オイオイなんか収拾がつかなくなってきたよ！
愛情のベクトルがあっちこっちに乱れ飛んで、
しかも・・・
そのどれもがちゃんと目的の相手に刺さっていない。
これは不幸だ！
そしてカオスだ！
結局みんなド変態だ！
『ホームルーム』
5巻の解説と感想です♪
今や誰もこの作品を学園青春コミックなんて思っていない。
そう・・・
体の芯からゾッとするサイコ・ラブ・サスペンスである・・・
登場人物がほぼ変態というサイコーにイカした学園ラブ・サイコ・サスペンス！
そこれがこの『ホームルーム』です♪
今回もまたまた変態でやんちゃな世界観満載で、
撮った撮られた、ヤったヤられたのオンパレードでございます♪
そして・・・
今までやられっぱなしだった夏目ゆあに凛太朗が強烈なリベンジを実行する場面も！
またその方法が残虐で容赦ないところがスゴク良いのです♪
5巻の見どころ
ベテラン主婦のサイト主・まるしーをここまで笑わせてくれてドキドキさせてくれる学園ドラマ♪
いや・・・
変態ラブ・サイコ・サスペンス・ヒューマンコミックかな！？
始めから見たこともない新しいジャンルの学園コミックだとは思っていたが、
ここまで複雑で面白いプロットを組んで表現してくるとは・・・
著者の千代 さんという漫画家さんは、はかなりの強者ですな♪
次から次へとピンチを迎えつつも玉虫色の解決法でなんとかクリアしてゆく、
我らが変態ヒーロー・愛田 凛太朗（あいだ りんたろう）。
彼は令和時代における新しいヒーローの象徴なのか？
いや違うだろ…
ただの偏った思想を持つ変態教師であり、マザコン男だ！
ならば、この作品の中において誰に常識と救いを求めればよいのか？
そんなものはありゃしない！
登場人物の全員が頭のイカれた変態野郎なのだから。
今回 5巻見どころも、既存のキャラたちが入り乱れる歪な愛憎劇に終始しているところです。
しかも・・・
『ホームルーム』唯一の良心であった”丸山のぶ代” の性癖が明らかになった時点で、
この作品のカラーが完ぺきに証明されたようなもんだ。
もう…まるしーは、この変態ラブ・カオス漫画のワンシーンたりとも目が離せない！
4巻の解説と感想はコチラ♪
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ホームルーム（漫画）【5巻ネタバレと感想 】入り乱れる歪な愛憎劇！
第42話：「冷たい理由」
幸子に対するのぶ代の衝撃的な愛の告白で幕を閉じた4巻のラストシーンでしたが、
5巻はその続きから始まります。
「ごめん…」
あっさり幸子から熱い想いを拒否られたのぶ代。
まさかのぶ代がマジで幸子にレズってたなんて・・・
一方…
保健室では、凛太朗に好意を寄せている椎名先生が、
最近自分に対して冷たい理由を聞こうと凛太朗に詰めよっていました。
第43話：「不動明王」
この章では、凛太朗の弱みを握って彼を下僕化しようとしている夏目 ゆあと、
仕方なくそれに付き合っている凛太朗が女王様プレイをしている最悪の現場を、
のぶ代に目撃されてしまうという出来事が描かれています。
幸子にフラれたばかりの のぶ代はその光景を『不動明王』のような恐ろしい表情に・・・
それは幸子を思ってのこと。
第44話：「ポニーの決意」
自分から凛太朗を奪ってゆく存在は保険教諭の椎名先生だと思い込んだ幸子。
ふつふつと椎名先生への敵対心が膨らんでゆきます。
賞レースを勝ち抜く優秀な牝馬である椎名先生に対し、
自分は遊園地で子供たちを楽しませるポニーであると思っている幸子。
だけど・・・
もし、椎名先生がいなくなれば…？
恐ろしいポニーの決意とは一体？
第45話：「舐め猫」
夏目ゆあが、凛太朗を本気で自分の下僕とするべく動き出しました。
「みんなに面白いものを見せてあげるニャ？」
と宣伝して、
校舎から離れた使われていない部室に凛太朗を呼び出して、
ヤバい動画を撮影しようとたくらむ ゆあだったが、
まさか自分がとんだ ”舐め猫” になってしまうとは・・・
第46話：「大人」
大人を舐めていたらこういう事になる。
この章では、今まで凛太朗に好き放題やってた ゆあが、
凛太朗に見事なカウンターパンチで復讐されます。
しかも・・・
なかなか残虐な方法で・・・
第47話：「子供」
厄介者の夏目ゆあを撃退した凛太朗は、久しぶりに幸子の家へと忍び込みます。
その際、子供の頃の思い出が凛太朗にある言葉を投げかけてくる。
すごく刹那的な・・・
ある意味、もっとも精神が壊れているのは、この凛太朗なんだ・・・
第48話：「それぞれの愛田」
幸子が椎名先生に凛太朗をめぐる直接対決を仕掛けるお話です。
「愛田先生は私に…愛を教えてくれたんです！！」
自分の凛太朗”愛”を、若者らしく椎名先生にぶつける幸子。
そんな幸子に椎名先生も容赦なく反論の言葉を口にします。
それぞれの愛田 ”愛” がぶつかり合う激しい女のバトルを見守っていたのぶ代・・・
第49話：「愛のチカラ」
どんなに幸子を想っても届かない のぶ代の愛。
そんな時、イケメン男子の竹ノ内が のぶ代になんと愛の告白をした！
イケメンなのにブス専の竹ノ内がついに動いたのだ。
しかし・・・
のぶ代はレズなうえに、幸子に夢中の状態なわけで、
竹ノ内のアタックはのぶ代の心をイチミリも動かすことはなかった！
しかし・・・
あることを考えた のぶ代は、竹ノ内の告白を受けることに！
そしてこのあと、
のぶ代の幸子に対する愛のチカラが彼女をとんでもない行動に走らせてしまう・・・
第50話：「片方のゆくえ」
凛太朗の件で言い争った幸子とのぶ代の絶交状態が続いている。
しかし・・・
なんとか二人はお互いに仲直りをしたいと思っていた。
そんな時、またもや幸子に対する嫌がらせ行為が発覚する。
幸子の上履きの片方がゆくえ不明となったのだ。
もしかしてまた凛太朗が仕掛けたか？
さて・・・
片方のゆくえは？
第51話「そーゆーのいいから」
恐らく…
いや…ほぼ幸子の上履きを隠した犯人は凛太朗なんだろう。
結局、凛太朗がクラスのみんなの持ち物検査を実行した結果、
幸子の親友である のぶ代のカバンから幸子の上履きが発見された！
これで一気にのぶ代は幸子と仲直りのタイミングを逸してしまうのです。
しかし・・・
クラスでたった一人だけ、のぶ代の味方に付いた生徒が！
それはもちろん竹ノ内くんだ！
だけど・・・
のぶ代をフォローする竹ノ内くんの言葉を
「そーゆーのいいから」
と…冷たくさえぎり、のぶ代はあることを竹ノ内に頼んだ・・・
第52話：「女」
凛太朗の策略にハマって傷ついたのぶ代が竹ノ内に頼んだのこととは、
自分を”女”にしてもらう事でした。
竹ノ内に抱かれて自分が改めて女を自覚することで，なんとか幸子への想いを断ち切ろうとしたのだ。
一方その頃、
幸子の部屋では、またまた凛太朗が入り込んでいて、
過去に例を見なかったとんでもない行動をおこしている真っ最中だった・・・
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5巻の感想
ラストのお話はマジで衝撃映像でした！
のぶ代の初体験ニュースも十分ビッグ過ぎる衝撃ニュースでしたが、
やっぱり幸子と凛太朗のあの光景！はパンチが効きすぎ。
正直すごくショッキングなシーンでした。
まさか凛太朗がそこまで幸子に侵食していたとは・・・
「リトルラブリン発射！」
ってアンタそりゃかなりムチャクチャな犯罪ですよ！
「発射」
って言ってるということは当然”アレ”は装着してないはずだし！
でも・・・
アレなしで発射なんかしちゃったら、もしかすると1年後には本物のリトルラブリン登場の可能性だって出てくる。
やっぱりヤバイ奴だ凛太朗は！
まぁ～危機一髪でその危機は回避されたわけだけど・・・
とにかく今回は、ほんとに色んな事件やエピソードが盛りだくさんの1冊で、
5巻の中には退屈なエピソードなんて一つもなかった♪
さすが稀代のカオ学園漫画だ！
次から次へと凛太朗に襲いかかる危機やトラブルたちと、
そのピンチに天才的な適応力で反応してゆく凛太朗のさばき力！
今度こそヤバいんじゃ？
っていうシュチュエーションからの逆転劇はホント見ていて楽しませてもらえる♪
しかも・・・
次の6巻にはもっと面白くドキドキさせてくれそうな伏線がタップリで・・・
しかしまぁ～
名作ですね♪
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