
前回の第93話では、ダイナマイトの爆発と共に深見と清二郎は帰らぬ人となりました。
二人は、愛した女性のために命を燃やし尽くし、灰となって散ったのです。
木っ端みじんに砕け散った建物の残骸を目の当たりにし、地面に這いつくばって深見の死を悼み、泣き崩れるハナ。
やがて彼女が顔を上げると、視線の先に捉えたのは、何百メートル先の海上にいる宿敵・絢子の姿でした。
その瞬間…大切な人の死に打ちひしがれた女性の顔は鬼の形相へと変わり、ハナはゆっくりと立ち上り小舟を漕いで絢子がいる場所へと向かいました…。
「高嶋津絢子…!絶対に逃がさない…!!」
ここまでが第93話のお話でした。
- ついにハナと絢子が誰の邪魔をされることなく二人きりで対峙する緊迫感!
- ハナを復讐の道から救い出せなかった菊乃の悲しむ姿が見ていて辛い…!
前回93話の解説感想はコチラ

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【94話】のあらすじと感想
手負いのハナと無傷の絢子
爆発の影響をまったく受けなかった海上の施設で静かにハナの到着を待つ絢子。
その姿を視線に捉えながら、ハナは小舟を漕いでゆっくりと近づいていきます。
「ついにこの二人が、本当に本当の最終決着をつける時が来たのか…?」
そんな思いで少し興奮気味にページをめくるサイト主のまるしーでした…。
ここまでの悪戦苦闘で、ハナの顔には流血の跡が滴り、傷だらけの状態なのに対して、一方の絢子は、ずっと清二郎に守られてきたこともあり、傷一つない無傷のままです。
手負いのハナと無傷の絢子の直接対決。
まず最初に勝負のイニシアチブをとるのは果たしてどちらなのか…?
二人の緊迫感あふれる掛け合いに注目です!
菊乃さんの後悔
今回のお話で、まるしーが特に心に残ったのは、菊乃さんのハナに対する肉親のような深い愛情でした。
絢子への憎しみと復讐心だけがハナの生きる支えだったため、その生きがいを失わせることが怖くて、引き留めることができなかったことを悔やむ菊乃さん。
そんな菊乃さんの後悔は、ハナに「過去を捨てて違う自分になったっていいじゃない」と、正面から伝えられなかったことにあります。
瓦礫が浮かぶ海を見つめ、宿敵との決着をつけようとしているハナを案じながら涙を流す菊乃さんの姿は、あまりに痛々しく胸が締めつけられました…。
そして、そんな菊乃さんにそっと声をかけ、その場から離れるよう促すドクター内田の言葉に彼女への愛を感じる…。
絢子の不気味な高笑い
ついに絢子がいる海上施設までたどり着いたハナ。
もう二人の戦いを邪魔する者はいません。ハナこの場所に辿り着くまで、どれだけの歳月を費やしたことでしょう…。
まるで巌流島で対峙した武蔵と小次郎のような決闘の舞台に立つハナと絢子。その場に漂う緊張感が尋常ではありません。
そんな中、響き渡るのは絢子の不気味な高笑いです。
その笑いの中には、ハナを前にした絢子の歓喜にも似た表情が見て取れますが、そこには一体どんな理由があるのでしょうか…?
そして、なぜ彼女はいつもハナのことを「きれい」だと評するのか…?
その謎が、次の第95話でついに明かされることに…。
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