数年前に世の中を震撼させたあの事件がついにコミックで再現された!
マスコミから ”殺人教師” と名付けられた男の筆舌に耐えがたき10年がここに語られる!
あの衝撃事件がコミカライズ化!
著者:福田ますみ / 田近康平
『でっちあげ』
どこにでもいるような普通の小学校教師が、
ある児童の家庭訪問をした結果、日本全国に知れ渡る悪徳教師に仕立て上げらた!
この世に”正義”というものは存在しないのか?
『でっちあげ』の見どころ
今回紹介する『でっちあげ』という作品は、
2016年に発売された福田ますみさん原作の小説をコミカライズした社会派ヒューマンストーリーです。
その内容は、2003年に福岡で起こった小学校教師による体罰事件を題材にした実話の物語です。
この事件は、全国ではじめて『教師によるいじめ』と認定された体罰事件でもあり、
発覚した当初はマスコミを通じて日本全国で大きな話題となりました。
「そういえば…」
と思いだした方もいるのではないでしょうか?
そうです…あの事件です。
当時は連日のように体罰を働いた教師の事件をTVのワイドショーが特集して放送していました。
ただ・・・
誰もがこの事件は、その教師が懲戒解雇され、
後に民事でも訴えられて、長い間裁判を続けていたことは知らないでしょう。
しかも・・・
マスコミから ”殺人教師” とまで言われていたこの先生が、
まったく児童に体罰を働いていた事実がなかった事も・・・
そうです!
実はこの事件、被害者児童の母親がでっちあげたウソの証言で作られた可能性が極めて高いのです。
実際に原作者である福田ますみさんが膨大な時間を使って調べた事件の取材において、
被害者家族のさまざまなウソ偽りの背景が浮かび上がっているのです。
そう・・・
殺人教師とまで言われた体罰教師の事件は”冤罪”だった。
その信じられない冤罪事件の全てを描いたのがこの作品なのです。
『でっちあげ』の見どころは、凄まじいまでの悪意と、
ほんの些細なきっかけで人はここまで世間に追い詰められるのかという恐怖です。
この作品を読むと、昨今のSNSによる炎上騒ぎに思いが至り、
尚且つ、昔からマスコミによるミスリードはずっと変わらないんだな~と再認識します。
一人の善良なる小学校教師を死に淵まで追い込んだのは、
間違いなく公正な判断を下さなくてはならない学校関係者と警察、そしてマスコミの報道です。
正義とは?
真実とは?
ありもしない事件の被疑者にされて、10年間も人生を奪われた善良な教師への責任は、
一体誰がとるのでしょう?
この作品は日本人すべての人々が読んでおかなければいけない重要な冤罪事件の物語だと思います。
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でっちあげ(漫画)ネタバレ|あの衝撃事件がコミカライズ化!
史上最悪の殺人教師
平成17年10月6日 ある週刊誌の発売とちもに教師による体罰問題が日本全国に広がります。
その雑誌には小学校4年生の男児にイジメを働き、その挙句に自殺まで強要したとして、
一人の男性教諭が『史上最悪の殺人教師』というタイトルで糾弾されている記事が掲載されていたのです。
1巻の前半部分は、地方の小学校教諭・杉谷誠(すぎたにまこと)が、
担任として受け持つ中浜小学校4年3組の男子児童・沢渡秀二(さわたりしゅうじ)という児童を、
学校の中でイジメぬいた末に自殺未遂するまで精神的・肉体的に追い込み、
その結果、秀二の両親から裁判に訴えられるまでの経緯が描かれています。
のちにこれが ”でっちあげ” のウソだったことが判明します。
その始まりは杉谷教諭が秀二の家に家庭訪問をしたことから端を発します。
杉谷に対応した秀二の母親は、開口一番に
「秀二君は血が混じってるんですよね?」
という杉谷の問いかけに不信感を抱くところからスタートし、
その後杉谷は秀二の髪が少し赤みをおびていることに対して差別的な発言を口にする。
母親の曽祖父がアメリカ人であることを聞くと猛烈な勢いでアメリカ批判を展開し、
最後には秀二の体には「穢れた血」が入っているとまで言い放ったのです。
しかも・・・
そんな担任教師と母親が会話している内容をちょうど外から帰ってきた秀二が聞いて深く心に傷を負います。
そして・・・
その家庭訪問の日をきっかけにして、杉谷による秀二へのいじめがスタートしてゆくのです。
学校内で堂々と行われる秀二への言葉の暴力と肉体的暴力は、
日を増すごとにエスカレートしてゆき、精神的にも肉体的にも限界まで追い詰められた秀二は、
ある日、自宅マンションから飛び降り自殺をはかります。
幸いにも一命をとりとめた秀二でしたが、
この一件で沢渡夫妻は息子の問題を公のものとして訴え出ます。
その結果、秀二を自殺未遂するまで追い込んだ教師・杉谷は6か月の懲戒処分を受けることとなりました。
あまりにも軽い処分に納得できない母親。
ただ・・・
この時点ではまだある地方のローカルニュースでしかなかった杉谷先生によるいじめ体罰事件でしたが、
病院から退院した秀二がPTSDを発症し、有名な『週刊春暁』の記者から連絡が入ったことで、
『史上最悪の殺人教師』によるいじめ体罰事件は、一気に全国区のニュースへと駆け上ってゆくのです。
そして・・・
沢渡夫妻が杉谷を相手取って起こした民事裁判のなかで、
裁判長が被告人質問をしたさいに被告である杉谷が、
沢渡夫妻が証言している秀二へのイジメや体罰の証言はすべて
「でっちあげです」
と…信じられない発言したところで前半部分は終了します。
どっちが真実なのか?
前半部分では、秀二の母親からの視点で主に描かれていた杉谷による『いじめ体罰事件』の顛末でしたが、
1巻の後半部分からは、事件の加害者とされている杉谷教諭の視点から描かれてゆきます。
前半と後半では主人公である杉谷誠 教諭の人物像がまったく異なるところにこの事件の異常性を感じさせます(汗)
杉谷目線で描かれた家庭訪問での沢渡秀二の母親との会話は、
冒頭で描かれた会話内容とはまったく違ったものでした。
なぜなら、まず初めに予定されていた家庭訪問の日を間違えた上に、
強引な形で杉谷を家庭訪問させた母親の非常識な行動がありました。
なんと・・・
その日、杉谷が秀二の母親に求められて家に向かったのは平日の20時過ぎという
家庭訪問をするにはかなり異常な時間帯でした。
しかも・・・
家庭訪問中は息子の秀二に関することは一切聞かず、自分自身のことばかりを話す秀二の母親(汗)
この時点で秀二の母親は少し厄介な人間性であることが明らかに分かります。
そんな母親の虚栄心が前面に出た会話の内容にうんざりしながらもなんとか冷静に対応する杉谷。
ただ・・・
この時の沢渡家での滞在時間はすでに1時間を超えていました。
しかも・・・
その会話の中に前半部分で描かれていた杉谷による差別的発言などは一切なく、
母親が自ら自分の祖父がアメリカ人で現在はアメリカに住んでいるということを言っているのです。
杉谷はその母親の話を受けて、
「アメリカ人の方と血が混じっているから秀二君はハーフのような顔立ちなんでしょうね」
と…秀二のことは目鼻立ちがハッキリして凛々しい顔つきだと好意的に語っていたのです。
ここまで見ても前半部分とは全く違う二人の会話が描かれております。
どっちが真実なのか?
しかも・・・
この後もまだまだ杉谷はこの秀二の母親から解放してもらえません(汗)
そして・・・
まだまだ杉谷を相手にご機嫌でとりとめもない話を続ける秀二の母親のアップで1巻は幕引きとなります。
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『でっちあげ』の感想
「この物語が真実ならばちょっと怖すぎます(汗)」
十数年前にワイドショーで報道されていた『殺人教師』の真実の姿は、
われわれ視聴者が想像した史上最悪の殺人教師像とはかけ離れた人物ではないか?
なんと・・・
児童を自殺未遂にまで追い詰めた教師は、家族思いでごく常識的な感覚を持つ苦労人の先生ではないですか!
そんな善良な小学校の先生が、一組のモンスターペアレンツのせいで、
自殺を考えるまで精神的にも肉体的にも追い込まれてしまったのです(汗)
それも・・・
本来なら公正な立場で事件を検証しなけれない学校関係者や警察、そしてマスコミによって・・・
今回の事件は、特に秀二の母親の証言だけを鵜呑みにして報道したマスコミのミスリードがかなり凶悪だと思う。
もちろんモンスターペアレンツの圧力に負けて杉谷先生の言い分を一切聞かなかった校長や学校関係者も最悪だ!
最初から答えありきでこの問題を捜査した警察も・・・
この作品の中には本来もっとも ”正義” を貫かなければいけない種類の人たちが、
「ことごとく悪魔の方に加担している(汗)」
見ていられないくらい!
これは客観的に見て非常に恐ろしい状況であるが、
こういう現象って昨今のSNS炎上騒ぎと非常によく似ていますよね。
真偽の不確かな情報を鵜呑みにして、ある個人を徹底的にSNS上で叩いた後に、
まったくそれとは異なる真実が証拠が立証されたりだとか…(汗)
現在はインターネットの普及により、TVから流れてくる情報がかなり偏ったものだという事が、
ある程度の共通認識として若者を中心に共有されるようになりましたが、
年配者のようないわゆる”情報弱者”と呼ばれる世代の人たちによって、
まだまだ新聞やTVはかなり多くの意思をつかさどる情報源として利用されています。
かといって、ネットに上がっている情報も千差万別であり、デマ情報もたくさん溢れているわけで、
これからの時代を生きる私たちは、より多くの媒体から様々な情報を得て、
その中から真実の情報はどこにあるのかを探し出すスキルが必要とされます。
「決して無罪の人や団体を糾弾するようなことがないように!」
さて・・・
今回紹介した『でっちあげ』の1巻は、まだまだ事件の始まりにもなっていませんでしたが、
これから本作の主人公・杉谷先生がドンドンとあの沢渡夫妻に追い詰められてゆきます。
次の2巻は心が締め付けられるほど辛いページが続くでしょうが、
不幸にも起こってしまったこの『冤罪事件』の顛末をしっかりラストまで見とどけたいと思います。
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