著者：おうせめい
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません』
5話の解説と感想です♪
なぜミハエルの兄・ルキウスはアイリスを見た瞬間に転移させたのか？
分かりやすく敵対しているわけではないものの、明らかにこの兄妹にはなんらかの確執がありそうだ。
ミハエルのことを頭越しに「愚弟」と罵り、
一切の事情を聞くこともなくアイリスをミハエルのもとから転移させたルキウス。
この目つきが鋭くて口数の少ないクールな兄の真意はどこにあるのか？
今のところ二人を見た限りでは兄のルキウスが弟を圧倒しているように思えるのだが・・・
「なんか…ミハエルのポンコツっぷりがさらなる不幸をアイリスにもたらしそうだ…（汗）」
4話の解説と感想はコチラです♪
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【ネタバレ5話】悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません｜別邸に一人きり！
別邸に一人きり
兄のルキウスが自身の転移能力を使ってアイリスを排除しようとしたことに危機感を覚えたミハエルは、
このまま城にアイリスを留めておくことはできないと悟り、
ミハエルが個人的に借りている別邸にひとまずアイリスを匿うことにしました。
ルキウスがまたアイリスに同じことをする可能性が非常に高いと考えた苦肉の策だ。
そんなミハエルの考えは正しいのかもしれない。
しかし…
そばにミハエルがいない別邸に一人きりで過ごさなければならないアイリスとしてはかなり不安が大きい。
しかし…
今の状況でミハエルにそこまで甘えるわけにもいかず、
アイリスは迫りくる不安を押し殺してミハエルの言う通りにしました。
別れ際…ミハエルはアイリスに「必ず迎えに来る」と約束する言葉を残して城へ帰ってゆきました。
今は彼の言葉を信じるしかないアイリスである。
私が何も知らないと思うなよ
なんてことだ…！
アイリスにはすぐに別邸に戻ると約束して帰ったミハエルでしたが、
こんな大事な時に限って大量の仕事に忙殺されてしまうのです（汗）
しかも…
城を警備する兵たちの監視する目が厳しくて大っぴらには城を抜け出せない始末だ。
別邸に一人残してきたアイリスの事が心配で仕事がまったく手につかないミハエルがいました。
そんな中、城内で兄・ルキウスとすれ違ったミハエルは、
兄から「私が何も知らないと思うなよ」と…
いかにも自分はアイリスの居所を知っているぞと言わんばかりの言葉を投げつけられたのです。
｛まさか…!?｝
その瞬間…全身に電気が回る感覚に襲われたミハエルは、
その日の夜に馬を駆ってアイリスのいる別邸に向かおうと城を抜け出したのですが・・・
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5話の感想
ダメだ…性格的は穏やかで人としていいヤツなんだろうけど、
ミハエルという男は思ったより頼りなくてポンコツだ（汗）
その反面…
兄のルキウスにはどこか王族としての威厳があって逞しさを感じます。
性格的にはどういう人物なのかはまだよく分からないが、
今のところ完全にミハエルは兄のマンパワーに圧倒されている状態だな。
それに…
ミハエルはなにも後ろめたい理由がないのならちゃんとアイリスのことを兄に紹介して、
自分の側に置くことをハッキリ伝えておくべきでしょう。
だって…
アイリスがルキウスに転移された際にミハエルは兄に対して、
「たとえ兄上であろうと許さない！」
などと…勇ましいセリフをぶつけていたではないですか。
それなのにフタを開けてみれば個人的に借りている別邸にアイリスを匿う小心っぷりだ…（汗）
「メチャメチャお兄ちゃんにビビってるじゃないか！」
アイリスのことが心配でろくに仕事も手につかないくらいなら、
ちゃんとあのクールない兄と向き合え！
ガチの兄弟ケンカでも何でもしてアイリスをこれ以上苦しめるな。
この5話の内容には別邸に一人残されたアイリスのその後は描かれていませんでしたけど、
おおよそ彼女が平穏に過ごせているとは思えない。
どうせ甘ちゃんなミハエルの事だから、とっくに別邸の事なんかもルキウスに知られているのでしょう。
「可愛そうなのがアイリスだ。」
今のところなぜルキウスがアイリスを排除しようとしたのか真意は分からないが、
どうも弟に嫌がらせをしているようには思えないのです。
それにルキウスは口数が少なくてほとんど感情を表に出さないクール王子なので、
これまでも色々と誤解されてきた人物なのかもしれません。
「なのでホントは優しい兄なのかもしれない」
とりあえず今回のエピソードでミハエルがルキウスの言う「愚弟」であることは、
そのグダグダな立ち振る舞いを見ていて感じ取れました。
このまま兄の言う通りの”愚弟”で終わるんじゃないぞミハエル！
ちゃんとアイリスを幸せにしなくちゃダメですよ。
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