著者:天井フィナンシェ
『白紙の上でさようなら』
10話の解説と感想です♪
環との話し合いにより、今年中に雲水先生のもとで漫画家デビューを果たし、
その後は雲水スタジオからきっぱり離れる約束を半ば強引にさせられてしまった恵。
成り行き上しぶしぶ環との交換条件に同意した恵でしたが、
本心ではずっと雲水先生や雲水スタジオの仲間たちと一緒に活動を続けていきたいと思っているはずであり、
この約束はあとからきっと恵自身の首を絞めることになってくるだろう。
しかし…
それでも今の恵としては、環と離れて雲水先生や大好きな仲間たちのもとで漫画家を目指したかった。
ある意味でしてやったりの環である。
でも…実際に恵が漫画家デビューを果たしたあとも、恵が環と付き合っていきたいと思っているかは別問題であり、
その頃には恵の気持ちは環から離れていると予想される。
なんたって雲水先生は環とは比べモノにならないほど、男性として、上司として、人として素晴らしい存在だから・・・
「この期に及んで環と別れられない恵の卑屈でか弱いメンタルが不憫でしょうがない。」
9話の解説と感想はコチラです♪
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白紙の上でさようなら【ネタバレ10話】僕の大切な人です!
あの日の我聞恵
雲水先生のもとで漫画家を目指すことに決めた恵はその意思を聞いた環と激しくやり合った末に、
今年中に漫画家としてデビューを果たし、その後は雲水スタジオに出入りしないことを約束させられました。
それが雲水先生のもとで働きながら漫画家デビューを目指すために二人が決めた条件だった。
ただ…
そんな条件交渉を同棲している恋人としなければいけない時点で、
恵と環の関係がもはや破綻寸前であることを物語っているようだ。
恐らく今の時点で環はすでに恵の心が自分から離れて行っていることを自覚している。
でも…彼自身はそのことを自分では絶対に認めることができない。
「恵は俺なしでは生きていけない」
という傲慢な思い込みが環をドンドンと嫌な男にしてゆく・・・
一方…晴れて雲水先生のもとで本格的に漫画家デビューを目指すことになった恵には、
早くも出版関係者から大きな期待が寄せられていました。
かつて”天才少女”と呼ばれた恵の実力を証明するために、
新しくできた漫画賞に恵の新作読み切り作品を応募することが決まったのです。
その新作であの日の我聞恵を超えられるか?
恵の真価が問われる漫画賞だ。
漫画家を目指して早々に編集者から過度な重圧が恵のか細い肩にのしかかる(汗)
失敗のできない怖さ。
恵の中で一気に漫画を描くことの恐怖が膨らんでいく…
僕の大切な人です!
今にもプレッシャーで押しつぶされそうになっている恵の様子を見た雲水先生は、
編集者の人間にあまり過度な重圧をかけるのはやめてくれとたしなめた後、
恵を連れて鎌倉までドライブに出かけました。
目的はプレッシャーで頭の中が混乱している恵の気持ちを少しでもリフレッシュさせるためです。
景色のいいロケーションで美味しいものを食べながらたわいもない会話でゆっくりとした時間を過ごす。
雲水先生のそんな目論見は大いに効果を発揮して、
重圧に押しつぶされそうになっていた恵の重い気持ちが一気に軽くなっていきます。
仕事の事を一切考えず、話もしないそのリラックスした時間は恵をすっかり元気にしてくれました♪
そんな中、二人はとある鎌倉ビールの専門店で、
少し酔った男性客にちょっとばかしウザ絡みされてしまいます。
その男性は雲水先生と恵が親子だと勘違いしていたのですが、
その際に雲水先生がその酔い客に向かって言った言葉がちょっとグッときます。
彼は恵の事を家族でも恋人でもないが、
「僕の大切な人です」と言ったのです。
その雲水先生のセリフを聞いて恵はすごく驚いた表情を見せました。
なぜならば、それはまさに恵が雲水先生に対して抱いていた感情だったからです。
今後…
この二人の中で「大切な人」の定義が恋愛のそれに変わる日がやってくるのだろうか…。
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10話の感想
この10話の冒頭で描かれていた環のカノジョ自慢が、どこか痛々しく思えるのはサイト主のまるしーだけだろうか?
恵の事を指して
「アイツは俺がいないと生きていけない人間だから!」と…同僚にうそぶいている環のいかにも傲慢な態度は、
恵の気持ちがもはや自分から離れているという自覚があるからこそのやせ我慢にしか見えない(汗)
あれはたぶん自分自身にハッパをかけている不安な気持ちの裏返しな言動だ。
そう…
恐らく恵は仮に半年後に漫画デビューできたとしても環のもとへは帰らないのではないだろうか?
環と離れて過ごしたその半年間で、きっと恵は雲水先生やその仲間たちとの絆が揺るぎないものにするでしょう。
そうなるともはや雲水スタジオから離れて仕事をするなんてことは考えられなくなっているはずだ。
なんたって今回で見えた雲水先生の恵に対する気遣いと優しさは、
まさに彼が自ら口に出して発言した「大切な人」に対する心のこもった振る舞いでした。
この雲水先生という人は本当に中年男性の”鏡”のような人物です。
日本中の男性たちがみな雲水先生みたいな人だったら、
恐らく今日本が抱えている深刻な少子化問題なんて一切起こらなかったでしょう。
だって…
純粋に女性ならば雲水先生みたいな素敵な男性との子供なら絶対に欲しいと思う可能性は高いし、
産んでからの育児や子育ても彼なら率先して協力してくれそうだ。
いや…雲水先生くらいになると”協力”という言葉が無粋になるほど当たり前にやってくれるだろう。
恵はそんな素敵な男性のもとで半年間もの時間を一緒にすごすわけです。
恐らく半年が経った頃には、環と歩む幸せな結婚生活の構図なんて全く描けないでしょう(汗)
no more 環。
「悲しいかなそれが紛れもない現実だ!」
そしてその想像は恐らく当たっていると思う。
恵が環と一緒になって幸せな結婚生活を送っている未来の絵がまったく想像できない(汗)
なぜならば環にとっての恵は心が弱くて自分では何も決断できないポンコツな女性でなければならないからです。
自分に依存して常にしなだれかかってくる弱った恵が彼の中の恵なのです。
自分の意思で行動して逞しく生きる恵の姿を環としては受け難いはずだ。
そして…
半年後には恐らく人が変わったように活き活きと自信に満ちた恵がそこにいる。
もはや環の出る幕はないのです。
そんな未来をチラッと想像したからこそ、環は同僚たちの前であんな大口をたたいて悪あがきをしていたように思う。
確かに今の時点ではまだ恵のメンタルはすぐに折れそうなほど頼りなくて脆い(汗)
でも…
今回のように恵の弱さや不安をいつも傍にいて吹き飛ばしてくれる雲水先生がいたら、
きっと恵の漫画家としての才能が120パーセント引き出されて、
とんでもない売れっ子漫画家として花開く未来が想像できる!
雲水先生と恵の秘密な気晴らしデート。
「二人の微妙な距離感と楽しそうな笑顔にすごく癒されました♪」
雲水先生最高!!
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