『ママ、やめます~余命一年の決断~』
12話の解説と感想です♪
今でも恭子がコンプレックスを抱いている実の母親。
今回は娘のコトミを連れて数年ぶりの里帰りをしたわけですが、
子供の頃から完璧主義の母親から要領の悪さを指摘され続けてきた恭子は、
自分が母親となった今でも自分の母親のことが苦手でした。
だから彼女が余命一年と宣告された際も恭子は自分から母親へ連絡することはありませんでした。
それほど恭子が苦手意識を感じている理由は一体どこにあるのか?
果たして…大病を患った今の恭子が母親と接することで、
これまで彼女が抱いていた母親に対するマイナスな気持ちは解消されるのか?
「例え母親に悪気はなくとも娘にトラウマを植え付けたこと自体が母親失格だ。」
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ママ、やめます【ネタバレ12話】お母さんみたいになりたい!
お母さんみたいになりたい
ふいに出たコトミの言葉でずっと疎遠にしていた実の母親と会う決意を固めた恭子。
これは彼女にとっての大きな一歩である。
恭子の母親は教師をしながらシングルマザーで3人の娘を立派に育て上げたすごい女性で、
それを幼い頃から間近で見てきた恭子にとって憧れの女性像であり母親像でもあった。
いつも”お母さんみたいになりたい”という思いでこれまでの人生を過ごしてきたのだ。
でも…どんなに頑張っても恭子が母親のようになれることはなく、
いつしか恭子の中で実の母親の存在がコンプレックスになっていたのです。
だからこれまで実家の母をずっと避け続けてきたのですが、
今回、コトミから「私はママのママに会ったことがない気がする」という言葉を聞いたことで、
このままではいけないという思いに至り、コトミを連れて数年ぶりに帰省することを決めたのです。
呪いの言葉
母娘の二人旅にご満悦な様子のコトミに対して、恭子は楽しそうな時もあるがふいに不安げな表情を浮かべていました。
今やトラウマにさえなっている実家の母親と会うことでかなりナーバスになっているのです。
そんな母親の様子を見たコトミは恭子の体調が悪くなったのかと心配します。
その後二人が実家に到着すると、母親は教師を定年退職したあとにしている学習塾の授業中でした。
やがて仕事が終わり恭子とコトミのもとへやって来た母親は、
心配そうに恭子の体を気遣って迎えたうえに、
大きくなって初めて会う孫のコトミの来訪を大歓迎で迎えてくれたのです。
一見すると娘にも孫にも愛情いっぱいですごく優しい感じがする恭子の母親だったのですが、
時折り会話の中で母親の口から出てくる「恭子は要領が悪いから」という言葉。
母親は何気なく言っているセリフなのですが、
そのこと言葉こそが恭子にとっての”呪いの言葉”だったわけです。
さらにその後に母親が発した言葉を聞いて、
ついに恭子はこれまで母親にぶつけられなかった苦悩を爆発させてしまうのです。
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12話の感想
恭子が実の母親に抱いているコンプレックスはかなり重症のようです。
母親が何気なく娘に言っていた口癖があそこまで恭子のトラウマになってしまうなんて・・・
母親にそこまでの悪気がなかったと思える分だけこの母娘間の確執は根深いのかもしれない。
子供の頃から仕事も家事も子育ても完璧なワンオペでこなしてきた恭子の母親です。
恭子は幼い頃からそんな母親が誇りであり憧れの存在でした。
そんな母親から例え悪気がなかったとはいえ、ずっと”要領が悪い”という否定的な言葉を投げつけられてきたわけです。
言った側はまったく覚えてさえいないただの会話の一部なのでしょうが、
言われた方はずっしりと胸の奥にまで刻み込まれていたわけです(汗)
そもそも自分が人から否定的な言葉を言われて傷つかない人間はいないだろうし、
ましてやそれを言った人物が自分の一番尊敬してやまない母親なのです。
恭子の中で母親の言葉や態度がトラウマになるのはごく当然のことです。
これは立派過ぎる母親を持った子供にしか分からない苦悩なんだろう。
恭子はずっと偉大だと思っていた母と自分を比べて常に劣等感を持ちながら今まで生きてきたのです。
とにかく母親に娘の心を傷つけてきたという自覚がないことが厄介な案件です。
今回の帰省で恭子の母親に対するコンプレックスやトラウマが解消されればいいのですが、
その最も重要なカギになる存在がコトミですね。
恭子が実家にコトミを連れて里帰りしたことは大正解だったと思う。
恭子がコトミを通じて自分の母親の知らなかった一面を知り、
恭子の母親はコトミという孫を通じて娘の気づかなかった一面や苦悩を知る。
これまで折り合いが悪かった母娘の関係を修復するキーマンとなるのがコトミです。
忖度なしに発せられるコトミの言葉でこの母娘が気づかされる点はたくさんあるでしょう。
恭子はすごく良いタイミングで母親と対峙することができたと思います。
そしてこの問題だけは他人任せにできない自分で解決しなければいけない事柄であり、
恭子の病状のことを考えたら最優先で解決しておかなければ後悔する問題だと思います。
今回の内容を見ている限りでは恭子の心には母親に対する複雑な感情が渦巻いているのがよく分かりました。
この機会にこれまで溜まりに溜まった母親に対する愚痴や不満を全て声に出してぶつければいい。
「きっとあの母親なら受け止めてくれるはずだ。」
その結果…
笑顔で母親とあいさつを交わして実家を後にする恭子の姿を期待しています。
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