著者:真宮りんご
『甘やかな地獄 』
私は35歳を迎えるその前日、男の人を買った…!
変わりたいともがく恋愛に縁のない喪女と、
ワケアリな女性風俗セラピストの出会いは、
二人の人生にどのような変化をもたらしてゆくのか…?
これまで全く男性を知らないまま地味で冴えない人生を送って来た主人公の会社員・燈子(とうこ)。
そんな彼女は35歳の誕生日が目前に迫ったこの日、
このまま一人の男性も知らないまま四捨五入してアラフォーになるのは耐えられないと嘆き、
酔った勢いに任せて女性向け風俗の予約を入れた。
{お金さえ払えば今の呪縛から解放される}
不安と恐怖に圧し潰されそうになりながらも踏み出した世界は、
燈子にとってどのような人生の転機となったのか…?
「タイトルの通りまさに『甘やかな地獄』が展開される痛々しく切ないラブ・ヒューマンな物語でございます♪」
『甘やかな地獄 』の立ち読み♪
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『甘やかな地獄』の見どころや感想、ちょっとしたネタバレや試し読み
『甘やかな地獄 』の見どころ
今回紹介する『甘やかな地獄』という少しサスペンサスな印象を受ける女性コミックは、
2023年11月14日より、国内最大級の電子書籍サイト『コミックシーモア』で先行配信がスタートしたばかりの作品です。
著者の真宮りんご先生は、サイト主のまるしーが初めて作品を読ませていただく漫画家さんで、
この新たな出会いに感謝と期待の気持ちを抱きつつ本編を読ませていただきました。
作品の内容を簡単に説明すると、
これまでの人生で男性との色恋ごとに全く縁がなかった30代の女性会社員が、
そんな男っ気のないカラカラの侘しい生活から脱出するためと、
回りから”喪女”とあだ名されいる暗い自分を変えるために、
酔った勢いに任せて女性向け風俗の扉を開くことから始まる大人のヒューマンストーリーです。
ベテラン主婦であるサイト主のまるしー自身、女性用風俗を一度も利用した経験がないだけに、
なかなか刺激的で興味のある内容に早くもハマりつつあります♪
これはまるしーの勝手な想像でしかありませんが、
世の中の男性が風俗を利用するケースとは違って、
女性が風俗を利用するに当たっては、それなりに切実な意味や事情があると思っているまるしーがいます。
夫との”セックスレス”が原因だったり、一定の年齢を迎えて一刻も早くバージンを卒業したいという切実な理由だったり、
主に風俗店を利用する目的が性欲処理が大部分を占めるであろう男性方とは違い、
女性たちが初対面の男性に自分の身体を預ける理由は、
それなりに深刻な理由を抱えているという推測が働くのです。
実際のところまるしーは風俗サービスを利用した経験のある男性の知り合いを山ほど知っていますが、
(ちなみにウチの旦那もしっかりと経験者だ(笑))
女性の友人や知り合いの中に女性用風俗を利用した経験者を誰一人として知りません。
中には経験者だけど恥ずかしくて言えない女性がいるかもしれませんが、
それほどまだ女性が風俗を利用するという行為が一般化されていない証拠だと思うのです。
だからこそ女性向け風俗のことをテーマに描かれた本作にはスゴく興味をそそられるのであり、
まるしーとしてかなり期待をして読み進めている次第なのです♪
そこで…
今回紹介した『甘やかな地獄』の見どころなのですが、
やはり女性向け風俗の未経験者であるまるしーとしては、
実際に”風俗セラピスト”として働く男性スタッフが行う施術内容であったり、
一般的な女性用風俗サービスとはどのようなシステムで営業が行われているのか?
もちろん提供するサービス内容はお店によってそれぞれ違うのでしょうが、
どういった始まりからどのような感じでサービスが始まり、
どういう心理状態の下で女性が風俗にハマって抜け出せなくなってしまうのか?
とにかく何から何まで知らない事ばっかりで全てにおいて興味があり、
それが最大の見どころという事になります!
本作は、主人公の燈子が風俗セラピストの英治にトキメイてしまうところからストーリーが展開されていくみたいですが、
「こういった燈子のようなケースが頻繁に発生するものなのか…?」
色々と興味深いお話が目白押しのヒューマンストーリーなのです!
何もかもがまるしーにとっては知りたくても知る勇気のない世界のお話だったので、
この機会に少しでも女性向け風俗の世界を知れることが嬉しくてしょうがない♪
まるしーと同じく本作に描かれた世界に興味がある方には是非お勧めの一作でございます…!!
『甘やかな地獄 』ちょっとしたネタバレ
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
1話:女性向け風俗
主人公の会社員・下条 燈子(しもじょう とうこ)34歳は、
これまで全く男性とは縁のない”喪女”としての人生を歩んできました。
だが…本人的には女性としての幸せを諦めていたわけではないし、
ずっとそんな自分を変えたいと強く思っていたわけです。
そんな中、燈子がついに四捨五入すれば”アラフォー”になる35歳の誕生日が目前に迫ったこの日、
自宅での晩酌で酔った勢いに任せ広告で目にした”女性向け風俗”のサイトに予約を入れてしまうのです…(汗)
酔いが醒めたあと、燈子はとんでもない事をしてしまったと後悔の嵐でしたが、
お金を支払ったら今のアラフォーバージンとなってしまう恐怖から解放されると考えた燈子は、
それから勇気をふり絞って風俗セラピスト・栄治(えいじ)との待ち合わせ場所へと向かったのです。
すると…極度に緊張した燈子に対して優しく接しながら、
まずはじっくりと燈子のカウンセリングを行っていく英治は、
今回の施術で彼女のして欲しい事やして欲しくないことを細かく確認していったのです。
その道のプロである英治に導かれて徐々に緊張がほぐれてきた燈子はついに・・・
2話:同期の草壁 英治
施術中に自分がバージンであることを打ち明けて最後までの行為に怖気づいた燈子は、
結果的に”初体験”することを自分で拒否してしまいました(汗)
しかし…燈子にそれ以上のサービスを拒否された栄治は嫌な顔一つせず、
次回こそは挽回させて欲しいと燈子にリベンジをお願いすると、
燈子と営業用のLINEを交換してその日のサービスを終えました。
燈子の中には途中でサービスを拒否してしまった英治への罪悪感と、
今度は挽回させて欲しいと言ってくれた優しい彼への感謝の気持ちが芽生えます。
そんなある日の事、ついに35歳の誕生日を迎えた燈子は、
入社当時から密かに想いを寄せている同期の草壁 英治(くさかべ ひではる)から飲みの誘いを受けます。
彼だけは入社当時から一度も燈子の事を”喪女”とは言わない誰からも好かれて信頼できる人物だ。
社内で親しい人物がいない燈子にとって、彼のことだけは”ヒデ”とあだ名で呼べる間柄なのです。
ただ…
悲しいかなそのヒデにはすでに素敵な奥さんがいる。
そして…
もっと切ない事にこの日、ヒデは燈子にとって35回目の誕生日を祝ってくれるために誘ってくれたのでした。
大事な同期の仲間として…。
これはもう燈子からするとすごく嬉しい反面で、すごく切ないこヒデの優しさだった。
3話:初デート
ヒデから誕生日に二人きりの飲み会をご馳走してもらった燈子は、
その帰り道に風俗セラピストの英治からLINEでデートのお誘いを受けます。
これはいわゆる一つの”営業トーク”だと頭では分かってはいても、
これまでの人生で男性と一度もデートをした経験がない燈子にとっては、
たとえビジネス的な要素が全てであっても胸がときめいてしまいます。
すこし悩んだ末に燈子は英治と憧れの”初デート”をする決意を固めました。
しかし…
いざ決断したすぐあとから自分が男性とデートするようなカワイイ服など持っていないことに気づく燈子。
仕方なくいつもの地味な仕事用のスーツを着て英治との待ち合わせ場所に向かった燈子でしたが・・・
4話:英治が抱える闇
今のところ順調に燈子から信頼と恋心のようなものをゲットできつつある英治ですが、
この4話では、そんな英治が抱える闇の一端が垣間見えるエピソードが描かれていました。
英治が所属する女性向け風俗店『ルクシリア』において、
どうも彼はやっかいな問題児としての扱いを受けているのです。
その理由は恐らく過去にサービスを提供した客とのなんらかの”トラブル”が原因のようで、
その際に英治は店から多額の借金を背負うことになったと推測されます。
さて…英治は過去に客とどんなトラブルを起こしたのか…?
そして…ジワジワと英治との甘い時間にハマりつつ燈子の今後は…?
ここへ来てなんだか色々と複雑な人間関係が見えてきました…(汗)
5話:贖罪
今回は英治が風俗セラピストとして過去に犯した罪の全貌が描かれています。
英治は以前に自分の常連客だった倉木 咲良に対して、
”結婚詐欺”のような手口を使って金を貢がせていたのです。
その結果…精神的に追い込まれた咲良は大量の薬を飲んで自殺を図り、
当時一緒に暮らしていた妹の発見が早くて命は取り留めたものの、
その後は精神病院にずっと入院している状態が続いているのです。
その時の妹が、3話で英治から売り上げを徴収していた桃華なのです。
英治は過去に客を自殺未遂させるまでに追い込んだ”贖罪”として、
妹の桃華へ咲良に貢がせた金を返済させられているわけで・・・
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『甘やかな地獄』の感想まとめ
このページの【見どころ】部分でも書きましたが、
サイト主のまるしーは、これまで一度も女性向け風俗店を利用したことがありません。
世代的にもそういったお店が一般的に情報として公開されていなかった時代でもあったし、
当時はインターネットもSNSもメジャーではなかった時代だから、
アンダーグラウンドなごく一部のセレブ女性のために存在していた可能性が高いと思います。
まるしーが女性として現役で仕事をしていた頃には、まったく身近なものではありませんでした。
だから私にとって完全に未知の世界であってスゴく興味をもっています。
正直言うと人生で一度は体験したいと思っている分野なのです。
でも…実際に利用することを想像しただけで怖くて不安で怖気ずいてしまいます(汗)
少なからず女性なら誰しもそんな気持ちになると思う。
だからこそ燈子の切実な気持ちが痛いほどよく分かって、すごく切なかった。
「そして不憫でしょうがなかった!」
なにも女性向け風俗で男性セラピストからサービスを受けることが悪いというわけじゃなくて、
そもそも男性とまともな恋愛経験すらしてこなかった燈子が、
恥を忍ぶような気持で風俗店の性的サービスで初体験を迎えなければならなかった状況に、
どうにも胸がキュッと締め付けられる思いになってしまったのです。
だって…
「そこまで燈子は追い詰められていたんだから…!」
確かに燈子の立場になって想像すれば、35歳で恋愛経験もなくバージンという事実は重荷でしかないだろうし、
回りの人たちと自分を比べて絶望的な気持ちになるのも致し方ないことでしょう…(汗)
それはまるしーも同じ女性として気持ちが分かり過ぎるくらい分かります。
そういった意味ではこの令和の時代になって、簡単にスマホアプリで女性向け風俗の予約を取り、
綺麗な画像で自分の身体に触れるイケメン男性を選べるのだから良い時代である。
なんたって高校2年生でバージンを失ったまるしーの初体験は、今となっては散々な思い出だ!
相手の男子は同級生でお互いに初めてだったから”痛い”という苦しみと、
どうか早く終わってくれという最悪な時間を過ごしたという苦い思い出しか残っていないし、
気持ち良さや相手の愛を感じた瞬間などまったくありませんでした…(汗)
しかも事が終わってから見せた相手側の”賢者タイム”がこれまた最悪な振る舞いで、
初体験の記憶だから今でも鮮明にその居心地の悪さを覚えています。
そんな苦い初体験をするくらいなら、英治のようなイケメンで手慣れたプロのセラピストに、
手厚くお姫様扱いされながら初体験を迎えた方がよっぽどよかったと今なら思える。
どうせ最初は個人差はあれど気持ち良さより痛さの方が大きいわけですから、
できれば肉体的やメンタル的なケアと共に初体験を終えたいという気持ちが勝ってしまいますね。
特に結婚を考えている女性に対して、純潔を求める男性がほとんどいなくなった現代においては、
なるべく遅くならない程度な年代に安全な開通式を終えた方が得策かもしれません。
若い頃にムードに流された勢いだけの初体験で、
避妊せず妊娠してしまったという取り返しのつかない過ちを侵すよりも、
きっちりと対価を支払って安全で安心な痛みの少ない初体験をするほうがその後のリスクは回避できそうだ。
この『甘やかな地獄』を読んで益々そんな気持ちが強くなりました。
かといって暗に女性向け風俗での初体験を勧めているわけではありませんよ…(汗)
あくまでもまるしーの個人的な考えでございます。
自分で選んだ好みの男性からたくさん気を使ってもらえて、
何から何まで確認を取ってもらいながら初体験をリードしてもらえるのですから、
女性側からすると願ったり叶ったりだと思うのです!
本作を手掛けるに当たって著者の真宮りんご 先生は、
実在する女性向け風俗店『Noah』というお店に取材をしたことをSNSで語ってらっしゃいますが、
そのお店のプロフィールには『心と身体の安全地帯』という素敵な言葉や、
『誠実さと謙虚さ』×『性感スキル』が強みのお店というアピール点が発信されていました。
それらを見ると妥協して特にそこまで好きな男性に筆おろしをしてもらうくらいなら、
好みのルックスでプロ男性から優しくサービスしてもらいながら、
安全に初体験をする方がよっぽどいい思い出になる可能性が高いと思ってしまう。
これは高校時代に同級生と散々な初体験で苦い思い出を残したまるしーだからこそ思えることかもしれませんが、
実際にまるしーの女子友や知り合いの女性たちに初体験の思い出を聞いてもろくな話がないのです。
そりゃ~男性の方も相手との年齢が近ければ余裕はないだろうし、
相手の女性がバージンならなおのこと大変な作業になるだろう。
そんな点をいろいろ考えると、男女ともに最初はプロの方に手ほどきを受ける方が、
結果的に大きな失敗や事故がなく大人の階段を登れるのではないかと思ってしまいます。
「何度も言いますが勧めてはいないです。」
ついつい熱くなってくだらない持論をだらだらと書いてしまいましたが、
今回紹介した『甘やかな地獄』は、女性向けの風俗店のスタッフと主人公のアラフォー女性が、
サービスを通じてどうこうなってゆくお話がメインのストーリーです。
最初はあくまでもビジネスとして燈子に接している英治にこの後どんな気持ちの変化が生じてくるのか…?
そしてあくまでも英治は営業で自分に優しく接してくれていると頭では分かっていても、
どうしたって心と身体がときめいてしまう燈子の切ない想いのその後…。
これはもう最後まで二人のドラマを見届けるしかありません!
このまま継続購読の決定でございます♪
無料で試し読み
今、紹介した
『甘やかな地獄』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで先行配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
何と言っても面倒な会員登録しなくても、いろんな漫画が無料で試し読みできちゃうのがありがたいです♪
ひとしきり興味があるコミックを試し読みしたあとに続きが読みたい作品に出合ったら、
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