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美醜の大地【ネタバレ59話】柏葉刑事の直感!

長年の経験から培われた刑事の勘!

柏葉刑事の中で市村ハナという存在が怪しいと直感した!

そして…

その推理は性格見るとズレてはいるが、大きな意味では大正解なのです!

「ハナは厄介な相手に目を付けられてしまったわけだ!」

『美醜の大地』

59話の解説と感想です♪

警察関係者の誰もが行きずりの犯行であると判断した敏恵のやらかした殺人事件において、

柏葉刑事だけは納得していなかった。

それはただ単に”刑事の勘”というだけでは説明のつかない過去の経験にもとづいた直感でした。

決して彼の推理が正解ではないものの、小石川菜穂子ではなく、

市村ハナの名前にたどり着いた柏葉刑事の動きに危機感を覚える菊乃でした。

「もうハナに残された時間はあまり多くはない!」


58話の解説と感想はコチラ♪
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美醜の大地【ネタバレ59話】柏葉刑事の直感!

宿泊しているホテルの部屋から出てゆく菊乃の姿を見てほくそ笑む加也。

いま部屋で一人でいるであろうドクター内田を襲うなら絶好のチャンスだ!

興奮を抑えながら息をひそめてドアの近くまで進んでゆく加也。

しかし…その時、加也は部屋の中から内田と鶴田が会話している声が聞こえてくると、

悔しそうに表情を歪めてその場から立ち去ってゆくのです。

危うく加也にその美しい顔をはぎ取られるところだった内田でした(汗)

一方…フロントまでタオルと寝巻をもらいに出た菊乃は、

ホテルの館内放送のラジオで尋ね人の呼びかけしている内容に驚愕する!

なんと…あの柏葉刑事が”市村ハナ”に関する情報提供を呼びかけていたのです(汗)

ま…まさか…!?

菊乃がここまで動揺を見せたのは、柏葉刑事が小石川菜穂子ではなく、

市村ハナという名前にたどり着いて捜索を開始していたからだ・・・

{なぜ…警察がハナを…?}

柏葉刑事の直感!

ラジオの館内放送で菊乃に大きな動揺を与えた柏葉刑事でしたが、

実際のところ彼はハナの捜査に行き詰まっていました。

公共ラジオで市村ハナの情報提供を依頼したのも、ハナに関する情報を自分が何も手に入れてなかったからだ。

しかし…

彼は瀬尾サチを始めとする「三船殉難事件」に関わる女性たちが次々に殺害されている事件において、

市村ハナを重要参考人と考えていたのです。

でも…そう考えていたのは柏葉だけのことで、他の警察関係者は誰もハナに関心など持っていませんでした。

確かに、ハナは敏恵が犯した殺人に一切関与していませんが、

柏葉刑事の直感はある意味で正しいものだったのです。

敏恵が殺人を犯した全ての発端がハナへの復讐のためだから…。

警察の行う捜査から一人だけ離れた立場で柏葉は独自の考えのもと孤独な捜査活動を続けました。

一方その頃、

絢子は過去の忌まわしい幻聴に悩まされ、それを振り払うかのように、

婚約者である清二郎に「私たちの子供が欲しい」と言い出して、

絢子にゾッコンな清二郎を歓喜させていました。

なにも絢子の心情も知らずに・・・

 

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59話の感想

もう加也の動きがサイコ過ぎて恐怖しかない!

完全にサイコキラー敏恵の悪い影響を受けてしまいました(汗)

「なんでドクター内田の体が森哉のモノになると思えるのか?」

人が精神を患うとここまで思考力を失ってしまうものなのですね。

ただ…

そこまで気が狂ってしまうほどに弟を失った加也の心は傷ついていたんだと思うと、

「なんだか加也が可哀想に思えてきました」

最愛の人を失ってしまったんですものね(汗)

こんな時、加也のことを心配してくれる身内や親友がいれば、

あそこまで彼女が精神的に追い詰められてしまうことはなかったはずなんですが・・・

ちょっと見ていて痛々しかったです。

あと…

やっぱり今回の主役は柏葉刑事ですね。

どうやら彼は本庁の捜査からはずれて独自の捜査をしているみたいだけど、

警察組織のような厳しい縦割り社会でそんな勝手な行動が許されるのだろうか?

たかがイチ捜査員なのに。

そこはあまり掘り下げない方がいいのかな(笑)

それにしても柏葉が市村ハナという存在に目を付けたのは非常に有能な証拠ですね。

一連の殺人事件における実際の犯人は敏恵ということはあるけれど、

まったく見当違いな推理でもないのです。

今回ハナは敏恵の巻き込み事故みたいなもので柏葉刑事から目を付けられたようなものだ。

「ハナにとっては非常に迷惑な話です。」

これでまたハナの復讐劇の障害となる人物が一人増えてしまったわけですから(汗)

柏葉という刑事もかなり執念深くて切れ者のようですから、

これからハナにとってはすごく手ごわい相手になってゆきそうだ。

そして…最後に絢子ですよ!

これまでハナをも凌ぎそうな壮絶極まる悲惨な人生を歩んできた彼女ですが、

「やはり完全に心の方は壊れていそうです。」

この先も絢子の精神が正常に戻ることはどうも考えにくいですから、

ある意味でハナに本懐を遂げてもらうことが、絢子にとっての救いとなるような気がします。

そう考えると、ハナと絢子は同じような境遇を生きる表と裏の関係性なのかもしれない。

「何だかやりきれない気分だ。」

とにかく…

この物語にはまだまだいろんなエピソードが待ち受けているのだろう・・・

 

>>>『美醜の大地』60話の解説と感想はコチラ♪

 

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