『美醜の大地』
61話の解説と感想です♪
敏恵の激しい後悔と絶望。
今懐かしむのは女学校時代の楽しかった思い出。
しかし…それはもう二度と戻れない輝いていた過去の私。
そんな絶望の淵に立たされた敏恵がまた罪を重ねる。
彼女がハナのもとにたどり着くまでにいったい何人の犠牲者が出てしまうのだろうか…？
「誰か敏恵を止めてくれ…!!」
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【61話のあらすじ・解説】さらなる敏恵の暴走がまた犠牲者を！
さらなる敏恵の暴走がまた犠牲者を！
浜辺にある納屋で身を隠す敏恵が悪夢にうなされている。
何もかもがキラキラして幸せだった女学生時代には絢子がいてサチがいて百子もいた。
彼女たちが夢の中で敏恵に襲いかかってくる（汗）
恐怖の中で目覚めた敏恵は現実の地獄に嘆き悲しむ。
｛どうして私はあんなに人を殺してしまったのだろう？｝
全てを忘れてしまいたい。
その時です。
1人の女学生が敏恵に声をかけてきた。
彼女は敏恵がいる納屋の所有者の娘だが、敏恵は衝動的にその女学生を殺害し、
またしても顔の皮をはぎ取った。
その後、殺した女学生の家に侵入して家族をも殺害する。
さらなる敏恵の暴走がまた犠牲者を増やしてしまいました（汗）
止まらない敏恵の凶器はハナとの決着がつくまで終わらないだろう・・・
菊乃の誤算
小樽のホテルでは、柏葉刑事の館内放送を聞いた菊乃が深刻な表情を浮かべている。
すでに”市村ハナ”という名前が捜査線上に上がっているのだろうか？
ハナのことが心配でしょうがない菊乃は、まだちゃんと動くことができない鶴田のことを気遣って、
ハナが警察に追われていることを言い出せないでいました（汗）
しかし…菊乃としてはこのままじっとしているわけにもいかず、
鶴田と内田にウソをついて自分一人だけでハナが潜伏している隠れ家へ向かおうとするのです。
しかし…
それが菊乃の誤算だった！
彼女は警察よりも危険な人物がすぐそばにいることに気づいていないのです（汗）
それは…内田のあとを追いかけてき加也の存在です。
ゆっくりと菊乃の背後から近づいてゆく加也の手が・・・
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61話の感想
ま…まさかここで菊乃さんがコースアウトなのか？
とんでもないことが起きてしまいました（汗）
菊乃さんの正義感と優しさが最悪の結果を生み出してしまったのです。
敏恵といい加也といいもはや人の皮を被ったモンスターのやることは狂気じみています。
菊乃さんはハナにとってもっとも信頼できる存在だったので実に残念でならない。
彼女の生死はまだわかりませんが、
いずれにしても鶴田に続いてまた一人の強力な援軍が大きな傷を負ってしまったのです。
もし、ハナが鶴田や菊乃の現状を知ったらどんな反応を見せるでしょう（汗）
自分のために大切な人々が犠牲になってゆく苦しみは、自分が苦しむことよりも辛いだろう。
知らないことが何よりの慰めだ。
ただ…菊乃に危害を加えた加也よりも厄介なのは敏恵かもしれません。
彼女の行動はすでに常軌を逸しており、ハナに復讐することでしか今の暴走は収まらないでしょう。
絢子との最終決着の時が刻一刻と近づいているこの段階で、
早く敏恵との関係にケリをつけておかないと、非常に煩わしいことになることは目に見えています。
もし…絢子との決着を前に敏恵が絢子と手を結ぶことがあればなおさら敵は強力になってしまう（汗）
でも…そんなヤバい現状をハナはまったく知らないのです。
彼女の預かり知らないところでドンドンと状況が悪い方向へ進行している。
すでに敏恵は何人もの無関係な犠牲者を出しているのです。
そして…ハナが生きている限る何の罪もない人々がこれからも理不尽に殺されてゆくのです。
自らが始めた復讐劇とはいえ、通常のメンタルではいられないでしょう。
とにかく今は菊乃が無事であることだけを祈りたい気分です。
「菊乃さん！無事でいて…」
あなたはハナにとってまだまだ必要な人なのです。
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