは、家族の中で父の愛情を独り占めするくらいに深く愛されます。
「お父様」「お父様・・」
彼女にとって父の愛情が全てだった・・・
時は流れ…
高校生になったあおいはクラスメイトに、冷やかされながらもまだ勉強だけに励む女学生生活を過ごしていました。
友人の一人も作らずに・・・
そんなある日、
彼女は寝室で、父と母が絡み合う動物的な様子を目撃してしまうのです!
衝撃のシーン
衝撃的だった両親の生々しいセックスシーン!
{お父様・・・どうして}
父を神格化していたあおいは、不潔ったらしい両親の行為に嫌悪感を抱き、
それと同時に、今まで感じた事のない性衝動に襲われるんです。
そして・・・
この時あおいは何もわからないまま
無意識で、自慰行為をしてしまうのです。
両親の汚らわしい、そして生々しいセックスを見ながら・・・
{大人なんて・・汚い・・・}
{母親が汚らしい・・・}
偶然にも両親のセックスを目の当たりにしたあおいは、父ではなくなぜか母親に嫌悪感を抱くようになります。
凄まじいまでのファザーコンプレックスがあおいを狂わせる!
この頃から、あおいは母親と距離を置くようになっていった・・・
初恋
大人に成長して、自分の体を持て余すようになったあおいに、ある有名人の息子との初恋が訪れます。
有名建築デザイナーの父を持つあおいと、有名なテニスプレーヤーの息子との恋、
それはお互い有名人の親を持つ者同士で、不自由な立場を慰め合うような恋でした。
父以外で初めて深く接する男性にあおいはのめり込みます。
そのハマりようは異常なほどで、彼が好きな小説のヒロインになりきってまで彼の愛情を独占しようとするあおい。
それはやがて、ドンドンとおかしな行動となり・・・
(このエピソードはすごく怖くて不気味でした。)
結局のところ、あおいが自分で変なキャラ設定をしすぎて、その挙句に彼を怖がらせてしまい、
あっさりと振られちゃうことに…
大学生で孵化(ふか)
苦い失恋をの傷を負ったあおいは、その後また一心不乱に勉強をして、
一流の大学へと進学します。
この大学で、斉藤由利香(さいとうゆりか)という同じ理工学部の親しい友人ができます。
彼女は、あおいにとっては初めての親友と呼べる友達です。
この友人との出会いがきっかけとなって、 野暮ったかった彼女の外見は見る見るうちに垢抜けてゆくことに…。
もともと整った顔立ちをしていたあおいがオシャレをすると、
回りを女子を圧倒するくらい魅力的な女性へと生まれ変わりました。
すると・・・
今までまったく相手にされなかった男子たちから、憧れの存在を見るような目で見られ始めたあおい。
ガリ勉女子大生から、イケテル女子大生へと変貌を遂げたあおい・・・
彼女にとって幸せの絶頂がやってきたのです!
しかし・・・
その後、有頂天になった彼女に手痛いしっぺ返しがやってきます・・・
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2巻の感想
この作品を読んで、
幼少期における親の言動つて、ほんと重要だな~ってつくづく思わされました。
余裕がなくてつい感情的に言った言葉でも、
言われた子供にとっては一生を左右するトラウマとして残る場合があるんですよね。
ましてや頑張り屋さんで、純真無垢だったあおいならなおさらのことだったんだろう。
傲慢で自分勝手な父親のせいで、あおいの人生は狂わされてしまったわけですよね。
出会い系サイトで知り合ったサイコ野郎との悲しすぎる初体験はホントに可哀相だった。
おまけにその事がきっかけで大好きな彼氏にまで振られて・・・
やることなすことが裏目に出てしまうあおい。
彼女はなんでも一生懸命にやってるだけなのに・・・
実際の被害者もこんな生い立ちだったんだろうか・・・?
あくまでフィクションの作品なんで、モデルになった事件の被害者とは全く関係ないのでしょうが、
少なくとも、作家の坂辺先生はこういう人物像を想像したんですよね~。
なんとかあおいには幸せになって欲しいな~
この2巻を読んでかなりあおいちゃんにかなり感情移入しちゃいました。
いよいよ次の3巻で、
最終回になっちゃうけど・・・
なんか結末が分かってるだけに読みたいような知りたくないような・・・
かなりハマってしまってるまるしーでございます――!
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