『美醜の大地』
23話の解説と感想です♪
高嶋津家の屋敷に爆弾を仕掛けたハナ。
結果は見事に成功！
その引き金を引いたのはサチと敏恵だった。
凄まじい炎に包まれてゆく屋敷から逃げ惑う住人たちの中で、
絢子はひとり、狂ったように大声で笑っていたのです（汗）
この感情は怒りなのか？
それとも喜びなのか？
23話の見どころ
ついにハナの復讐劇が頂点に達した！
彼女の怒りと覚悟をみた印象だ。
今回のお話は特に大きな見どころというものはないんですが、
ひとつだけ今後の焦点になってくる１つシーンがありました。
それは、自分の住むりっぱな屋敷が燃え上がっている光景を見ながら、
なぜか喜んでいるように狂笑している絢子の不気味な姿っです（汗）
ここ数話の間で絢子の見せる言動は明らかにおかしくなってきていました。
そのヤンデレ系女子の絢子がずっと執着してきたのはハナだ。
まだまだ二人の間に渦巻いている感情が本当はどういうものなのかはわからない。
ハナにとって絢子は憎き復讐相手なのかもしれないが、
絢子から見たハナはどういう存在なのかはまた別の話だ。
ただ…今回ハナが絢子たちに仕掛けた攻撃は、絢子陣営に計り知れないダメージを与えたことは事実だ。
前回22話の解説と感想はコチラ♪
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美醜の大地【ネタバレ23話】高嶋津家が炎に包まれて…
高嶋家 炎上
高嶋津家の玄関に仕掛けられたダイナマイトは、敏恵が家のドアを開けたことで爆発してしまった。
爆発前そばにいたサチが敏恵を爆弾からとっさに引き離したために直接その衝撃を受けずに済んだ。
しかし…
ダイナマイトに一番近い場所にいた敏恵は、顔面に尋常じゃないくらいの深いキズを負いました。
敏恵を助けたサチも同じだ。
でも…頭から血を流して体のあちこちに火傷を負ったものの命には別状がなかった。
ハナが仕掛けたダイナマイトの爆炎は、玄関から徐々にその火の手を建物全体に広げようと燃え盛ってゆく・・・
別棟に住んでいる高嶋津家の使用人たちが爆発に気づき、消防署へ連絡をしようとするが、
家の電話線はすでにハナたちによって切られた後でした。
建物全体に火が回ってゆく家の中では、負傷した清二郎が、
倒れて意識を失っている絢子を屋敷の外へ助け出そうとしていました。
一方、爆発の衝撃により足を負傷して動けないでいた加也を探しにやって来た森哉。
その後、なんとか屋敷にいた人間は無事に外へ避難することができたと思った時でした。。
燃え盛る炎のなかでサチの狂ったような叫び声が響き渡りました。
「進司～！ 進司～！」
笑い続ける絢子
悲痛な表情で炎の中を走り回るサチ。
どれだけ叫ぼうと息子からの返事が返ってこない（汗）
進司の居場所を知っている森哉がサチと共に部屋へ訪れるが、
すでに炎は屋敷全体を燃えつくそうとしていた。
このままだと二人共焼け死んでしまうと判断した森哉は、
息子の名前を叫んで半狂乱になっているサチを無理やり屋敷の外へ引っ張り出した。
するとその数秒後には屋敷のほぼ全体に火が回りゆっくりと大きな邸宅は朽ち果てていきました
「いやぁ～！！」
「いやよ進司～！！
なんとも言えない瞬間だ。
サチから少し離れた場所で座り込んでいた絢子は、
自分の家が炎に包まれてゆく様を眺めながら狂気の表情を浮かべて笑っていた。
狂ったように笑い続ける絢子の感情がまったく分からない清二郎。
やがて…
いつまでも笑い続けている絢子を清二郎は力いっぱいに抱きしめました。
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23話の感想
ハナが仕掛けたベタベタなダイナマイトの大仕掛け。
もしこれを絢子か清二郎、もしくは加也か森哉が発見していたら爆発することはなかったろうに。
いつも感情の赴くままに行動する敏恵だからこそうまくいったわけだな。
「ハナからすればしてやったりだ！」
あれだけの大爆発を絢子側にお見舞いできたわけですから、まずまずの成果ですよ。
ただ…
屋敷の爆発に成功した者のほとんどと言っていいほど死者は出ませんでした。
結局のところサチの息子が死んだかどうかも不明です。
しかも…大本命であった絢子に至ってはほとんど無傷の状態なんです。
「これはちょっと誤算です」
かなり派手な復讐劇の大花火は上がりましたが、
ハナの重要な目的は未達成に終わってしまったわけです。
「その結果をハナはどう考えているのか？」
しかも…
これまでは自分に非があることを認めてハナに怒りを感じていなかったサチが、
今回の爆破事件の犯人がハナだと知ったら、凄まじい復讐心が芽生えてくるはずです。
これはハナにとって決して望ましいことではありません（汗）
今はサチの息子がどこかで生きている事だけを祈るしかないな。
今後は爆発の影響で顔面に大きな被害を受けた敏恵がハナに反撃してくることは間違いない。
そうなった時に彼女の傍らにサチがいたら敵が二人になってしまうのです。
そこは避けたいですね。
あと…
大本命の絢子です。
「あの人はやっぱりかなり危ない女性です」
今回の一件でそれがよく分かりました。
まぁ～最近メンタル的に弱くなっていたハナが復活の狼煙を上げたと思えば、
今回の高嶋津家爆破の成功はハナがこの復讐劇に対してしっかりと腹を括ったという証明になりましたね。
「もう決して後戻りすることはできない！」
ハナが自分の命を丸ごと捨てにかかってきた捨て身の攻撃だったと思う。
あの時、深見が心配そうにハナの後ろ姿を見送っていたシーンがすごく印象的だったな。
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