「それが俺なんだよ!」
ユウと一緒にいることがなによりも自分にとって大切なことだと打ち明けた深見に対して、
お互いが自分を好きでいられる関係になりたいと主張するユウ。
お互いの目指すゴールは同じところなんだけど、
たどり着くまでの方法が違った二人の出した答えは…?
『花嫁未満エスケープ』
19話の解説と感想です♪
ついに深見がこれまでひた隠しにしていた本音をユウに打ち明けました。
「ユウとの生活以外に大切なものもはない」と…
不甲斐ない自分の姿をさらけ出した深見に対し、
ユウは感謝の言葉を伝えると共に、これからの二人のために思い切った提案をしました。
「関係を終わるのではなくて、これからを始める準備をしよう♪」
自分らしい生き方を模索するユウと、そんな彼女を応援したい深見は、
そこで一つの大きな決断にたどり着きました。
それは一体?
18話の解説と感想はコチラ♪
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もくじ
花嫁未満エスケープ【ネタバレ19話】これからを始める準備!
それが俺なんだよ
自分の気持ちをないがしろにして、ユウのしたいことに寄り添おうとする深見に対して、
「それじゃあ深見くんは一体どこにいるの?」
と…ユウのために自分の好きモノややりたいことを捨てようとしてる深見に、
自分らしさをもう一度取り戻してもらえないと、一緒になんていられないと訴えるユウでした。
しかし…
それでもユウと一緒にいることが自分の一番したいことなんだと力説する深見。
「人生一回しかないのに、誰かのために生きてどうするのよー」
と…ユウは涙を流しながら不甲斐ない生き方を主張する深見に同情するかのごとく嘆いた。
だが…深見はそんなユウの目を真っすぐに見て、
「それが俺なんだよ」
と返しました。
それはまぎれもない深見の本心だったからです。
彼にとって自分の趣味だとかこだわりなんて、ユウと仲良く暮らすためなら全て必要ないモノであり、
自分にはたかがその程度の趣味やこだわりしか持ち合わせていないのだと言い切りました。
そして…彼はそんな自分をとても不甲斐ないと思っていて、
できるものならそんな自分を変えたいとも付け加えた。
まったく自分というものがないカッコ悪さをユウに全てさらけ出して、
これが今の自分なんだと告白したのです。
すると…
深見の本心から出たであろう本音を聞いたユウは、
ダメな自分を認めて「これが今の自分だ」と向き合っている深見のことを、
「かっこいいよ!」
と…意外な言葉で称賛したのです。
これからを始める準備!
ユウが自分の主義や趣向を捨て去ろうとする深見と一緒にいられないと言ったのは、
決して彼と別れたいと思ったわけではなく、
お互いが自分のことを好きでいられる関係でありたいと考えているからだ。
さらに…
ユウは今回の話し合いによって深見の本音に触れたことで、
改めて今の自分が中途半端なことに気づきました。
本当に変わらないといけないのは自分だったのかもしれない。
そこでユウは深見にある提案をするのです。
「終わりじゃなくて、これから始める準備をしよう」
それは…
それぞれが一人で過ごしてみて、これからの自分と向き合う時間を作ろうという意味だった。
ちょうど今、ユウは日本を離れて海外で仕事の研修を受けるかどうかで迷っていた時期でもあり、
ずっと学びたかったことを学べるチャンスだと考えたのです。
その間はなんにも縛られないで、自分を大切に過ごす時間のその先にお互いの未来を模索する。
そういう時間が欲しいとユウは深見に提案しました。
自分にとってなにが大切なのかをはっきり自覚して、それを行動に移そうとするユウの考えを聞いた深見は、
「すっごい…いいと思う」
と…すぐに納得し、
「やっぱりユウはすごい!」と称賛の言葉を贈ったのです。
旅立ち
深見とじっくりこれからの事を話し合ったユウは、
フランスへ向かう準備のために一度実家へ戻っていました。
彼氏のことや結婚のことについてなにもユウから話を聞かされていない母親は、
トツゼン仕事で海外に行くという娘に言いたいことだらけでした。
しかし…
そんな母親のお小言を何とかやり過ごしたユウは、
これまで共に働いてきたスタッフたちに空港で見送られて、
仕事のこと以外に何も考えない1年を過ごすために日本から旅立ちました。
その時、自分のやりたいことを見つけるために、ユウがいない新しい生活を始めた深見は、
空港には顔を出していなかった…
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19話の感想
実写ドラマ化が決定してますます内容も盛り上がってきた本作ですが、
ちょっと著者である小川まるに 先生のSNSを見ていたら、
なんと…今回の19話からのお話が、本来先生が読者に伝えたかったお話だそうで、
そんなコメントを読んで、サイト主のまるしーとしては個人的にワクワクしているんです♪
あまり普段は漫画家の先生が自分の作品の見どころとか、
作品に込められているメッセージなんかを知る機会がないので、
読者としては漫画家さんのそういう思いを発信していただけるのはすごく嬉しいです。
「これまでより余計に作品に対する思い入れが強くなります」
さて…
本編のお話に戻って、ユウと深見くんの出した答えなんですが、
「これからを始める準備のために!」
という表現がなんとも建設的な表現ですばらしかったですね。
ユウの言葉と話し方を見ていて、やはり人と人とのコミュニケーションは言い方一つだな~と改めて感じました。
大好きな人からこういう言い方をされたら思わず納得しちゃいますよ。
縁あってせっかく恋人同士になれた二人です。
出来ればこのまま仲良く生活してゆきたいと願うのが本来の気持ちであり、
それをおざなりな言葉と感情で話し合ったら、そこから誤解を生じて、
取り返しのつかない事態になりかねません。
今回、深見くんが自分の正直な弱さとカッコ悪さをさらけ出し、
そんな深見くんに対し最大限の理解を示しつつ、自分の意見もはっきりと彼に伝えたユウ。
二人はこれで初めて理想的な恋人の関係になれたんだと思います。
だからこの先もし二人が共に人生を過ごすことがなくなったとしても、
「きっとお互いに後悔はないと思う。」
納得した結果だから。
きっと二人で過ごした楽しい時間は宝物になるはずだ。
「自分らしく生きるとは?」
ある意味で使い古された言葉である。
自分が本当にやりたいことを見つけることはすごく大変なことで、
一生それが見つからないまま人生を終える人も少ないないはずだ。
特に大人になったら、働いて生活することでもう精いっぱいになり、
本当の自分らしさなんて考えてる暇もない人が多いことだろう。
まだ心と体力に余裕がある独身時代の若さがあってこそ考えられることなのかもしれない。
まるしーは20代という期間をどう過ごすかでその人の人生は大きく変わると思っています。
だから世の20代の男女に伝えたい。
「大いに悩んで、大いに挑戦して、大いに自分の可能性を見出して欲しい!」
とにかく広げる風呂敷は大きいほどいいのです。
例えば、
まるしーの学生時代に、
「俺は将来日本を動かすフィクサーになる!」
と…皆に公言して大風呂敷を広げていた成績最下位でサッカー部補欠のS君がいたんですが、
なんと…
数年前にどこかの地方の選挙区で国会議員になっていました。
本当に日本を動かす立場の人間になっていたのです!
彼が高校卒業後に一体どんな人生をたどっていたのかは全くしりませんが、
間違いなく学生時代の彼は、誰が見てもただのホラ吹き野郎にしか思えなかったのです。
勉強もダメ、スポーツもダメ、イケメンでもない。
そういうことです。
いつの時代も”Boys be ambitious”だ!
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