著者：上田俊衣
『ニセ真面目女子はすみ～サイコパスは愛を知りたい～』
4話の解説と感想です♪
とうとうハスミの発動させてはいけないスイッチを押してしまったゴリ乃。
どこまでも弱虫で誠実さだけが取り柄の楠本真子を”友達認定”したハスミは、
真子をイジメるゴリ乃に対して牙をむいてゆくのです！
ゴリ乃は社内での権力を笠に着てやり過ぎてしまいました（汗）
明らかに尋常じゃない精神の持ち主であるハスミのことなんて相手にしなければ、
あれほど恐ろしい目に遭わなくて済んだはずなのに・・・
「因果応報」とはまさにゴリ乃のような愚かな者のために作られたような言葉だ。
本当のサイコパスな人間の恐ろしさをこれからじっくりと味わうがいい！
「なんと…真子をイジメまくっていたゴリ乃がラストページ付近でオシッコを漏らしちゃいます♪」
「レベルが違うんだよレベルが！」
3話の解説と感想はコチラです♪
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ニセ真面目女子はすみ【ネタバレ4話】小野ハスミを始末して！
小野ハスミを始末して！
ハスミのもとから楠本真子を奪い去ったゴリ乃たちは、
真子を会社が入っているビルの内装工事中の一室へ連れ込み、
彼女に無理やり遺書を書かせたうえに、
まるで真子が凌辱されているかのように見える動画を撮影しました。
脅しの材料にでも使うつもりだろう。
もはや普段から社内で横行しているようなイジメや嫌がらせのレベルでは収まらない、
残虐非道なゴリ乃たちによる犯罪行為だ（汗）
次々と人としての尊厳を踏みにじられるような暴行と脅迫を受けつづけた真子は、
最後にゴリ乃から、
「小野ハスミを始末して！」と命令され、
そのまま部屋に閉じ込められたまま、ゴリ乃たちは彼女の携帯を奪って帰って行ったのです。
一人残された真子は理不尽すぎる自身の悲惨な境遇を思い、
そのショックと絶望感で何も考えられなくなって、ただただ泣き崩れてしまうのです。
｛私がバカだった…｝
親友
ゴリ乃の取り巻きにハメられた手錠を破壊して真子を探しに向かったハスミは、
会社ビルの地下にある一室で首を吊っている真子の姿を目撃します（汗）
えっ!?
｛楠本さん…死んじゃったの？｝
もちろんサイコパスなハスミは目の前の悍ましい光景に驚いてはいるが、
その感情は恐怖や怯えといった類のものではなく、
胸が”ドキドキ”する何とも言えない高揚感に襲われていたのです。
なのでまったく首を吊っている真子の体に触れようとも下ろそうとはしないわけで、
結局…ロープの結びが弱かったせいもあって勝手に真子の首を絞めていたロープがほどけ、
も少しで命を失っていた真子は無事に息を吹き返したのです。
その後…なぜか彼女はずっと錯乱した状態で何度もハスミ対して謝っている。
なぜ真子が自分に謝っているのかが理解できないハスミ。
泣きじゃくる真子にその理由を尋ねてみたところ。
なんと…
彼女は自分が弱い人間だからハスミに迷惑をかけてしまったという自責の念に駆られ、
自ら命を断とうとしたのです。
なんと愛に溢れた真子の行動だろう。
そんな心美しき弱者の真子に溢れんばかりの友情を感じたハスミは、
真子を守るという新たな生きがいを見いだしたのです。
このあと…
ゴリ乃をやっつけることで”親友”となった真子を守ろうと動き出すハスミがいた。
ここからサイコパスなハスミの真骨頂がお目見えでございます♪
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4話の感想
ゴリ乃の楠本真子に対するイジメがもはや凶悪な犯罪行為になっていることにビックリした事と、
あそこまで残虐非道なことをしながら実際には真子を凌辱させないで、
レイプされているように見えるだけの動画を撮影するという甘さがちょっと笑えてしまいます。
「そこはしないんだ？」って感じ。
真子に遺書まで書かせて犯罪発覚時の保険をかけているのに決定的な行動はとらない。
リアルと言えばリアルなゴリ乃のイジメ犯罪行為です。
さすがにここまで酷いイジメをする人間はなかなかリアルな現実社会では存在しないでしょうが、
時折りTVニュースで報道される残虐なイジメ事件なんて、
まさにこんな感じで被害者が自殺に追い込まれてるんだろうと想像してしまいます（汗）
理不尽なイジメや虐待でメンタルが壊れてしまうと、人の頭は思考能力を停止させてしまって、
自分の心がより楽になる方へと行動を導いてゆく。
その最たる解決方法が”自殺”なのです。
これほど悲しくて虚しい人生の終幕はない（汗）
確かにこの世から自分の魂を消滅させれば喜びも悲しみも全て消えてなくなる。
自分の存在を世の中から消してしまいさえすれば耐えられない苦しみからも逃れることができる。
今回の真子が受けた理不尽すぎるゴリ乃たちからの暴行・脅迫行為の数々は、
まさに彼女をこの世からいなくなりたいと思わせる惨たらしい行為でした。
死の間際まで苦しんでいても、ハスミを傷つけるくらいなら自分が死んだ方がいいとする真子の考えは、
間違ってはいるけれど尊くて優しい心根である。
真子はそんな心が弱くて臆病者だけど正義感にあふれている女性なのだ。
ただ…
悲しいかな「力なき正義は無能」である。
なので真子はどれほど美しく純粋な心を持っていたとしても無価値なモノなのです。
でも…
ハスミという最強サイコパスな人間を味方につけることで、彼女の正義は、
「力ある正義」となって世のため人のためになるわけだ。
今…真子の中にある揺るぎない正義の心がハスミのサイコパスなハートをしっかりと掴んだわけです。
「間に合ってよかった♪」
ここからは中途半端な犯罪者・ゴリ乃がこれまで犯してきた行動の報いを受ける番だ。
ハスミがどんな方法でゴリ乃を地獄へ葬るのかはまだ分かりませんが、
とりあえずゴリ乃を恐怖に震え上がらせたあのピンタッカー（釘打ち機）を使うところがカッコイイ♪
あれってハスミが予め用意しておいた拷問道具なのだろうか？
それとも真子が監禁されていた部屋に置いてあったものだろうか…？
「ちょっと気になる」
次回…
もしかしたら全身に釘を撃ち込まれたゴリ乃の姿が描かれているかもしれません。
言っても釘だからすぐに絶命するわけじゃないところがまたサイコパスである…（汗）
あと…
ゴリ乃をサクッと退治した後のハスミと真子の関係性も気になるところです。
人生で初めて真子という”親友”を手に入れたハスミが、
これから一体どんな友情関係を築いてゆくのか？
純粋で心の根の優しい真子はハスミのサイコパスな人格を受け入れたうえで、
それでもなおハスミとの友人関係をやめないで付き合ってゆくのだろうか？
そもそもまだハスミの個人情報さえよく分かっていない段階なので色々と予測できないことが多いですが、
とりあえず次回はゴリ乃の断末魔の叫びが聞けそうでワクワクしてます♪
スカッとする結末を期待してますよ…ハスミさん♪
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