今度の復讐代行人たちは仕事ができない!
どういうことか…?
それは、この作品がかなり成熟して深い内容になってきたということ!
よりリアルに、より深い人間ドラマが描かれ始めた『外道の歌』
新たなステージの扉を開けたヒューマンサスペンスが人々の心を揺さぶる。
『外道の歌』
7巻の解説と感想です♪
今回は大きなテーマが二つ。
榎木加世子(えのきかよこ)率いる『朝食会』のエピソードと、
結局なにも仕事をしなかったメインキャストの『カモメ古書店』のエピソードだ。
ではなぜ?カモたちが何もできなかったのか?
それは、この『外道の歌』という作品がより深いヒューマン作品に育ってきたからだということ!
この作品も本格的な社会派ヒューマンドラマになってきた証拠だな〜♪
7巻の見どころ
こんにちは〜♪
珍しく引き続いての投稿は、普段サボり気味のサイト主・けいぞーです〜♪
昨日アップした『園田の歌』に続いて、次は『外道の歌』の最新ネタバレと感想をお伝えします〜♪
愛読書の連続リリースに、仕事も忘れてコミックを読みふけるけいぞーでございます。
日本の片隅で暗躍する復讐請負人たちに訪れたやりきれない二つの事件。
今回は今までの『外道の歌シリーズ』では見たことがない現象が立て続けに発生します。
その一つは、今まで依頼者からの仕事をパーフェクトに達成してきたカモたち『カモメ古書店』の同業者・『朝食会』が初めて仕事が未達成に終わったエピソードだ。
しかも、その仕事を遂行できなかった理由は、代表者・榎木加世子のチョットした油断から起きた手違いだった!
いつも強気で、自信満々の加世子が、初めて見せた涙は、チョットした貴重カットでしたね。
あと・・・
主役なのに、最近めっきり活躍の場が減ってしまったカモたち『カモメ古書店』のメンバーたち。
今回は、犯罪被害者の父親から仕事の依頼を受けるが、
なんと・・・
カモが断ってしまうんです!
そこにはカモなりの『復讐請負人』としての美学が表れていました。
そこで・・・
今回7巻の見どころは、復讐請負人たちが仕事しない!
その部分ですね。
過去…これほどまで暴力の少ない巻はなかったと思う。
その反面、ストーリー内容は実にリアルで、心がギュっと締め付けられるようなドキュメンタリータッチのエピソードがつづられています。
とうとうこの『外道の歌』も派手でグロいアクションシーンに頼らず、
現代の社会問題に鋭く切り込むヒューマン・コミック作品としての役割を担うようになってきたんだと思う。
『善悪の屑』からのファンとしては、少し寂しい気もしますが、
ただその一方で、最近では珍しいオトナが読めるコミックとして、
もっともっと今の社会問題に切り込んでいって欲しい気持ちになっている。
サイコな暴力シーンは、『園田の歌』に任せて、『外道の歌』では、深い現代社会の闇を泥臭く描き続けて欲しい。
そう・・・この漫画は、完全にオトナが楽しめる作品になってきた♪
6巻の解説と感想はコチラ♪
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外道の歌【ネタバレ7巻】動けなかった仕事人たちが深い!
朝食会の後悔
7巻最初のエピソードは、カモたちの同業者・『朝食会』にまつわる事件の悲惨な顛末だ!
朝食会の代表・榎木加世子の前で苦しみを語るのは、
売れない地下アイドルのメンバーとして芸能活動をしていた山里かんなという女性です。
簡単に彼女の被害を説明すると、ある彼女の熱烈なファンによって、彼女の人生がメチャメチャにされてしまったという内容だ。
その信者ファンの卑劣なSNSでの投稿のおかげで、かんなの姉は個人情報をさらされた挙句に就職先の内定まで取り消された。
さらにかんなの父親は自殺に追い込まれ、母親は行方不明の状態。
かんなにとって大切な家族も、仕事も、すべてその信者ファンによって奪われてしまったのだ。
彼女の悲痛な苦しみを聞いた加世子はすぐにかんなの復讐プランを提供した。
そして・・・
Twitterのアカウントしかない相手のわずかな手掛かりをもとに、なんとかかんなの人生を壊した犯人を特定した加世子たちだったが、
いざ・・・
最後の復讐段階に入って思わぬ出来事が発生してしまう。
なんと・・・
加世子たちから自分の人生を台無しにした犯人の名前を教えられたかんなは、自分自身で犯人の男に復讐を果たしてしまうのだ。
そして・・・
死体を前にうろたえるかんな。
果たして、彼女のピンチに『朝食会』はどんな解決策を講じたのか・・・?
この回では、朝食会の後悔と最後に見せた加世子の涙が、彼女の苦しいその心情を物語っているなかなかの秀作だった!
カモが初めて断った仕事
もう一つのエピソードは、カモが初めて断った仕事の事件が描かれています。
今までほぼ間違いなく被害者側からの依頼を受け続けてきたカモがなぜ復讐代行を断ったのか?
その事件とは、自分のルックスにコンプレックスを持っている35歳で童貞&真性包茎の男が、
街で見かけた二十歳のカワイイ女子大生を、その時もっていた家のカギを武器にして誘拐監禁する事件です。
そして・・・
今回、カモに復讐代行を依頼してきたのが、誘拐された被害者女子大生の父親だった。
事件のあらましだけを聞いてみるとなぜ、カモが被害者の父親からの依頼を断ったのかまったく想像もつきませんが、
実際に起こった事件の内容を詳しく知っていくと、カモが下した判断の意味が分かってきます。
要点はコチラ
↓↓↓
- 被害者に暴力を受けた痕跡がない。
- 犯人が真性包茎だったのでレイプされていなかった。
- 被害女性に犯人に対する処罰感情がない。
- 二人の間に恋愛感情のようなものが生まれている。
被害者側の親族としては、すごく腹立たしい思いをしただろうが、
結果、上記のような理由から、カモは被害者の父親から依頼された復讐代行を断ることになるんです。
ある日トツゼン、不条理に誘拐されて監禁され、たとえ最後までいかなかったにせよ、体を弄ばれた形の被害者女子大生に、
なぜ被害者感情がなかったのか?
その理由は、ぜひ本編現物のエピソードを読んでお楽しみください♪
ラストは今までの『外道の歌』では見たことがない結末が待っているのです。
けいぞー個人的には、すごくよくできた内容の事件とオチだったと思います。
この作品も実に読みごたえがあったエピソードだった!
あくまでも男目線だが・・・
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7巻の感想
今回7巻で読んだ二つのエピソードは、今まで『外道の歌』で描かれていた切り口とは少し違っていて、
プロの復讐代行屋が見せた意外な素顔と、美学を感じたストーリーだった。
そして…
感想としてはgoodだ♪
復讐の代行が作品の根幹にある漫画なのに、その主役たちが仕事をしない1冊が描かれる。
これはある種、作家さんの読者に対する挑戦的な作品でもある。
そうだったとしたら・・・
その試みは見事に成功したとけいぞーは思っている。
なにも毎回、復讐代行劇が成功する必要もなく、仕事をしない回があってもまったく問題ないと思うし、
失敗があってもイイ。
一冊の巻を通じて、主人公たちがほぼ活躍できなかったエピソードっていうのも、なかなおつなものだ。
作品を作ってゆく上での狙いどころが素晴らしいな〜と思う。
『外道の歌』は、巻が進むにつれて、グロテスクなシーンが減っていって、よりリアルで複雑な人間模様に深く切り込んでゆくエピソードが多くなってきた。
そしてその物語に厚みを加えるためには主人公のカモさえ登場させないこともしばしば。
最近はヒリヒリする処刑シーンがなくなったと、不満の声をあげる読者さんたちもいるみたいですが、
けいぞーからすると、暴力描写が少なくなった最近のエピソードほど、残酷でやりきれないストーリーだという印象が強い。
しかも・・・
読んだあと、数日間に渡り頭の中を離れないほど重い内容のものが多い
それはきっと、著者・渡邊さんの発信する強いメッセージを感じるからだろう。
なので、『外道の歌シリーズ』はドンドンと良くなってきてると思う♪
そう感じた7巻の内容だった…。
チョットNEWSです♪
『外道の歌シリーズ』では、『練馬区の殺人鬼』として、カモたち『カモメ古書店』のメンバーをてこずらせている
極悪のシリアルキラー・園田夢二(そのだゆめじ)を主役に据えた『園田の歌』が発売されました〜♪
殺人鬼・園田の大学生時代のエピソードを中心に、もう一人の謎多きシリアルキラーな女子大生・近野智夏(こんのちか)との関係性にも触れ、
これぞ、サイコ殺人の極み!
という惨忍で、クールなサイコサスペンスの内容となっています♪
きっと『外道』ファンにはたまらない1冊となるはずですよ〜
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