幸せに恐怖を感じ、不幸に安堵する。
泥沼に生きる3人の関係性が悲しいくらい密接で切なく愛おしい・・・
『復讐の未亡人』
10巻の解説と感想です♪
ついに今までなんとなくぼやかされてきた蜜と陽史の関係が明らかに!
蜜に寄り添う人々はどんな気持ちを抱いて彼女を見守っているのか・・・?
10巻の見どころ
当初は真言(まこと)に恋心を抱いてストーキングしている山下 晴菜(やました はるな)と蜜のバトルが予想されていた10巻の内容でしたが、
「どうやらその興味深い勝負は次巻以降となりそうです(汗)」
なぜか?
それは今回紹介する10巻の見どころが、
今まで明かされてこなかった蜜と陽史の禁断関係が明らかになったことだからです!
「要するに対決はなし!」
亡き夫である優吾の知らないところで密かに育まれていた親密で濃厚な関係性。
しかも・・・
その関係性は真言と暮らし始めた今でも続いているのです。
独特な人生観を持つ母親・薫(かおる)に多大なる影響を受けて育った蜜は、
そのバイオレンスな日常から安全で平穏な生活を送ったことをきっかけに、
自分は幸せで平穏な日常の中に恐怖を感じ、不幸の真っただ中にいることで幸せを感じる人間だと自覚するのです。
「誰かに復讐を考えている時が一番輝いている自分がいる。」
そんな特殊な感覚を持つ彼女に寄り添ってきた人物が真言であり、陽史と凛なのだ。
「いわば蜜に巻き込まれた人々。」
この10巻では陽史と蜜の特殊な関係性と、蜜と凛のちょっとしたお遊び的なエピソードが描かれております。
なんだかドンドンと人間関係が複雑になってきてます(汗)
9巻の解説と感想はコチラ♪
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復讐の未亡人【ネタバレ10巻】蜜に巻き込まれた人々!
41話:泥沼
山下 晴菜(やましたはるな)が落としたペンを拾って手渡す凛(りん)。
その時に、まじまじと山下を観察した凜は山下の中にある危険な妖気を感じ取り、
今後より一層の警戒心を抱いて山下を監視することを決意します。
一方・・・
その頃、蜜のマンションでは妊娠7か月を迎えて大きなお腹の蜜と陽史がベットで体を重ねていました。
これはかなりの衝撃映像だ!
二人の会話から受け取れるのは、蜜の亡き夫である優吾がまだ生きていた頃からこの二人の関係性が続いていたことだ(汗)
むしろ物事の考え方において蜜と同じ感覚をもっている陽史は、
蜜にとって優吾よりも信頼できて本心から愛している男性なんだと言えるのかもしれない!
お互いに幸せな日常を恐怖に感じ、不幸な境遇に安堵するかなり歪んだ感性を持っている者同士だった。
それは人として正常ではないのかもしれない。
だけど・・・
蜜はこの泥沼の人生にいつまでも沈んでいたいと本気で願っているのです。
そして・・・
蜜のお腹にいる子供の父親であろう真言は、そんな蜜と陽史の関係性を知らない・・・
ちなみに蜜と真言が籍を入れていないことがこのエピソードで明らかになりました。
そう…
二人はただの恋人関係だったのです。
42話:契約
ベットで大きなお腹の蜜が陽史に絡みつくシーンから始まる。
今まで何度も体を重ねてきたであろう雰囲気が二人の濃密なベットシーンからは想像できる。
恐らく真言が仕事でいない時間にこの二人は幾度となく体を重ねてきたのだろう・・・
ひとしきり蜜と陽史が愛し合ったあと、凛が学校から帰ってきました。
すでに陽史は部屋にいない。
だが・・・
目ざとく誰かが家にいたことに感ずく凛の洞察力は凄まじいものがある(汗)
今の凛は秘密裏に真言のストーカーである山下から身重の蜜を守ろうとしている。
しかし・・・
凛よりもすぐれた洞察力と第六感をもつ蜜にその真意を感ずかれてしまうのです。
「あなた今…隠し事をしているわね?」
怒っているわけではないが鋭すぎる蜜の鋭い視線に動揺する凜。
実際のところ凛には美花と陽史のことや、山下のことなど蜜に話したいことは山ほどあるのだが、
全てを打ち明けてしまうと自分の前から蜜がいなくなってしまうのではという不安があったのです。
今となっては凜にとって蜜は母親以上に大切な存在である。
だからこそ…
蜜を失いたくないという思いが凛の口を固く閉ざす。
たが・・・
凛が頭の中で考えていることをズバズバと言い当ててゆく蜜(汗)
まるでいたずらが見つかった子供のような表情でドギマギする凜に
「あなたが選んだのよ…私を」
と…まるで天使のような笑顔で凛を優しく抱擁する蜜。
その時、凛は改めて自分がとんでもない魔女と”契約”を交わしたのだと認識するのだ。
嬉しいような恐ろしいような・・・
とにかく全てにおいて、まだまだ凜には敵わない蜜の大きさ…(汗)
そして…そのことがどこまでも愛おしい。
43話:いとこおば
この章では、蜜が凛の通っている学校の授業参観へいくエピソードが描かれています。
なぜそうなったかというと、42話の中で蜜に隠し事をしていると指摘された凛が、
思わず苦し紛れに答えた言い訳が授業参観だったのです(笑)
すると・・・
それを聞いた蜜がいたずら心を掻き立てられて、凛の ”いとこおば” (凛の母のいとこ)という設定で、
凛の授業参観を楽しむこととなったわけです♪
ロングヘアーのウィッグで少し変装した美人すぎるいとこおばの蜜は、
学校に行くと勝手に校舎をうろうろして、さっそく凜のクラス担任である遠州(えんしゅう)先生に目を付けられて、凛をドギマギさせます。
凛のクラスを担任するショートカットで気の強そうな女性教師の遠州先生は、
もしかすると蜜や凛と同じ感覚を持つ女性かもしれないのだ。
独特な教育方針をもつ遠州先生には、さすがの凛も一目置いているし、
たぶん蜜が凛のいとこおばでないこともすでに見抜いているはずだ。
授業参観のあとに行われる個人面談では蜜と遠州先生がどんなやり取りをみせるのかすごく楽しみだ・・・
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10巻の感想
今回は山下と蜜のバトルはお預けでしたね(汗)
「そのかわりにスゴイ事実が発覚しました!」
それは…
「蜜と陽史との関係性です!」
まさか学生の頃から3角関係だったなんて・・・(驚)
この10巻で蜜という女性が持っている猟奇的な一面がまた一つ明らかになりました。
そして…さらに驚いたのは蜜が抱いている真言への愛情ですね。
てっきり純粋に二人は愛し合っているのかなと思っていましたが、
どうやら蜜はそこまで真言を男性として愛していないみたいだし、
「いや…好きじゃないとまでは言えないだろうが…」
二人が籍を入れていないことも初めてわかった。
サイト主のまるしーはてっきりすでに結婚しているモノだと勘違いしていました(汗)
なんか・・・
この10巻では今まで表に出てなかった蜜の闇深い人間性がかなり描かれていました。
決して天使ではない悪魔な部分をもった蜜の正体。
復讐を考えている時がなによりも楽しいひとときだと平気で言ってのける蜜の歪んだ感性。
そしてそんな蜜と同じ感性をもっている陽史。
確かに切っても切れない二人の絆なのだろう・・・
ただ・・・
「ちょと何も知らない真言のことが可哀想になりました(汗)」
あと・・・
いまや蜜を母親同様に慕い、人生の道しるべとしている凛ちゃん。
彼女もまたこれまでの生い立ちを考えると蜜や陽史と同じ種類の人間なんでしょう。
ベタベタするわけではないけれど、心の芯の部分で結びついた3人の絆は相当に深くて固い。
恐らく次の11巻ではあの山下が本格的に蜜を狙って動き出すんだと思う。
その時、すでにたっぷりと山下のことを調べ上げた凛は、どうやって山下から蜜を守るのか?
今回は衝撃ニュースの他に、ほのぼのとしたエピソードが描かれて実に平和的かつ刺激的な1冊でした♪
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