美醜の大地【ネタバレ34話】絢子が語る地獄の生い立ち!

美醜の大地

34話の解説と感想です♪

想像した通りに凄まじい生い立ちを生き抜いてきた絢子。

修羅の家に生まれ育った彼女の記憶は、今もなおその傷痕と共に彼女を苦しめ続ける・・・

そして・・・

今考えると絢子が学生時代にハナをイジメぬいた行動や、

ハナのことを美しいと言った言葉の意味が判るような気がする・・・

34話の見どころ

33話では、絢子の祖父の恐るべきモンスターぶりが判明して、

なんとなく絢子のまとっている不幸オーラの正体がわかってきた内容でした。

そこで…

34話の見どころは、

いよいよ謎のベールに包まれていた絢子の母親が彼女の記憶の中で動き出すところです。

そして…絢子の口から次々に語られ始めた母親との驚愕な思い出と、

高嶋津家で平然と行われていた鬼畜な光景は、そのあまりの凄まじさに言葉も出ません!

美しく、利発で素直な少女時代の絢子が見た地獄の光景は、彼女から全ての光と希望を奪ってしまったのです。

やはり、今はほとんど死骸となっている高嶋津家の祖父がネックだったのだ!

あの男が高嶋津家に歪んだ家族構成と、消えない怨念を植え付けさせた・・・


33話の解説と感想はコチラ♪
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美醜の大地【ネタバレ34話】絢子が語る地獄の生い立ち!

絢子が覚えている記憶の中の母親は、いつもきれいな着物を着て、

色とりどりの美しい花に囲まれながら涙を流していました。

母は優しい人だった。

そしてなにより美しくて儚げで弱い人間だった・・・

絢子は時おり遠くを見て泣いている母親にどうして泣くのかと問いかけてみたことがある。

その時、母親は何も言わず優しく微笑んで絢子のことを力いっぱい抱きしめた。

そんな母親だった。

さらに…高嶋津家の中で母は孤独だった。

その一つの原因は、夫・保親(やすちか)が母親と絢子を空気のように扱い、いないものとして振舞っていたからです。

「なぜそんなことをするのか?」

それは、実の父親に妻が凌辱されていたからだ!

そう…

絢子の母親は、高嶋津家に嫁いできたその日に、高嶋津家の総帥である祖父の手籠めにされていたのです(汗)

その後も祖父はたびたび母親のもとへやってきては、息子の妻である女の体を弄んだ・・・

母にも保親にとっても耐えられない屈辱だった!

しかし…

保親は自分の妻が父親から手籠めにされていることを知っても父には何も言えなかった。

彼がしたことといえば、妻を罵倒してその後ずっと妻と娘を無視することでした(汗)

なんて無力な。

そんなある日のこと、絢子は自分の目の前で祖父から凌辱されている母親の姿を目撃する。

その際に、母親を犯しながら嬉しそうに祖父は絢子が自分の子供だと教えたのです。

こうして絢子はなぜ母親がいつも泣いていたのか、父がなぜ自分や母に話しかけてくれないかの理由を悟った。

まさに地獄の光景でした。

自分の幼い娘の目の前で凌辱される姿をさらしてしまった母は、その数時間後、

自らカミソリをその白く細い首に走らせて自殺しました・・・

壮絶な虐待

母親が自殺したあとは継母壮絶な虐待を受けて育つ絢子の日常が描かれています。

母親が自殺してすぐに保親は新しい妻を娶った。

父から母親だと聞かされた女の目は、まるで汚らしいモノでも見るような目で絢子を睨みつけていた(汗)

この翌日から絢子に対して継母の虐待が始まったのです。

そして…

その日を境に絢子は人間の感情というモノを失った。

さらに…

どれだけ酷い暴力にさらされても涙を見せない絢子に対して継母の攻撃はエスカレートする。

やがて継母は絢子が唯一大事にしていた自殺した母親の遺品に目をつけ、

絢子の目の前で火をつけて焼き尽くしてしまったのです(汗)

その瞬間…今まで継母から何をされても表情一つ変えなかった絢子の目に一筋の涙が・・・

 

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34話の感想

絢子の母親がちょっと想像していた母親像とは違いました。

絢子は精神的におかしくなった母親から虐待を受けていたと思っていましたが、

虐待していたのは継母で、実の母親はすごく優しくてキレイな人だったんですね。

しかも…

商売に失敗した家の犠牲になって、人妻で一人息子までいるのに高嶋津家に嫁いでいたなんて・・・

「それだけでもかなり不幸で辛い人生です。」

そこへ来てあの鬼畜モンスターのジジイですよ!

嫁いできたその日に息子の嫁さんを犯すなんて、ありえない地獄絵巻です。

フィクションとはいえこういう女性の悲劇的なストーリーは、

同じ女性としてかなり屈辱的な感情を覚えますね(汗)

「女は慰みモノ…?」

頼りの夫はあれほど求愛してきたのに父親を恐れて無視を決め込む。

「実の父親に抗議すらできない腰抜け!」

絢子の母親が不憫でしょうがない。

ただ…

想像を絶するようなセレブの家庭にはこんな事って珍しくないんだろうな~

なんたって徳川将軍時代の『大奥』なんて女性を子供製造機と捉えていた象徴ですからね。

冷静に考えて見ると、女性なら腹が立って見ていられない物語だけど、

実際に『大奥』を題材にしたドラマや映画はすごく女性からの人気があるんですよね~

女性の悲劇的な運命や、純愛とか、琴線に触れる部分が多いんだろうな~

ちなみにサイト主のまるしー『大奥』関連の作品は大好きなんです♪

あの激しい女の愛憎劇はたまらなく面白いしワクワクします♪

不謹慎かもしれませんが…(汗)

昼ドラの世界だ。

 

>>>『美醜の大地』35話の解説と感想はコチラ♪

 

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