著者:石川桜
『誓った指輪をはずす日は』
1話の解説と感想です♪
大学時代に知り合った圭介と結婚してもう7年。
色々あって今は専業主婦となった有紀は”不妊治療という拷問”を受けている真っ最中だ!
子供が授からなかったことによって引き起る妻へのさまざまな被害。
{なんでこんな事になってしまったのだろう…?}
頻繁にやってくる義母からの子作りプレッシャーに神経は疲れ、
今となっては単語でしか会話を交わさなくなった上から目線の夫。
私はこんな人生を送るために結婚式で永遠の愛を誓ったわけではない(汗)
窮屈で息苦しい日々を過ごすアラサー専業主婦・有希の深刻で憂鬱な悩みは尽きない・・・
「主人公のアラサー専業主婦の日常が、とにかく不憫でたまらないが、なぜか続きが気になってしょうがない!」
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誓った指輪をはずす日は【ネタバレ1話】不妊治療という拷問!
不妊治療という拷問!
主人公の専業主婦・早見 有紀(はやみゆき)32歳の日常をひと言で表現すると”悲惨”という言葉に尽きる!
大学時代に付き合ってそのまま数年後に結婚して7年目になる同い年の夫・圭介(けいすけ)とは、
なかなか子供が授からず”不妊治療”始めた当たりから徐々に夫婦の関係がおかしくなり始めた。
なかなか思うように結果が出ない日々が続く中で、いつしか夫婦の会話もなくなり、
いつ終わるのか先の見えない”不妊治療という拷問”のせいで、
有紀は当時働いてきた会社を辞めざるを得なくなりました(汗)
理由は治療のためによく会社を早退する機会が多くなり、
上司や同僚たちからの嫌み攻撃に晒されてついに”パニック障害”を引き起こしてしまったからだ!
その後…体調を回復させた有紀は、専業主婦として妊娠することだけを目標にして今に至っているわけですが、
未だに妊娠の兆候は表れない。
そんな中、頻繁に訪ねて来る義母の初孫プレッシャーを受けて精神的にも疲れ果てる日々だ。
仕事の忙しさを理由に有紀との真剣な対話を拒み続ける夫。
仕事も辞めて子供もいない無いものだらけな今の自身の現状に大きな不安と恐怖を感じてしまう有紀。
もしこのままモラハラ気味の夫に捨てられたら、私には一体何が残るんだろう…?
窮屈で虚しい毎日を過ごす有紀の切実な悩みは尽きません・・・
十数年ぶりの再会
相変わらず夫の圭介は忙しそうで、しばしば家に帰らず会社に泊まることも多く、
鬱屈とした日々を一人で過ごす有紀がいます。
最近はずっと圭介に対して言いたいことも言えず過度に気を使っている自分が卑屈すぎて嫌になる(汗)
それもこれも自分が一人では生きられない生産性のない人間だという不安からくる怯えのようなもの。
結婚した当初から比べるとかなり夫婦の”パワーバランス”が崩れいて、
かなり夫よりになった今の夫婦関係を対等なものに戻したいと考えた有紀は、
今の不妊治療に支障をきたさない程度に外で働こうと決心したのです。
当然のことながら夫の圭介は有紀が働くことに難色を示しましたが、
家事や治療をちゃんとこなすという条件で、なんとかしぶしぶ圭介から許可を得ました。
そして…いざ仕事探しをスタートさせた有紀でしたが、
アラサー専業主婦に対する“世間からの評価”はかなり厳しく、なかなか希望する会社に勤められません(汗)
万が一のことを考えて正社員の登用も見越した事務仕事を狙って面接に挑みますが、ことごとく跳ね返されてしまうのです。
確かに…すでに妊活中のアラサー主婦を雇ってくれるお人好しな会社など、
よほど人不足でに困っている会社でないと雇ってはもらえないでしょう。
仕事探しを始めた最初の勢いはどこへやらといった感じですっかり意気消沈する有紀。
そんな時です…
有紀は偶然にも中学時代の同級生・望月 英司(もちづき えいじ)とバッタリ遭遇します。
それは実に十数年ぶりの再会でした。
そして…ここからゆっくりとドラマは始まってゆく・・・
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1話の感想まとめ
タイトルの『誓った指輪をはずす日は』というどこか切なくてドラマチックな題名に惹かれて読み始めた本作ですが、
1話から強烈な“負のオーラ”をビンビンに放っている大人のヒューマン・ドラマで、
サイト主のまるしーとしては、思わずアゴを引いてガチ体制で読み始めた(笑)
とにかくひと世代前のお話なのかと思わせるほど主人公の専業主婦・有紀を取り巻く環境が酷い(汗)
「いま令和ですよ!」と思わずツッコミたくなるほどヤバめなシーンがどっさりと出てくるわけだけど、
いくら時代が変わって夫婦の形や周りの社会環境が変わったように見えても、
未だに主人公の有紀みたいな境遇で辛い思いをしている女性はたくさん存在するんだろうな~とは思いました。
結局のところ根本的な部分は何も変わっていないんだろうな~(汗)
この物語は有紀が友人の結婚式に出席した二次会の場面からスタートしますが、
その時の友人同士で交わしていた内容がすでにうんざりする女同士のマウントの取り合いでカオスだった!
恐らくあの場にいた誰もが何らかの問題を抱えて幸せではない人生を送っている。
だからみんなその場に居る一番弱い者をつるし上げて少しばかりのストレスを発散するんだ。
「あ~嫌だ嫌だあの光景(汗)」
まるしーは30代を少し過ぎた辺りから友人や知人の結婚式に参列することを辞めました。
その年代になると、独身派、結婚してる子供がいる派、子供がいない派の勢力構造ができていて、
とにかく自分たちが一番不幸だとぶつけ合いながら、
その実質は幸せアピールのマウントを取り合う不毛なゲームに終始している悲惨な構図が出来上がる。
その者たちに結婚した友人を祝う気持ちなんて毛頭ないのが分かる(汗)
ベテラン主婦といわれる年齢まで生きて最近ようやく分かった事があります。
「夫婦関係さえがうまくいっていたら友人なんていらない!」
というか邪魔になる。
今は心の底からそう感じているまるしーがいます。
友人がいるその人数分だけ煩わしい事や厄介ごとが増える(汗)
そう悟ってから一旦全ての友人付き合いを断捨離したところ、
本当に自分のことを大事に思ってくれている友人だけがまるしーの側にいました。
その親友たちとは年に数回も会話したりしないが、今でもすごく大切な人たちだ。
もし、まるしーに何か起きたら自分ができる範囲で助けてくれるだろう。
「友人なんてそんな存在でいい!」
日頃から群れていなければいけない友人関係なんかただ依存し合っているだけで、
きっとどちらかが負担になっているだけの関係なんだと思う。
そんな考え方で生活していたら驚くほど気が合う新しい知り合いが増えました♪
今でもその人たちとはつかず離れずの関係で負担になるような付き合い方をしていない。
なので…いまのまるしーの人間関係は至って良好だ♪
それもこれも夫のけいぞーさんとの夫婦関係が順調だからだと思う。
至らない所の多いまるしーを許してくれている夫に感謝しかないし、
そのことを今回の『誓った指輪をはずす日は』を読むと改めて痛感させられました。
本作の主人公・有紀には恐らく親友と呼べる心から信頼できる友人はいなくて、
気軽に自分の悩みを相談できる両親との関係性でもないのでしょう。
「最悪の境遇だ!」
働きながら不妊治療をやってパニック障害を引き起こした時点で、
かなり夫婦関係の冷え込み度合いを感じましたが、
あの最悪な夫では子供を授かってからの方が、より有紀にとってイバラの結婚生活になると思うのですが、
その事を冷静な目で指摘してくれるような信頼できる人がいないってことが、
なによりも有紀が不幸な人生を歩んでいる一番の原因なんだと思う。
今の有紀は不幸になるために生きているようなもので、
それを内心で十分に分かっているけど、自分一人ではどうにもできないジレンマに陥っています。
「残念ながら夫の圭介は普通に浮気してます。」
読んでいて吐き気がするようなシーンの連続でしたが、
世の中には実際に有紀のような境遇にいて苦しんでいる女性たちがたくさんいるんだと思う。
性格の悪いまるしーはそんな女性の不幸な物語を読んで、
ちっぽけで悪趣味な優越感に浸るのです。
今の有紀に圧倒的にたらないもの。
それは”ほんの少しの勇気”なんだと思う。
でも…それが中々出せないのが勇気なのです。
中学時代の同級生・望月くんとの再会が有紀にどんな日常の変化をもたらせてくれるのか?
「今後の展開が楽しみだ♪」
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