土星のルール 【ネタバレ全話】ポリアモリーな夫婦の葛藤劇がスゴイ!

妻にはカレシがいて、夫にはカンジョがいる。

世間には、夫婦の数だけその結婚生活においてのルールがある。

もちろんお互い自由に恋人を持つことを許し合った主人公夫婦にも大切な3つのルールがあるのです。

国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

著者:ハナ/麦谷 那世

『土星のルール~あなたが恋をしていても~ 』

大人気の小説がついにコミカライズ化です♪

結婚して4年目の夫婦にはお互いに複数の恋人がいる。

それが個々の人生においての自由と幸せな日常を求めた結果だ。

互いを大切に思いながらも夫婦で決めたルールに沿って配偶者以外の異性と恋愛を楽しむ。

それこそが主人公の夫婦・未散(みちる)と紘央(ひろちか)が選択した結婚生活のありかただった。

もし…あなたなら自分以外の異性と情事を貪(むさぼ)るパートナーを変わらず愛せますか?

「ワケありな多情夫婦の物語が”夫婦”という固定概念をぶち壊します!」

『土星のルール 』の見どころ

日本最大級の電子書籍サイトコミックシーモアから実に楽しみなコミックが先行配信されました♪

『土星のルール』というポリアモリーな女性の結婚生活を描いた作品なんですけれど、

なんと…この作品は小説投稿サイト『エブリスタ』で大ヒットした小説をコミカライズした物語なのです。

もちろんまるしーは原作の愛読者でもあり、読んだ後はしばらく『土星のルール』熱に侵された一人です(笑)

「だからすごく楽しみ♪」

原作小説は実に1000ページ以上に渡る長い物語であり、

一人の男性では満足できない女性による、複数の男性との情事が赤裸々に描かれた内容で、

ポリアモリーな性質を持った人たちを理解できない方には、もしかすると不快に感じる内容かもしれません(汗)

簡単に言うと結婚してる人妻が浮気しまくる話で、それでも妻のことが好きでしょうがない夫は、

妻の罪悪感を軽くするために自分も浮気するという歪んだ夫婦愛を描いた切ないラブ・ヒューマン・ストーリーです。

なので…

もし…原作通りの内容でコミカライズされているのならば、読者を選ぶ作品だと思います。

元々ドロドロ愛憎劇が大好きなまるしーは、面白くて夢中になって読破しましたが、

あまりそういう種類の物語が好きでない人はやめておいたほうがいいかもしれません(汗)

ただ…まるしーが今回のコミック版を読んでみたところ、

かなり内容がオブラートに包まれたものになっていると思いますので、

まずは一度まるしーがこれから解説する内容を読んで頂くのがいいのかもしれません。

「響く人には必ず刺さる面白い作品なんで♪」

さて…

そこで…

『土星のルール』の見どころですが、

ずばり一人の男性では心も体も満たされない主人公・未散(みちる)の壮絶な愛憎ストーリーですね。

数年前からちょこちょこ耳にするようになった”ポリアモリー”というワードですが、

その意味としては、複数の人と恋愛関係を結ぶライフスタイルを指す言葉です。

要するに一人の男や女では満足できない多情愛者のことですね。

主人公の未散は幼馴染で同棲中の紘央(ひろちか)と結婚する少し前に、

自分が一人の男性では満足できない特殊な体質だという事に気づくのですが、

そこから二人の長く険しい夫婦で葛藤の日々が始まるわけです。

ここで多くは語りません。

とりあえずまるしーの内容解説と感想をご一読ください♪

 

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土星のルール 【ネタバレ全話】ポリアモリーな夫婦の葛藤劇がスゴイ!

1話:夫婦が結ばれた経緯

結婚4年目となる主人公の主婦・未散(みちる)と夫の紘央(ひろちか)には、

夫婦で取り決めた特殊なルールがあります。

そのルールが誕生する前に、まずはこの夫婦が結ばれた経緯が描かれてゆきます。

未散と紘央は幼い頃からの幼なじみで、2人が男女の契りを交わしたのは中学3年生の高校受験を控えた冬の頃でした。

この日、下校時に未散が痴漢と遭遇し、そこに出会わせた紘央が未散を励ますのですが、

この時に二人が初めて男女の関係となります。

そんな中学時代の一コマが描かれています。

2話:ポリアモリーな夫婦

大人に成長した二人は無事に結婚して一見して幸せな夫婦生活を送っています。

ただ…二人には普通の夫婦と大きく異なる点が一つあるのです。

それは夫婦のお互いに複数の恋人がいると言う事です。

そうです。

未散と紘央は俗にいう”ポリアモリーな夫婦”だったのです!

この夫婦はお互いに恋人を作ることを自由としている非常に特殊なルールのもとで、

今は良好な夫婦関係を保っているわけです。

3話:3つのルール

自由奔放にそれぞれの恋人と楽しむ日常を過ごす未散と紘央夫婦の間には、

二人が良好な夫婦関係を継続してゆくために取り決めた3つのルールがありました。

  1. 相手を自宅に入れないこと。
  2. 妊娠しない、させないこと。
  3. 我を忘れるほどのめり込みすぎないこと。

このルールのもとで未散と紘央は自由にパートナー以外との恋愛を謳歌していたのです。

だが…そんなある日の事、未散は実家で母親からなにげなく発せられたセリフを耳にして、

自身の妻としての資格に疑問を感じてしまう・・・

4話:感情の熱量

GWウィークにそれぞれの恋人と楽しい日々を過ごす紘央と未散。

紘央は以前彼が首筋にキスマークを付けられてもう一人の恋人と修羅場になった

愛情表現が激しめな”ゆかり”と、たくさんの観光客でごった返す京都に来ていました。

一方…

未散はすでに恒例となった伊豆で深町(ふかまち)という7年越しの恋人との情事を楽しんでいます。

ただ…

一見すると同じように恋人と過ごす紘央と未散でしたが、

二人が恋人に向ける”感情の熱量”は大きく違っているのです(汗)

紘央はあくまでも未散の代役としてゆかりのことを見ているのですが、

未散と深町の関係は、すでに心と体が通じ合った夫婦のごとく絆が出来上がっているのです。

それって・・・

5話:順調だからこそのすれ違い

これまで大きな問題もなくポリアモリーな夫婦の生活を続けてきた未散と紘央でしたが、

ここへ来て、順調だからこそのすれ違い が生じてくるのです(汗)

未散は29歳を目前にして紘央との間に子供が欲しいという感情が芽生え始め、

紘央としてはよりもっと濃密な未散との時間を多く持ちたいと願っていた。

そもそも紘央は結婚当初から未散との標準的な夫婦生活を望んでいたわけだから当たり前の話なのだが、

相変わらず複数の恋人たちと”本気の逢瀬”を重ねている未散が、

少しでも紘央と過ごす夫婦の時間をおろそかにしてしまうと、

普段は必死で抑え込んでいる紘央の未散への不満が態度に出てしまうのです・・・

6話:わだかまり

未散のポリアモリーな体質を受け入れて無理に合わせてきた反動が出てしまった紘央だったが、

学生時代からの親友・翔(しょう)に愚痴を聞いてもらうことでなんとか気持ちを立て直したものの、

やはり根本的な部分ではずっとわだかまりは残っていて、未散との関係はギクシャクしたままでした。

一方、未散は未散で自分が紘央をいら立たせる行動をとってしまったことは分かっているので、

なんとか自分から紘央との関係をもとの良好だった状態に戻そうとするのですが、

なかなか思うように紘央とのコミュニケーションが取れない日々が続きました。

そんな中、未散の”29回目”となる誕生日がやってきて・・・

7話:サプライズ計画

なんとなく紘央とギクシャクしたまま迎えた誕生日の朝、

未散は先に起きて台所でせわしなく作業をしている紘央に笑顔で迎えられる。

「おはよう…未散♪」

そこには昨日までの微妙な態度がウソのようにご機嫌な紘央がいました。

さらになんと…

紘央はずっと未散の誕生日を祝うための”サプライズ計画”を実行するため、

当日までバレないように素っ気ない態度で未散との距離をとっていたことが判明したのです。

それで未散の落ち込んでいた気持ちが一気に幸せモードへ突入です。

しかも…

これでもか!というくらい紘央の未散に対する愛情が伝わるプレゼントが飛び出してきて、

ここ数日二人の間に漂っていた不穏なムードがラブラブな雰囲気に包まれてゆくのです。

8話:あと一年間

未散が30歳を迎える誕生日のタイミングで妊活を始めることが決まり、

ポリアモリーな夫婦生活はあと一年間とすることにした紘央と未散。

その後…今度は紘央が29歳の誕生日を迎え、この日は二人で野外音楽フェスに来ていました。

紘央が二人で楽しみたいと未散にリクエストした”バースデープレゼント”だった。

だがココでちょっとした事件が発生する(汗)

なんと…

フェス会場で未散の恋人の1人、(いたる)と遭遇してしまうのです!

至は婚約者の女性を連れていたのですが、

さすがに未散の恋人を目の前にした紘央の動揺はかなりのものだった(汗)

おかげで楽しかった気分が台無しになってしまい、

微妙な空気が流れる中、二人は宿泊するロッジで夜を過ごすことになるのですが・・・


 

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『土星のルール』の感想まとめ

最初に申し上げますが、本作『土星のルール』は、その原作小説が、

WEB小説投稿サイト『エブリスタ』で実に540万PVを突破し、同サイトで12万スターを獲得した人気作品であり、

「マンガボックス原作賞」最終候補作品としてコミカライズされたマンガだと言う事です。

なので決して下世話な不倫マンガという感覚で描かれた作品ではない事を念頭に置いて読んで頂ければと思います。

特に原作小説では、主人公である”多情愛体質”の未散と、至ってノーマルな夫の紘央が、

特殊なルールを作って、苦しみ、試行錯誤しながら夫婦生活を営んでいる様子が詳細に描かれていて、

さまざまな危機を乗り越えた末に感動的な結末で締めくくられているのです。

最後に特殊な夫婦関係の二人が選択した生き方は、実にシンプルで幸せな家族の構図でした。

途中ハラハラしましたが結果的にはすごくハッピーエンドな結末なのです♪

ただ…

サイト主のまるしーは今、コミカライズ版の3話を読み終えた時点でこの感想を書いているのですが、

若干、ストーリーの進め方や細かい表現が原作小説と異なっている部分がありますので、

もしかするとコミック用に内容を変更した可能性がございますので、

原作小説を読んでこのコミカライズ版を見た方は違和感を感じる方がいるかもしれません(汗)

しかし…

まるしーはまた新たな『土星のルール』を読めている感覚がして、

これはこれで面白いのではないかと期待しながらコミカライズ版を楽しんでいます♪

ところで…

コミカライズ版で初めてこの作品を読まれた方は、タイトルの『土星のルール』の意味がまだ分からないと思います。

ちょっとだけ説明すると、西洋占星術で言う土星の人を指しているワードで、それが主人公・未散ことなのです。

あと、”ルール”の意味は、西洋占星術の星読みで、土星は制限を意味していて、

人生における課題を与える天体だということです。

まとめると主人公の未散が夫婦のルールを作ると言う事ですね。

なので”土星のルール”です。

これはあくまでも個人的な解釈ですが…(汗)

すごく物語の根幹を表わしたタイトル付けなので最初に伝えておきたかったのです。

なんせこのタイトルの意味が分かるのはストーリー後半の重要な場面ですから・・・

このコミカライズ版でそのシーンが出てくるのか分からないので、一応ここで解説しておきました。

「大事なポイントなので♪」

まるしーは原作小説を読んでいるので、この作品が漫画になったらどうなるだろうという期待しかないのですが、

もしかするとただの特殊な不倫マンガみたいな感覚で読者から受け止められるかもしれません(汗)

そうなると原作ファンであるまるしー自身が悲しいので、

時おりこのページで原作小説の意図を伝えていけたらなーと思っています。

とりあえず、サイト主のまるしーは『土星のルール』の原作小説を楽しんで読んだ読者の一人です。

さまざまな意見があると思いますが、これは全てフィクションの物語だと言う事をお忘れなく。

あと…

原作小説を読んだまるしーが、このコミカライズされた登場人物についての印象ですが、

作画を担当されたハナ先生には大きな拍手と共に感謝の言葉を伝えたいくらい、

イメージ的にまったく違和感のない各キャストの絵柄でした。

「素晴らしい♪」

そこで…

本編では未散がいろんなタイプの男性と激しい恋に落ちるのですが、

原作を読んだ限りで言うと、まるしーなら未散の元同僚である(いたる)みたいな男性と熱烈な恋に落ちたいですね♪

「これはごく平凡な日常を生きるベテラン主婦のささやかな不倫願望だ(笑)」

どうぞ笑ってください♪

こんな風にある種のエンターティメントとして素直にこの作品を楽しみましょう♪

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今、紹介した

『土星のルール~あなたが恋をしていても~ は、

テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモア先行配信中コミックでございます♪

コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、

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