一体誰が幸子に接着剤を・・・？
凛太朗（りんたろう）以外に幸子をイジメる生徒が出現した！
愛のヒーローを目指す危ないサイコ教師・愛田凛太朗は、あらゆる手段をこうじて犯人を探し出そうと奮闘する。
だが・・・
そこに待っていた答えは、彼が想像すらすることもなかった相手だった・・・
『ホームルーム』
2巻の解説と感想です♪
1巻の後半で、早くも凛太郎の予期せぬできごとが2つも勃発！
保健室のエロ先生・椎名（しいな）との危険な駆け引きと、
幸子に接着剤を仕掛けた謎の犯人のあぶり出し。
どちらもすばやく対応しなければならない重要案件だ。
どうする？
愛のヒーロー愛田凛太朗！！
2巻の見どころ
1巻を読んでその新しいダーティーヒーローっぷりが際立っていたサイコ教師・愛田 凛太朗（あいだ りんたろう）でしたが、
この2巻で、
そのサイコっぷりがドンドンエスカレートしてゆきます。
そして・・・
2巻のラストで判明するんですが、
驚くべきことに、この作品にはもう一人のサイコ野郎が存在することも分かりました。
その人物を知った時はかなり衝撃だった！
なんだろう・・・？
展開がまったく読めないミステリーなストーリーで、ページを読み進めるごとにドンドン面白くなってゆきます。
そこで、2巻の見どころなんですが、正直ぜんぶが見どころと言いたいところなんですが、
強いて言えば、想像してた展開をドンドン裏切られていくところでしょうか？
まぁ～これだけ読者の想像の裏をかいてくるストーリーも珍しい作品です♪
1巻を読んだ時点で、その雰囲気の異様なプンプンとにおっては来ていましたが、
やっぱりこの『ホームルーム』という作品はかなりヤバイです。
だって・・・
いい歳をした漫画オタクのオバサン・まるしーがここまで夢中になって興奮してるんですから！
面白い！
このイタさ爆発のサイコワールドにゾクゾクが収まらない～♪
1巻の解説と感想はコチラ♪
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ホームルーム【2巻ネタバレと感想 】凛太朗の狂気がついに走り出す！
最大のピンチ
凛太朗（りんたろう）の隠しカメラ付きボールペン（動画も撮れる）の中身を見たのかもしれない椎名先生との『夜回り当番』の巡回がはじまった。
凛太郎となんとかオトナの関係になりたい椎名は、ウキウキのハイテンションだが、
その日、幸子が、凛太郎以外の人間からイジメを受けたことにショックをうけた凛太郎は、心ここにあらずだった。
｛いったい誰が桜井にあんなことを・・・｝
凛太郎が幸子にヤッた接着剤のイタズラとまったく同じことをやってのけた犯人。
凛太郎はその犯人を見つけるべく全力で犯人探しにあたる。
だが・・・
そんな中、凛太郎の知らないところで別の計画も動き始める。
その首謀者は、凛太郎のクラスにいる、オチャラケ担当のショートモヒカン・ヤン沢こと、矢沢（やざわ）という男子生徒だった。
実は、幸子が凛太郎以外の人間に接着剤のイタズラをされたあと、珍しく凛太朗は、感情的になってヤン沢を平手でビンタしてしまったのだ。
そのことが原因でヤン沢から恨みを買ってしまった凛太郎は、
ヤン沢から、あるキケンな罠を仕掛けられてしまうのです。
もしその罠に凛太郎が引っかかってしまったら、教師生活も終わってしまうかもしれないわけで・・・
秘密を知られてしまったかもしてない椎名先生への対応に追われる中、
凛太郎に最大のピンチが訪れることに・・・
椎名先生との駆け引き
椎名先生と凛太郎がペアとなって巡回する『夜回り当番』の最終日がやってきた。
凛太郎は、なんとこの最終日に椎名先生をラブホテルへと誘います。
もともと凛太郎を狙っていた椎名先生は、喜んで凛太郎について行きます。
ホテルの部屋では、二人の激しいセックスが展開されますが、これは凛太郎が椎名先生に仕掛けた罠でした。
彼は椎名先生のあられもない姿を、例のカメラ付きボールペンで一部始終を撮影していたのです。
そして、もし椎名先生が自分と幸子との関係性に気づいていたら、
今回撮った動画を彼女が脅迫してきた時の対抗策として利用するつもりだったのです。
結果・・・
椎名先生との駆け引きは意外な形で決着を迎えることに・・・
後半の展開
自分に罠を仕掛けてきたヤン沢にキツーイ反撃をお見舞いする凛太郎。
しかし・・・
幸子に接着剤を仕掛けた犯人はヤン沢ではなかった。
ならば一体だれが幸子をイジメているのか・・・？
後半の展開は、ひととおり自分へのピンチを切り抜けた凛太郎が、全力で犯人探しへと動き出します。
そんな時、
またしても凛太郎が預かり知らないイタズラが幸子に仕掛けられてしまったのだ。
｛もう…許せない！｝
自分以外の人間が幸子を傷つけることに怒り狂った凛太郎は、
犯人あぶり出しのために、校内に大量の監視カメラを設置することにしたが・・・
しかし・・・
このあと、驚愕の真実が判明する…
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2巻の感想
「そう来たかっ！」
という衝撃の展開でこの2巻が終了します。
定石（じょうせき）の展開から裏切りの連続で、ハラハラ・ドキドキのしどうしだった1冊でした♪
やはり複雑な生い立ちで育ってきたダーティー教師・凛太郎のサイコパワーは、そんなに生やさしいものではなかった。
彼は敵に回すと一番怖いタイプでしょうね！
目的のためにはどんなことでも実行できる人間離れしたハートの強さを持ってる男だ。
今回のお話で、凛太郎が内に秘めた凄まじい狂気の大きさがよくわかった。
凛太郎は、かなり屈折した恐ろしいサイコパスで、そのサイコパスに引きづられるように幸子もかなりヤバイ女子高生なのだ。
ある意味もっともお似合いのカップルなんだと思います。
その二人の異常な関係に振り回されているのが、ある意味でクラスの生徒達なんだと思う。
そしてその一人目のか犠牲者がヤン沢ということだ・・・
毎回だれもやってない幸子へのイジメを告白させようとされたり、
図書委員長の矢作（やはぎ）なんか、今や凛太郎のしもべとして利用されている。
なんというか…
先にある結末がまったく想像できないコミックはホント珍しい。
今まで何百種類もの漫画を読んできたコミック中毒のまるしーなのに・・・
嬉しいやら悔しいやら…。
ただ・・・
もう～今から著者の千代さんがどんなラストで、このストーリーの決着をつけるのか楽しみでしょうがないんです。
最後は、凛太朗と幸子が結婚とかしちゃうんだろうか？
それとも凛太郎のサイコパスがバレて警察に捕まって終わりとか・・・？
一体、凛太郎と幸子にはどんな未来が待っているんだろう・・・？
今の段階ではどれほど考えても想像すらできないのだ。
しかも・・・
次回の3巻では、また新たな凛太郎の宿敵となるヤバそうな敵キャラが登場してくる！
ただ・・・
今度の敵は、
2巻で凛太郎に、こてんぱんにされたヤン沢とはまったく比べ物にならないほど強敵なオーラが全開なのです。
ヤッてることは異常で、違法で、むちゃくちゃなんだけど、その凄まじいい生い立ちを知ってしまったからなのか、
サイコパスな行動を続ける凛太郎を見てると愛おしくてしょうがない。
ヒーローになる。とか…
このまま幸子とハッピーエンドの結末なんてほぼありえないんだろうけど、
一度は、起きてる時の幸子と凛太郎のラブシーンが見ていたい。
まぁ～でも、冷静に考えてみたら凛太郎なんて、かなり屈折して悪質な犯罪者なんですけどね。
でも…
嫌いじゃない。
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