著者：小菅かつき
『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない 』
これまで何人もの執事や使用人を殺してきたという冷酷無比な王子がいる。
そんな王子がいる宮殿で働かなければいけなくなった女性が主人公の物語。
両親を亡くし、小さい弟と妹と共に叔父夫婦に引き取られたはいいが、
ろくに食べ物も与えてもらえず厄介者扱いされてしまいます（汗）
そこで叔父が考えたのは悪名高き王子の宮殿で長女を働かせることだった。
その後…主人公の女性が宮殿で働けることになると、
初対面でその冷酷王子は女性に聞いてきました。
「お前も俺を殺しに来たのか？」
あれ…
ちょっと様子がおかしいぞ…（汗）
『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない』とは？
今回紹介する『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない』とは？
2023年5月26日に電子書籍ストア『コミックシーモア』発のオリジナルレーベルである『シーモアコミックス』で、
新連載がスタートした王宮異世界ラブストーリーです♪
サイト主のまるしーは、最初に本作の刺激的なタイトルに惹かれて読み始めたのですが、
確かに読めば読むほどすごく刺激的でパンチの効いた内容でございました！
何もかもがバイオレンスと申しましょうか、
ここまで振り切った極端なサスペンス・ラブヒューマンは”病みつき”になります。
内容的には、悪い継母が自分の息子を王位継承させるために、
邪魔な長男の第一王子を殺そうとするよくある王宮内の世継ぎ争いが根底にある王子とメイドの純愛ラブストーリーなのですが、
作品から醸し出される雰囲気が1980年代に一世を風靡した
あの『大映ドラマ』を感じさせるすごくキャラの強い登場人物と極端なシナリオで、
「なんか…すごく切ないんだけど笑ってしまうほど分かりやすいバイオレンス感がいい♪」
こういう激しい展開の人間ドラマはついつい夢中になってしまうまるしーは見事にハマってしまいました！
こうなってはもう理屈ではなく肌感覚でこの作品が好きだ♪
いろんな細かい不条理や設定はそっちのけで、面白いというか読者を夢中にさせるパワーがある作品なのです。
しかも…
よくあるラノベ小説が原作の異世界ラブ・ファンタジーではなく、
著者の小菅かつき 先生によるオリジナルストーリーなので、
その辺もコミカライズ版特有な劣化した感じがまったくない。
「だって…オリジナルストーリーですから！」
これまで異世界モノは好きだから何冊も読んできましたが、
今作のようにオリジナルの異世界ラブストーリー漫画は特に好んで課金してしまうまるしーがいます。
そして…
どうやら今回は見事”当たり”を引いたようです。
めちゃくちゃ極端で激しく理不尽極まりない異世界ラブ・ストーリーですが、
だからこそありきたりではない興奮とワクワクが堪能できます♪
激しいシンデレラストーリーが好きな方はぜひ！
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【ネタバレ全話】悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない｜ヤバすぎる展開に震える！
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| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
↓↓↓ココからは各話の簡単なあらすじと詳しい内容を解説したページへのご案内です♪
1話：悪名高い王子
主人公の若い女性・フェリパは疫病により両親を亡くし、
まだ小さな弟と妹と共に叔父夫婦の家に引き取られました。
だが…
叔父夫婦は二人ともとんでもない冷酷な悪い人間で、
弟と妹を人買いに売り飛ばそうとしたため、
フェリパはそれを阻止するため、過去に何人もの使用人を殺した王子がいるブレリナム宮殿で働くことを決意するのです。
その悪名高い王子の名はエドゥアール。
なんとか運よくエドゥアールのいるブレリナム宮殿で働くことができたフェリパは、
エドゥアールとの初対面でとんでもないことを言われてしまう。
「お前も俺を殺しに来たのか？」
いやいやそれは逆の話でしょうと言い返したいところだが、
なんとか無事にメイドとしての挨拶を終えたフェリパは、
致死率100％のメイドとして働き始めた。
2話：継母王妃・ダリア
なんとなく事情が見えてきた。
なぜ…
エドゥアール王子が雇い入れたメイドや執事たちを次々に排除しているのか？
それは王位継承の跡継ぎ問題に王子自身が巻き込まれていたからだ。
現在の王妃のダリヤは、エドゥアールの継母であり、
彼女には第二王子のライオネルという息子がいて、
自分の息子を次の国王とするために、第一王子であるエドゥアールを殺そうと画策しているのです。
この継母王妃・ダリアがまたとんでもない冷酷な悪女なのです（汗）
これまでダリヤに送り込まれたメイドや執事に命を狙わ続けたエドゥアールは、
もはや誰も信じられなくなっていたのだ。
そんな中、ダリヤはエドゥアールの婚約者候補のイザベラ姫を連れてブレリナム宮殿にやって来て、
執拗にイザベラ姫との結婚話を進めようとするのだが・・・
3話：ダリアの仕業
急なダリヤたちの来訪で、急遽今ある食材でパンケーキと紅茶を出したフェリパでしたが、
当然のことながらダリアとイザベラには不評で、
しかも…
唯一フェリパの菓子を食べてくれたエドゥアールが血を吐いて倒れてしまった。
なんと…仕入れた食材に”毒”が混入していたのです（汗）
もちろんダリアの仕業だ！
皮肉にもフェリパに気を許してしまったエドゥアールが、
そのフェリパの作った料理で毒に侵されてしまったのです！
そこから何日にもわたって高熱で死の淵を彷徨うこととなったエドゥアール。
フェリパは献身的にエドゥアールの看病を続けました。
朦朧とした意識の中で自分を懸命に看病してくれているフェリパを傍に感じていたエドゥアール。
｛メイドが俺を看病してくれているのか…｝
果たして…
エドゥアールの命は無事だったのか…？
4話：処刑台
フェリパの献身的な看病でエドゥアールの命が助かったものの、
ホッとしたのも束の間、フェリパがエドゥアールに毒を盛ったという罪で捉えられてしまうのです（汗）
もちろんそんな無茶苦茶な命令を出したのはダリアだ。
ほどなくしてフェリパは”処刑台”に乗せられてしまいます。
誰もフェリパの言い分なんて聞いてはくれません。
「こんなの間違ってます！」
必死の訴えも空しく今にもフェリパの首が切り落とされそうになったその時、
死の淵から生還したばかりで、まだ十分に動けないエドゥアールがやって来た・・・
5話：嬉しい提案
ギリギリのところでエドゥアールに救われたフェリパは、今や彼から絶大な信頼を得ることになり、
エドゥアールから今もまだ叔父夫婦のもとで暮らしている弟と妹を、
プレリナム宮殿で雇い入れてくれるという嬉しい提案をしてもらったのです。
数日後…喜び勇んで弟と妹を迎えに行ったフェリパでしたが、
すでに叔父夫婦の家に二人は暮らしていなかったのです（汗）
「えっ…!?」
なんと…王妃ダリアが叔父夫婦に大金を渡してフェリパの弟と妹を引き渡していたのだ！
すぐさま王妃のもとへ駆けつけたフェリパですが・・・
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『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない』の感想まとめ
本作は正直言ってありがちな分りやすい王道系のシンデレラ・ストーリーなんだけど、
その展開の速さと極端な演出というか、激しいシナリオに思わず引き込まれてしまうパワーのある作品です。
サイト主のまるしーがこのページの冒頭でも申し上げましたとおり、
かつて世の中に大旋風を巻き起こした『大映ドラマ』を彷彿とさせる極端かつ激しいストーリー♪
古くは山口百恵さんの『赤いシリーズ』から始まり、
『スチューワーデス物語』や『不良少女と呼ばれて』・『ヤヌスの鏡』等など、
1980年代に制作された『大映ドラマシリーズ』は、
少女時代のまるしーが夢中になって見ていた名作ドラマたちです。
全てものすごく理不尽で矛盾したところがたくさんある極端な演出のドラマなんだけど、
なんだろう？
その作品から放出される強烈なパワーなのかメチャメチャ面白かったのです♪
「いわゆる理屈抜きで楽しめるというタイプのドラマです。」
なので、あの頃の大映ドラマは、ほぼ漏れなくすべて見ていました。
そんな作品たちの匂いをプンプン感じたのが、
今回紹介した『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない』というわけです♪
極端に理不尽なストーリーやその設定。
まさに大映ドラマの遺伝子だ。
血も涙みない悪徳王妃・ダリアなんて最高にクールで残忍な悪役キャラです。
さらに…
あれほどあからさまにダリアが第一王子を暗殺しようとしているのに、
父親の国王はなにも気付いていないという異常で不思議な状況。
しかも…
エドゥアールの屋敷には執事のスチュアート一人しかいない異次元な環境に、
いやいやそれはさすがに無理があるでしょうとは思うが、
その設定が逆に面白く思えてしまう不思議。
そして…
あそこまであからさまに継母から命を狙われているにもかかわらず、
エドゥアールはあくまでも防戦一方で、自分からダリアに攻撃を仕掛けない。
ダリアが送り込んできた刺客は問答無用にブチ殺すけれども、
ダリア本人には一切反撃しないその理由はどこにあるのか？
そんな複雑な関係性が実に奇妙で面白くて笑える。
この理屈抜きでハラハラしたりドキドキさせてくれるストーリーが楽しくてしょうがないです。
今後、エドゥアールとダリアの激しい親子対決の中に、ヒロインのフェリパがどう絡んでくるのか？
一体どんな激しいラブストーリーになっていくのか？
今はフェリパしか愛せなくなったエドゥアールの様子を早く見てみたい。
「なのでもちろん今後の購読は決定です♪」
無料試し読み
今、紹介した
『悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで絶賛配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
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