花は二度咲き乱れる【ネタバレ1話】長すぎた片想いが終わった瞬間!

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著者:甘宮ちか

『花は二度咲き乱れる

1話の解説と感想です♪

主人公の桜庭 穂花(25歳)は、人生の半分以上を幼馴染で5つ年上の阿妻 慧に片想いをしてる。

しかも…穂花が大学生の頃に慧から飲みの席で、

「30歳になってもお互いに独身だったら結婚しようか…?」なんて言われた。

ずっと片想いしている大好きな男性からそんなことを言われたら信じて待つに決まっている。

穂花は慧が言ったことを大事な約束だと受け取った。

でも…25歳になった穂花はいま…慶と結婚するどころか、

お金で愛を買っているのはどうしてなんだろう…?

「切ないほどに狂おしくドラマチックなトライアングル・ラブストーリーの開幕です♪」


 

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花は二度咲き乱れる【ネタバレ1話】長すぎた片想いが終わった瞬間!

登場人物
  • 桜庭 穂花(さくらば ほのか)

主人公で独身の25歳。
空間デザインコンサルタントとして慧の会社で働いている。

  • 阿妻 慧(あずま けい)

30歳社長。穂花の幼馴染。国内産の家具をデザイン&空間を提供する会社を立ち上げた若き実業家。

  • 大園 紫翠(おおぞの しすい)

ホテルの1階にある花屋さんのスタッフとして穂花と出会う。本当の肩書きは高級ホテル経営の代表取締役社長と思われる。

  • 真田 裕正(さなだ ゆうせい)

紫翠の有能な秘書。

一生ものの大事な約束

5歳年上の幼なじみ・阿妻 慧が経営する家具メーカーで、

空間デザイン・コンサルタントとして働いている主人公の桜庭 穂花は、

この日、ずっと今まで待ち望んでいた最良の日を迎えてかなり興奮の真っただ中にいました…(汗)

そう…あれは思い返せば穂花がちょうど大学生の頃でした。

そろそろ10歳の頃から慧に片想いしている気持ちにケリをつけなければと思っていたタイミングに、

ある日の慧と行った飲みの席で、

「30歳になってもまだ独身だったら結婚しようか?」

と…期限が来たら発動するプロポーズをされた穂花でした。

その時…人生の半分以上を慧への片想いに費やしていた穂花にとって、

それは紛れもなく一生ものの大事な約束でした。

それから月日が流れて、慧が30歳を明日に控えたこの日、

穂花は慧から大事な話があるからと夕食に誘われたのです!

えっ…!?

まさか…?

ついに5年前のプロポーズが実行される時が来た…!

もちろん穂花は慧が自分にプロポーズしてくれるものと信じて疑わなかった。

行きつけの花屋さんで慧の誕生日を祝う花束を買って、

穂花は愛する人のプロポーズを受けるために高級ホテルのレストランへと向かいました。

それから数分後…

穂花は幸せの絶頂から悲しみのドン底を這いまわることになってしまった…(汗)

長すぎた片想いが終わった瞬間

「新規取引先の糸理いとり株式会社の社長令嬢と婚約関係を結ぶことになった。」

慧の口から出てきた言葉にあまりのショックと驚きでなんのリアクションもできない穂花がいました。

なんと…彼がわざわざ30歳を目前にしたこの日を選んで穂花に報告したかった事は、

会社の経営の安定を図るために政略結婚するという話だったのだ…。

いや…決して慧は悪くない。

5年も前の酔ったノリで口にした期限付きのプロポーズなんて今の慧は覚えてさえいないのだろう。

それに…慧は自分のためでなく、会社と社員を守るために政略結婚に踏み切ったのだ。

穂花は押し寄せるショックと悲しみを必死に押し殺して、

平静を装いながら慧に誕生日の花束を渡して社長令嬢との婚約を祝いました。

それは…

穂花の長すぎた片想いが終わった瞬間だった…。

このあと慧と別れたあとにホテルのバーでヤケ酒を煽っていた穂花は、

たまたまそのバーで知り合った同年代の女性から、

女性専用風俗の店を紹介してもらい、酔った勢いで予約を入れたのです。

今はとにかく誰かに愛された思い出が欲しい。

大丈夫だよって…私を愛して欲しい。

心がボロボロに割れて張り裂けそうな穂花の前に現れたのが、

行きつけの花屋さんのイケメン店員・紫翠さんだった…。

えっ…!?

昼間に花束を用意してくれた紫翠さんが、今は女性専用風俗のキャストとして穂花の目の前にいる。

状況がよくわからない…(汗)

それからしばらくすると、穂花はこの紫翠から身も心もトロける極上サービスを受けることになるのですが…。


 

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1話の感想まとめ

穂花が大学生の頃に居酒屋で慧から例の”30歳プロポーズ”の話を振られたとき、

本編では穂花が慧のおふざけモードなあのプロポーズにどんな反応をしたのか描かれていませんでしたが、

あの後の穂花はなんて答えていたのでしょうか…?

穂花にとってはすごく大事な未来のプロポーズですから、

何らかのリアクションは返していると思うのですが、逆に何も言えなかったパターンなのかな…?

本人の中ではホントに悪気なんてまったくないんだろうけど、

慧がその場の酔ったノリで口走ってしまった仮定の期限付きプロポーズが、

女性として一番美しく輝いている時期を慧への虚しい片想い期間にしてしまった慧の取り返しがつかない罪。

「実はすごく重い罪です。」

女性の20歳から25歳なんてこれ以上ないくらい自分を高く売れる女性として最高な年頃なのに…(汗)

まったく…穂花と結婚する気もない慧が台無しにしてしまったわけだ。

恐らく本人は穂香に結婚の話をしたこと自体をまったく覚えていないんだろうな~(汗)

慧にとって穂花の存在が身内に近い存在であり、なおかつ”妹枠”の幼馴染なんだろう。

これって穂花にとっては一番ダメージの大きい失恋パターンですよ(汗)

あと…穂花が女性専用風俗に頼ろうと思ったほどに”失恋ダメージ”を食らった原因は、

普段から慧が女性とチャラチャラするタイプではなく、

自分の結婚さえもビジネスに利用しようとする仕事にまっしぐらな慧の性格だからこそなのだ。

自分の会社の経営を安定させることと、社員たちの生活を守るために政略結婚の道を選んだ慧くんなのです。

社員たち…の中には穂花も当然はいっているわけで、

穂花からすれば慧に感謝することはあっても、

「あの時の約束はどうなったの…?」などと文句を言えるわけがありません…(汗)

でも…

だからと言って…

「こりゃー辛いですよ」

突き詰めれば慧も悪くないし穂花も悪くない。

穂花からすれば慧が恋愛した末に結婚するわけではないから、

余計に慧の事が諦めきれないモヤモヤが残ってしまうんだろうけど、

すぐに次の恋ができないのであれば、女性専用風俗で心と体のメンテナンスをするのは実に良い方法です♪

しかもそのキャストがあの紫翠さんだなんて最高じゃないか!

花屋のイケメン従業員が、夜は女性専用風俗のキャストさん…?

さらに紫翠さん…めちゃくちゃイイ体じゃないですか…(汗)

格闘家なの…?

これ以上ない細マッチョな完璧ボディーなんですけど…。

あのバキバキの肉体美をを見た瞬間ストーリーが飛んで行ってしまうくらい紫翠さんのボディに興奮しました…。

本作では紫翠さんの所属しているお店は『東京秘密部屋』という店名でしたけど、

リアルでは『東京秘密基地』という有名な女性専用風俗のお店がありますよね。

この作品を読んでなんか凄く行きたくなった…(汗)

もちろん紫翠さんはいないけど…。

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