「まずは二人の始まりの話をしましょう」
トツゼン伊織（いおり）の前に現れた青年は、
穏やかな口調で自分の父親と、伊織の母親との関係について語り出した・・・
始めのうちは母親の不倫話なんて聞きたくないと思っていた伊織だが、
母親・京子に関する知られざる真実の姿を知って・・・
『母の浮気』
2話の解説と感想です♪
｛大好きだった母親が不倫をしていたの？｝
ヒロイン・伊織の前に現れたのは、母親と不倫をしていたかもしれない男性の息子。
どうして・・・？
しかし、青年が語り出した母の姿は、
あの強くて優しくていつも明るい母の姿とは似ても似つかない人物だった！
今、明かされてゆく母・京子の真実の姿とは？
1話の解説と感想はコチラ♪
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2話の見どころ
母の浮気を疑ったまま疎遠になってしまったヒロインの伊織。
そんな中、大好きだった母・京子は病魔に倒れて息を引き取ってしまう。
｛ごめんなさい、お母さん｝
そんな時、後悔の中で悲しみに暮れる伊織の前に現れたのは、
母が父の葬儀の日に抱きしめられていた男性の息子だった！
中川圭（なかがわけい）と名乗るその息子は、伊織に二人の真実の姿を伝えたくてやってきたのだ。
始めのうちは驚きと戸惑いで圭に敵意さえ抱いていた伊織だったが、
彼の話を聞いているうちに・・・
今回2話の見どころは、伊織が全く知らなかった母・京子の生い立ちから初恋のまでのストーリーが描かれていて、
知られざる母親の真実の姿に衝撃を受けるところですね。
家庭をまったく顧みない亭主関白な父に尽くし、姑の介護をたった一人でこなしながら、
いつも笑顔を絶やすことなく二人の子供をりっぱに育て上げた強くて優しい母。
だけど・・・
伊織が抱いていた母・京子のイメージは、中川圭の話を聞いて一変します。
いったい伊織の母親は子供時代にはどんな少女だったのか？
そして・・・
「圭の父親・中川いさおとの知られざる関係とは？」
今、母・京子の真実が明かされる…
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母の浮気【ネタバレ2話】亡き母の切ない過去の秘密！
一枚の写真
伊織の前に現れたのは、父の葬儀日、母・京子（きょうこ）を抱きしめていた男性・中川いさおの息子だった！
「僕は京子さんの浮気相手、いさおの息子の圭（けい）です。」
いきなりショッキングな告白を受けた伊織は、面食らってたじろいでしまうが、
とにかく、彼の話を聞くために近くのカフェでお茶をすることにした。
「京子さん、入院していたんですね？」
圭が母とは面識があるような言い方で伊織に語り掛けてきました。
まず、伊織がなぜ自分に会いに来たのかを圭に尋ねると、
「父が先日息を引き取りました」
と…手短に答えた。
いろいろなことが伊織の頭を駆け巡って、目の前にいる圭と何を話せばいいのやら混乱していた伊織。
そして・・・
トツゼン現れた母の浮気相手の息子に対して正直そんなにいい感情はもっていなかったのだ。
なぜなら、圭が現れたことによって、母の浮気疑惑が決定的なものとなってしまったから・・・
すると・・・
なんとも居心地の悪そうな伊織の反応を見て、圭は1枚の写真を取り出して伊織に見せました。
それは・・・
幼い頃に撮った母・京子といさおのツーショット写真でした。
「京子さんはとても泣き虫だったそうです。」
いさをが話し出した。
「お母さんが泣き虫？全然想像できない」
意外な母の情報を聞いて伊織は思わず顔をあげた。
そのタイミングを見計らったように、圭は穏やかな口調で語り出したのです。
「まずは二人の始まりの話をしましょう・・・」
京子といさお
圭の父・いさおと伊織の母・京子は、関西のとある地域で小さな頃から幼馴染として育ちました。
家がお向かい同士で、生まれた年も同じの二人はいつも一緒だった・・・
小さい頃は毎日一緒に遊んで、一緒に食べて、なにをするにも一緒。
「なぁ京ちゃん、大きなったらケッコンしよっか？」
幼いいさおがしてくれたプロポーズに
「うん、しよしよ♪」
と…嬉しそうに答える京子は、当時ホントに自分はいさおと結婚することが当たり前だと思っていたのです。
ただ・・・
そんな二人も中学へ上がってからは、思春期特有の恥ずかしさも手伝って、
お互いにあまり話をしなくなってしまったのです。
しかも・・・
学校で二人の仲を回りからからかわれた京子といさおは、それ以来学校で会話することすらしなくなっていった。
やがて、二人はそんな状態のまま別々の高校に進学しました。
その後、
ますます疎遠になった京子といさおが、久しぶりに顔を合したのは、
いさおの家でみんなで集まってする送別会の日だったのです。
なんと・・・
いさおの父親が転勤になって、家族で東京への引っ越しが決まったのです。
｛いさお…ここからおらんようになってしまうんや｝
突然のニュースに驚きを隠せない伊織だったが、
久しぶりにいさおとじっくりと話をした伊織は、お互いが思春期というワケの分からないものに邪魔されて疎遠になったことに気づかされる。
そう・・・
今でも二人の気持ちはあの頃のままだったのだ。
「今も泣き虫のままやな」
別れを惜しんで涙を流す京子に向かって昔と同じように京子をからかういさお。
そして・・・
一瞬、真剣な目で京子を見つめたいさおは・・・
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2話の感想
圭の訪問を受けた伊織の動揺と戸惑いはごく当然のことだと思う。
「母親の浮気相手の息子と何を話せばいいというのだ。」
最初は当然そんな気持ちだったことでしょう。
母に隠された本当の真実がひも解かれてゆく前は・・・
ただ・・・
サイト主のまるしー的には、娘が全く知らなかった母親の幼い頃の真実を聞かされるって、とても興味のある展開だと思う♪
そう・・・
誰もがそうだと思うが、母親だって幼かった頃があり、思春期を迎え、やがて恋をするのです。
自分と同じように。
どんな女性だっていきなり母親として生まれてくるはずがないのだ。
「皆さんは自分の母親が過ごしてきた青春時代の話を聞きたいと思いますか？」
サイト主のまるしーは、すごく知りたいです。
まるしーが育った家庭も、伊織と同じように亭主関白な父親と母。という構図でした。
子供の頃は、
「なんで…お父さんはこんなに偉そうなんだろう…？」
と…片言だけしかしゃべらないで、いつも新聞を読んで偉そうにしている父の姿と、
その父の回りをこまごまと動き回る母親の姿を苦々しく思って見ていました。
そういえば、まるしーがこの年になるまで、父と母の馴れ初めなんて聞いたことがない。
早くから実家を出たまるしーには、大人になってからじっくりと母親と話をする機会がなかったのです。
ただ・・・
まだ、まるしーの両親は健在だ♪
だからチャンスかもしれませんね。
この『母の浮気』を読んだことによって、自分の両親にあったドラマをすごく知りたくなりました。
最近、まったく送ってないメールを母にしてみよう♪
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