著者:まなづき / 顧宮ちえ
『破滅の聖女は運命の夫の溺愛から逃れたい』
2話の解説と感想です♪
タイムリープ後の人生に大きく左右する『聖女査定』が行われる当日に、
6年前にはその場にいなかったはずのクロードがなぜかローザの目の前に…。
{えっ…!?クロードがどうして…?}
タイムリープ前に誹謗の死を遂げたクロードの生きている姿を見て思わず胸が張り裂けそうになるローザ。
{私のせいで死んでしまった彼が目の前にいる…}
あまりの感動と驚きでまともにクロードの顔も見れないでいるローザですが、
このあとの聖女査定では、さらなる衝撃の展開が待っていました!
「クロード様ってかなり押しの強いイケイケタイプの騎士様だったなのね…♪」
1話の解説と感想はコチラです♪
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破滅の聖女は運命の夫の溺愛から逃れたい【ネタバレ2話】再び聖女査定で悲劇が!
彼が目の前にいる…
ローザがベトール家の長男・ブリードに無理やり抱きしめられてウザ絡みされているところへ、
なんと…
ローザがタイムリープする直前に誹謗の死を遂げた夫のクロードが助けに来ました!
えっ…!?
{まさか…クロードなの…?}
なぜ今このタイミングでクロードが現れてしまったのか…?
タイムリープする前の世界では、聖女査定の日から2年後に初めてクロードと出会うはずなのです…(汗)
しかも今彼がいるのはベトール家の屋敷です。
まったく予想だにしなかったクロードの出現に息が止まりそうなほど動揺するローザでしたが、
よく考えるとこの時期のクロードはまったくローザのことなどよく知らないはずで、
この日に行われる『聖女査定』で合格して聖女として認められれば、クロードとの政略結婚は阻止できる。
そう気持ちを取り直したローザは、クロードなるべくと目を合わせないようにして、
貴族の令嬢らしく慎ましやかなカーテシーで挨拶をしました。
そのまましばらく俯ていたままだったローザの頭上からクロードの声が聞こえてきます。
「何故…顔を伏せる…?」
「聖女候補なのだから堂々としていればいい」
先ほど乱暴にブリードを組み敷いて荒々しい言葉を投げつけた人物とは思えないクロードの優しい言葉。
しかも今のニュアンスのセリフは以前にもローザはクロードから言われたことがある。
いつだって彼は私を気遣ってくれていた。
クロードの声を聞いたローザの胸が締め付けられます。
{私のせいで死んでしまった彼が目の前にいる…}
ローザが顔を上げなかったのは、クロードが生きている喜びと感激で涙が溢れていたからだ。
やっぱりあの時のままの彼だ…。
再び聖女査定で悲劇が!
思いもよらなかったクロードとの出会いに激しく困惑しつつも、
彼が生きている現実に安堵したローザがいました。
だがその反面で大いに不思議なことが起きています。
この日の聖女査定は、6年前とは全く違う形で執り行われることとなっており、
皇帝派に属する皇帝騎士団のクロードとキャリクの他に、
教会派に属する神聖騎士団のホルストとベルトラントの各派から2名ずつの騎士が立ち合いのもとで、
皇帝陛下自らが聖女候補のために用意した”聖石”を使用して聖女査定の審査が行われることとなったのです。
以前とはまったく違った審査のやり方に大きく動揺するローザでしたが、
6年前はベトール家の誰かから聖石を魔石にすり替えられて悲劇に見舞われたこともあり、
今回の方法ならば聖石をすり替えられる心配はなくなり、
ローザにとっては逆にありがたいばかりの状況になったのです。
その逆に、トツゼン登場した両派閥の騎士たちと、
皇帝陛下から下賜された聖石に顔色を亡くして表情を引きつらせているアリシア。
どうやら6年前の聖石すり替え事件の犯人はアリシアだったようだ。
一番心配していた聖石のすり替え問題が解決したことで、
あとは審査に全力投球するのみとなったローザでしたが、
悪徳ベトール家の人間はそうそう甘くありませんでした…(汗)
だが…ローザは聖石をすり替えられたことに気づかず全力で呪われた石にパワーを注いでしまった。
ああぁ~
{この感覚は6年前と同じ…魔石…!?}
ローザが気づいたときにはもう遅かった。
最悪なことに再び聖女査定で悲劇が起こってしまったのです。
またローザは6年前と同じような地獄を味わうことになってしまうのか…?
絶体絶命のピンチに陥ったローザのその後は、是非とも本編現物でご確認くださいませ♪
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2話の感想まとめ
待ちに待ったクロードが生存中な生のお姿ですが、
サイト主のまるしーが勝手に想像していた実際のクロード様は、
クールで寡黙なイケメンの騎士団長というイメージだったのですが、
本編に登場した彼はかなりイケイケで押しの強い皇帝騎士団長様でございました~♪
言葉遣いは荒っぽいし、やけに戦闘的ですし口数も少なくはないし偉そうだ!
ただし…そんな荒々しい一面を見せたのは、長男のブリードがクソ野郎だったから、
あえて彼に合わせる形で乱暴な態度をとったのかもしれません。
その証拠にローザへ話しかけたクロードは、特に乱暴な言葉づかいではなく少し紳士的でした。
なもんで初めてちゃんとお目見えしたクロード様は…
「非常に良いです♪」
実物の彼は目じりが吊り上がって一見すると完全なヒール顔なのですが、
ブラックが基調の制服がすごく似合っていて、その全身からあふれ出している強靭で勇敢そうなオーラがたまらない!
それにこういうハッキリと言いたいことが言えて物怖じしないヤンチャ系の男性は個人的に大好きだ♪
その点…神聖騎士団のホルストは、いかにも”王子様”という優男なルックスで、
完全にクロードとは真逆を行くスマートなキャラ設定でした。
まるしーの好みではないが、クロードとの対比としては素晴らしい人選です♪
この先クロードとこのホルストが、ローザを巡って恋のバトルなんかを繰り広げることがあるかもしれません。
それはそれでちょっと楽しみな面があります♪
「なんか…そんな予感がする」
それにローザがタイムリープする前はホルストとアリシアが婚約関係にあったんですもんね。
「その辺はどうなるんだろう…?」
今回なんとかローザが魔石を使いながらも無事に聖女査定を乗り切ったことで、
ホルストはアリシアではなくローザとの”結婚”を希望してくるのではないでしょうか。
そうなるともちろんアリシアやベトール家の人間が黙ってはいないだろうけど…(汗)
さらにローザが聖女の認定を受けられなかった場合もまた話は変わってくるんだろうな。
とりあえず今はローザの査定結果に注目ですね。
しかしまぁ~2度目の『聖女査定』でもまたアリシアとブリードにしてやられたローザが口惜しい(汗)
ある程度二人が何か仕掛けてくることを警戒した上でも、
あんな見え透いた罠に引っかかってしまうとは…。
やはりタイムリープしたとしても中身の性格や意識が変わっていないと、
ベトール家の極悪人たちと真正面から対峙していくのは無理がありそうです。
なんたってローザはベトール家に居候させてもらっている身分ですからね。
とにかくベトール家の支配下から抜け出す活路を見出さないと、
このままでは例え聖女としての認定を受けたとしても、
あの傲慢で冷酷無比な叔父の言いなりな”政略結婚”のコマに利用されるだけだ。
だからといってローザ一人ではとても太刀打ちできる相手ではなさそうだし、
「やっぱり頼みの綱はクロード様しかいません!」
クロード様…どうかローザの事をよろしくお願いいたします。
あと…
1話からちょこちょこ登場してくる可愛いらしい赤い毛のネコちゃんは誰なの…?
さすがに神様…ではないよね…(汗)
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