「だから珠子はダメなんだよ!」
いつも考え方がネガティブなんだと友人の希花は私に言ってくるんだけど・・・
『フォーチュン・エフェクト』
12話の解説と感想です♪
カレシに浮気をされてあっさり別れることになったヒロインに対して、
彼女の友人はもっとポジティブに明るく頑張れと言うけれど、
どうもそういう生き方に窮屈を感じるヒロインは・・・
12話の見どころ
今回の相談者は、友人からポジティブシンキングの押し売りを受けて困っている25歳のOLさんです。
その発端というのもヒロインの岸辺 珠子(きしべ たまこ)25歳が、
付き合ってきた彼氏に浮気をされた挙句にあっさり別れてしまい、
それを友人の笹前 希花(ささまえ きっか)25歳に話したことがきっかけでした。
希花は珠子にとって大切な友人ではあるのですが、
少々相手の気持ちをよく考えずに良かれと思って強引に自分の考えを押し付けてくる傾向がありました。
今回はその厄介な希花の性格が暴走してヒロインの珠子を苦しめてしまうのです(汗)
普段からネガティブ志向であまり前向きな発言をしない珠子に対して、
”ネガティブ用語禁止”だと言って珠子の性格改造を行おうとする希花。
しかし・・・
そんな希花の考え方に疑問を抱く珠子は・・・
今回12話の見どころは、
結果的に無理をして本来の自分を偽ってみても決してそこに良い結果は待っていないという教訓のようなお話です。
人が何かに失敗することを聞くと、いつまでも落ち込んでいないで明るく前を向いて笑って行こうなどと、
無理やり自分の気持ちを高めることを良しとする考え方をアドバイスする輩がいますよね(汗)
このお話は、それは間違いですよというエピソードです。
「別にネガティブな考え方をしたっていいじゃないか!」
無理に笑顔を作ったって本心からの笑いじゃなかったらそれはただ辛いだけ。
ましてや明るく振舞うことが苦手な人に無理やり笑顔でいることを強要するなんてもってほかである。
「柄じゃないことは無理してしない方がイイ!」
今回はそれがすごく腑に落ちた形のエピソードでした♪
11話の解説と感想はコチラ♪
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フォーチュン・エフェクト【ネタバレ12話】ポジティブって何かね?
ネガティブ思考
「”向いてない”なんてただの逃げだよ!」
ヒロインの岸辺 珠子(きしべ たまこ)25歳はこの日、
高校時代からの友人・笹前 希花(ささまえ きっか)から強烈なダメ出しを受けていました(汗)
その理由はというと、珠子が付き合っていたカレシから職場の後輩を好きになったから別れてくれと言われた挙句に、
彼女があっさりとそれを受け入れたからだ。
珠子としてはカレシが自分の性格とは正反対の女性を好きになったことで、
そもそも自分とは相性が悪かったのだと判断して別れる決断をしたのだが、
友人の希花はそういう珠子の考え方を”ネガティブ思考”だと言って
珠子にもっとポジティブシンキングな生き方をしろとアドバイスしてくれたのです。
「珠子…そういうとこだよ!」
自分が明るくないなら明るく振舞えばいいし、
頑張っているならその頑張りをもっとアピールすればいい。
ネガティブ志向を直してもっと前向きに人生を生きなきゃダメ。
いつも元気はつらつな希花はそれから珠子に今後はネガティブな用語を使わないようにとくぎを刺しました。
昔から自分をあまり主張したり前に出ることが苦手な珠子でしたが、
高校時代からの親友の希花にそうやって励まされてなんとかポジティブな生き方をしてもみようとするのですが・・・
ポジティブって何かね?
珠子の助言をもとに数日間いろいろと自分なりに明るく振舞おうとしてみるも、
どんどんと自分が辛くなってきて、珠子は胡蝶のもとにやって来たのです。
「ポジティブって何かね?」
それが今の珠子の正直な疑問とモヤモヤだった。
珠子のネガティブ思考を変えようとして希花からのプレッシャーはドンドンと強くなってくるばかりで、
とうとう希花の圧に耐えきれなくなった珠子は胡蝶に救いを求めてきたのです。
そして今…
一通り珠子の話を聞いた胡蝶は、ゆっくりと一枚のタロットカードを珠子の前に差し出しました。
そのカードは、『吊るされた男の』の逆位置を示すカードでした。
そして…
胡蝶は珠子に占い結果を伝えます。
「あなたの努力は骨折り損と出ています」
なんと・・・
”ポジティブに明るく”という珠子の努力は全て骨折り損なことだと言われたのです(汗)
その瞬間、胡蝶の言葉を聞いた珠子は落ち込むよりむしろホッとしていました・・・
ネガティブではなく冷静
珠子にとって無理なポジティブは無意味だと知った彼女は心底ホッとしました。
そしてなんと・・・
ちょうどそんなタイミングでこれまで少し気になっていた職場の男性から告白されるのです。
しかも・・・
その彼が珠子を好きになった理由はいつも冷静な珠子の性格でした。
そうです。
希花にはネガティブだと言われた珠子の性格は、
他の人からみると”冷静”という性格に変わるのです。
ネガティブではなく冷静。
これは大きな発見です!
さらにその男性は珠子に、
「いつも仕事で冷静に物事を見てくれていて助かった覚えしかない」
と…珠子に向かって言ってくれたのです。
その言葉を聞いてこれまでの苦しみが一気に吹き飛んだ珠子でした。
結局…その男性とめでたく付き合うこととなった珠子は、
後日ポジティブ思考はもうやめにすることと、彼氏ができたことを希花に伝えに行きます。
すると・・・
珠子の話を聞いた希花は烈火のごとく怒り始めたのです(汗)
ここから本当はネガティブな希花の黒い闇が暴走してとんでもない醜態をさらけ出します。
そうです。
実は希花自身が自分のネガティブな性格にずっと悩んでいたのです。
その後、
ひとしきり自分の中の黒いモノを吐き出した希花は、最後に優しく珠子に励まされます。
「希花の強引モードは今日で終了」
「幸せに笑いたいなら貴方自身が幸せって思えなきゃ♪」
そんな珠子の言葉にポロポロと涙を流す希花でした。
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12話の感想
希花を見ているとスキャンダルを起こす前のベッキーさんを思い出しました。
当時、タレント好感度が最高潮でまさにポジティブシンキングを実践するキャラで大ブレイクしていたベッキーさん。
ネガティブな発言はしない!
気持ちが暗くなるから黒い洋服は絶対に着ない!
明るくいつも元気で前向きなベッキーさんを世の女子たちまるで教祖のように扱っていました。
しかし・・・
そんな絶頂期のベッキーさんにその頃ある一人の芸人さんが強烈な言葉を投げかけたのです。
それは当時、歯に衣を着せぬ”あだ名付け”がウケて再ブレイクしていた芸人の有吉弘行さんです。
彼がベッキーさんに付けたあだ名は「元気の押し売り」という強烈なあだ名でその場の笑いをかっさらいました。
その時、傍で聞いていたMCのとんねるずさんはメチャメチャウケていました。
いま思うとなんとなくみんなベッキーさんの作られたポジティブ思考に気づいていたのかもしれません(汗)
その後・・・
ベッキーさんにあるスキャンダルが発覚して元気で明るいポジティブキャラを封印することになります。
だけど・・・
未だにあの頃のポジティブ思考キャラの呪縛から解放されず苦しんでいるベッキーさん。
TVを見ていていつもかわいそうに思います。
「そこまでみんな叩かなくてもいいじゃない」
彼女の叩かれ方はまるで重大犯罪を犯した犯罪者みたいだった。
しかもお相手の方はそこまで世間から叩かれていない(汗)
結局、無理して違う自分を演じていてもあまり良い結果は生まれないという事なのだろう。
サイト主のまるしーもかなりネガティブ思考な人間で、
おかしくもないのに笑いたくないし、楽しくもないのに楽しそうにしたくないと常々思ってる性格だ。
だから大人数が集まるようなイベントや飲み会は大嫌いで、
いつもなにかと理由をつけてはいかないようにしている。
「ネガティブ志向のどこがイケナイ?」
「ポジティブって何かね?」
無理やり笑顔を作ったところでその先に良いことがあったためしがない。
よって・・・
今回のお話はすごく刺さる良いエピソードでした♪
>>>『フォーチュン・エフェクト』13話の解説と感想はコチラ♪
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