悪の華道を行きましょう 第3弾【ネタバレ】隣国の王子がやってきた!

宰相夫婦の間に待望の赤ちゃんが生まれ、

まさにこの悪役夫婦はいま幸せの絶頂を迎えている♪

著者: 真冬日

悪の華道を行きましょう

第3弾:”悪の華道を待ちましょう”の解説と感想です♪

今回は、宰相夫婦が隣国の王子を自国領地に迎えるエピソードです♪

今や小説のモデルにまでなった有名人の宰相夫婦は、どこの国からも注目の的なんです♪

『悪の華道を待ちましょう』の見どころ

今回は『悪の華道を行きましょう』の第3弾となる『悪の華道を待ちましょう』のご紹介です♪

第2弾の『悪の華道を追いましょう』では、宰相の連れ子である一人息子のマルクからの視点で描かれたエピソードでしたが、

今回の『悪の華道を待ちましょう』では、隣国の王子が宰相夫婦の国へ留学にやって来るという内容が描かれています。

今や宰相夫婦にはカワイイ赤ちゃんも生まれ、ますます国も栄え、

なんと・・・

この夫婦をモデルにした恋愛小説まで世に出回っており、

しかもその本が世界的ヒットを叩き出しているというミラクルな展開となっているのです(汗)

他国からはこぞって小説のモデルとなった絶世の美女・セレスティーヌを一目見ようと、

宰相夫婦が暮らす国を訪れる来客が後を絶たない状況です♪

そんな中、隣国のまだ若い王太子も宰相夫婦が統治する国に留学することとなるのですが、

最初はまったくセレスティーヌに興味を示さなかったその王太子が、

実際にセレスティーヌと対面して会話を交わすことで、ドンドンと彼女の魅力にハマってゆくのです・・・

そこで・・・

第3弾の見どころは、かつて悪役令嬢や悪妻などと不評を買っていたセレスティーヌが、

今や母となり、人々から”聖母”のような扱いを受けている神々しい様子です(汗)

悪の華道を歩んできたはずの二人は、いつしかどこかで神の存在の如く扱われるようになっているのは、

最初の頃を知っている読者にとってはすごく感慨深いものがあります。

「一体どこまでこの夫婦の快進撃が続くのか?」

これからもまだまだ宰相夫婦のキモラブっぷりを楽しませてもらいましょう♪

さて・・・

このお話もまた、まだコミカライズされていない原作小説のネタバレとなります。

「いや…私はコミカライズ版がイイ」

という方は、コミカライズ版がリリースされるまでお待ちください。

ちなみに、

コミック版は、コチラで先行配信されております♪

『悪の華道を行きましょう』

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悪の華道を行きましょう 第3弾【ネタバレ】隣国の王子がやってきた!

悪の華道を待ちましょう

今回紹介する『悪の華道を待ちましょう』では、

宰相夫婦が統治している国の隣国から留学にやってきたジェイス王子の視点から物語は描かれます。

なのでこのエピソードの主役はジェイスという事になります。

ある日、ジェイスは世界でも有数の経済大国となった宰相夫婦が統治する国へ留学することとなるのです。

主な目的は国の政策や貴族の統治形態などをつぶさに学ぶためだ。

世界的に大ヒットしている恋愛小説のモデルになった宰相夫婦は、

各国の貴族たちから羨望の眼差しで仰ぎ見られ、常に来賓客が絶えない日々を送っています。

ただ・・・

この時ジェイスは宰相夫婦、とくに妻のセレスティーヌには良いイメージを持っていなかった(汗)

かなりの浪費家で絶世の美人だという彼女にはなんの興味も湧かない。

それよりも立派な国王となるための勉強が大切であり、

できれば四季豊かな隣国の草木などを見て目の保養ができればと思っていたのです。

12歳の妹が小説のモデルとなっているセレスティーヌが暮らす隣国へ留学してゆく兄に興奮冷めやらない状態のようだが、

その日、王太子のジェイスはなにも気負うことなく隣国へと旅立ってゆきました・・・

隣国の王子がやってきた!

宰相夫婦のもとへ隣国の王子がやってきた!

今や時の夫婦となっている宰相とセレスティーヌの間には、

まだ生まれたばかりのリュカというカワイイ男の赤ちゃんがいます。

数年前まではとんでもない悪役令嬢として世間に名前を売っていたセレスティーヌでしたが、

今や彼女のあげまんっぷりや、見る者をウットリとさせてしまう美貌がこれまでの悪評を駆逐し、

世間からは聖母のような存在として各国のセレブたちから崇めたてられているのです。

しかも・・・

”相変わらず夫婦仲が良い♪”

周りにいる者たちが恥ずかしくなるほどデレデレのイチャイチャっぷりだ(汗)

そんな幸せ絶頂な宰相夫婦が催す夜会に出席した隣国の王子・ジェイスは、

その会場で初めて”生セレスティーヌ”を拝むこととなりました・・・

セクシーなドレスに包まれた理想的なプロポーションの彼女は、

その華やかで整った顔立ちのなかにハッとするような微笑を浮かべていました。

遠目からセレスティーヌを見ていたジェイスは、世の中にこれほど美しい女性が存在したのかと、

人目も時間も忘れてセレスティーヌを食い入るように見つめてしまっていたのです。

これが一度目のジェイスとセレスティーヌの出会いであった。

カルチャーショック

隣国の王太子・ジェイスは宰相夫婦が統治する国において、

見たもの全てにカルチャーショックの連続でした。

「世界有数の経済大国とはこうまで違うのか?」

と…驚愕するほど何もかもが自分の国とは違っていた。

そして・・・

ジェイスはあの夜会から数日後、宰相家が治める領地へと赴きました。

宰相の屋敷では、宰相本人と息子のマルクがジェイスを手厚くもてなしてくれたのですが、

密かにジェイスが会う事を期待していたセレスティーヌは不在でした。

少し期待外れな気持ちで彼は、宰相やマルクからたっぷりとお国自慢の話を聞かされました。

愛想笑いが約二時間。

そろそろ顔の表情筋も限界迎えたタイミングでジェイスは宰相の屋敷を後にしたのですが、

この後・・・

ジェイスは思いもかけない偶然で一目会いたかったセレスティーヌと二人っきりの時間を過ごすこととなります・・・

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『悪の華道を待ちましょう』の感想

今回の『悪の華道を待ちましょう』を読んだ印象を一言であらわすなら、

「究極の ほのぼの」

という感じ♪

取り立てて大きなトラブルや愛のドラマがあるわけではなく、

隣国の王子はとても誠実で未熟な王太子であり、まったく毒性はない(笑)

さらに・・・

宰相とセレスティーヌは相変わらずのラブラブっぷりで、

息子のマルクはというと、ますます義母ベッタリのマザコン息子となっている(汗)

さらに・・・

今回のエピソードを特別ほのぼのとしたものにしているのが、

「宰相夫婦の間にできたリョカという男の子の赤ちゃんだ♪」

ついに二人の子供が生まれた。

誰もが蔑みと嘲笑の態度で見守っていた宰相夫婦の結婚式だったのですが、

あの日の新郎新婦がここまでの栄華を極めることになるとは、

まさに誰も想像すらしていなかった事でしょう。

隣国の王子が何を見てもカルチャーショックを受けてしまうほど、

宰相夫婦が治める領地は栄ているし、領民の皆が幸せそうに過ごしている♪

「ホント、読んでいてすごく気持ちがイイエピソードでした。」

しかし・・・

この作品の中で宰相とマルクの親子コンビによるセレスティーヌへの過剰なガードっぷりが目に余る(汗)

この二人は親子そろってセレスティーヌにメロメロなんだ♪

そこに隣国の王子であるジェイスも今回の留学で”セレスティーヌ推し”の王子となったわけです・・・

ジェイスの妹はそんな兄の姿を前にして何という言葉をかけるのだろう・・・?

>>>小説版『最終章』の解説と感想はコチラ♪

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