足掻く【2巻ネタバレと感想】いくらくれますか?

自らの手で開いた地獄への扉!

貧困女子大生・みわは一歩づつ引き返すことのできないドロ沼へと足を踏み入れる・・・

足掻く(あがく)

2巻の解説と感想です♪

ギリギリの生活を続けるみわに囁かれた悪魔のささやき!

その方法ならきっと生活が楽になる…

2巻の見どころ

苦学生な表の顔をもつ女子大生のみわには、

中年オヤジ相手に月何度か体を売る裏の顔があった(汗)

東京でたった一人、アルバイトをしながら大学へ通う生活にはとっくに限界が見えていたのだ。

だから…

悲しいまでに残酷な みわの今はこうして始まった。

その全貌が今明らかに…

さて・・・

今回2巻の見どころは、どういう経緯で真面目で無垢なみわが、

薄汚い中年男性に体を売るようになったのかが描かれているところだ。

そこには夢と現実の狭間で苦悩するまだ若い女子大生の見るに堪えない葛藤があったのです!

この2巻のエピソードは読んでいてかなり辛いし心が痛い!

特にサイト主のまるしーが女性という立場でもあるからだろうか、

男性と一度も付き合ったことがないみわがいきなり風俗店でのバイトで見知らぬ男性の体に触れる。

女子大生のみわにはまだちゃんと理解できていないかもしれないけれど、

これほど女性として残酷で悲しい現実はない。

この2巻の30ページで、みわが自分でも気づかないうちに、

両目、両鼻の穴から大量の涙と鼻水がしたたり落ちているシーンを見て、

いつの間にか まるしーの目からもポロポロと涙が流れていました(泣)

やっぱりこんな現実っておかしいよ・・・


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足掻く【2巻ネタバレと感想】いくらくれますか?

この2巻は、主人公のみわが現在の中年男性と愛人契約を結んで、

月何回かのパパ活をするまでに至った経緯が描かれています。

地方の高校で優秀な成績を残していたみわは、大学進学には東京の一流大学を目指いしていましたが、

ちょうどその頃、みわの父親が転職して収入が3分の1にまで減ってしまったのです(汗)

大学への進学は諦めて欲しいという母親を必死で説得して、

親の援助を一切受けないという約束で東京の大学へ通い出したみわでしたが、

彼女が想像していた以上に東京での暮らしは経済的に苦しく、

もはや授業を受けている時間より、アルバイトをしている時間の方が多くなっているのが現実だ。

{眠い…。}

{休みたい!}

連日のバイト出勤で慢性の寝不足が続く中で大学の授業はまるで子守唄のように聞こえてくる始末だった。

そんな時、同じ大学でみわと同じように奨学金を受けながらバイト三昧の日々を送るリョウスケと知り合いました。

同じ境遇の二人はなにかとよく話が合ってすぐに意気投合したのです。

その後二人はイイ感じに♪

ただ・・・

忙しくて大変な生活は何も変わっていなかった(汗)

いくらくれますか?

コンビニでのバイト収入ではいよいよ立ち行かなくなったみわは、

とうとう風俗のマッサージ店でアルバイトを始めました(汗)

男性に体を触られたりする仕事ではないが、そこは風俗マッサージ店なので、

男性に対して軽い性的なサービスを行わなければいけない。

まだ男性と一度も付き合ったことのない純真無垢なみわにとって、

それはとても辛い仕事でしたが、お金のために歯を食いしばって頑張りました。

いくつものアルバイトをこなしながら大学生活を送っているリョウスケの笑顔が眩しい!

少し後ろめたさを感じるみわでした。

ただ・・・

みわが風俗で働き出したとはいえ、いまは週一回の出勤で、月にして収入は約6万円ほどである。

コンビニでのバイト代を合わせてもわずかな貯金ができる程度の収入でした。

そんなる日のこと、みわが担当したマッサージ店のお客さんで、

みわの体を触らせて欲しいという中年男性が現れたのです。

当然店のルールですからと言ってきっぱりと拒否していたみわでしたが、

その客はみわに直接別料金を払うからと食い下がってきたのです(汗)

この提案にみわの心は大いに揺さぶられました!

数秒の沈黙…

そして次の瞬間、彼女は客にこう質問していました。

「いくらくれますか?」

のちにみわはこの時の客と愛人契約を結んで月2~3回の頻度で体を重ねることとなる・・・

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2巻の感想

もう読んでるのが辛くてしょうがない内容でした(苦)

お客さんは合法の性的サービスを受けに来てるだけなんだけど、

みわのような心も体もきれいな女子大生にサービスを受けている客たちがどうしても許せなく思ってしまう。

なんなんだろうな~この状況は・・・?

バカらしいな~!

勉強もしないで親のお金をつかって遊びほうけてる大学生なんて世間には五万といるのに、

将来やりたい仕事があって、そのために1分でも多く勉強したいみわやリョウスケには、

平均的な睡眠時間すらとれない生活が続いている・・・

不条理だな~(汗)

確かにそれが資本主義の世の中なのだろうが、

こと未成年者の教育政策においてはもっと手厚く保証ができないものだろうか?

現状でみわみたいな苦学生は何らかの風俗で働かなければ東京での生活は難しいでしょう(汗)

きちんとした将来の目標があって、そのために通う大学なのであれば、

国や自治体が運営する居住場所で住まわしたり、食費なんかも負担できないものだろうか?

そんな税機ならいくらでも使って欲しいと思っている。

特にコロナ対策によるひと家庭二枚のマスクなんて当然必要ない(汗)

優秀な大学を卒業した学生はきっと将来は高い確率で納税者になってくれるはずだし、

先行投資の意味でもみわみたいな子たちを守ってやれないだろうか?

なんだか今の日本の教育制度では、経済的弱者の家庭に育った少年少女には、

本人にやる気があろうとなかろうと、高度な教育をうけるチャンスは与えないという考え方のような気がする。

辛いな~(汗)

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