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屍牙姫(しがひめ)【ネタバレ3巻】壮一がちかにキュンとして…

修の宿敵としてしぶとく使い魔になって復活をとげた壮一!

彼の実力に対して、今の修じゃまったく歯が立たない。

そんな時、

美輪子がそんな二人のライバル関係を面白がって、壮一に謎の魔法をかけた。

すると壮一は・・・

屍牙姫(しがひめ)

3巻の解説と感想です♪

今回は、美輪子の策略により、

修・ちか・壮一による狂おしい愛憎劇が繰り広げられることに・・

なかなかの小悪魔キャラだったちかの行動が男たちを惑わす。

 

3巻の見どころ

最初のころ、美輪子の使い魔候補として彼女のそばにいた壮一が、

前回の2巻で見事に復活してきました!

美輪子に殺された時は、

「えっ!?」

と思いましたけど、こういう筋書だったわけだ。

これで、壮一が1巻であっさり美輪子に殺されちゃった理由が分かった♪

 

しかも・・・

復活した壮一はめちゃめちゃ強そうだったし!

今回リリースされた3巻は、異様な負のオーラを全開にしたこの壮一が主役です!

 

まだ・・・

使い魔としての運命を受け入れることができず、鍵爪(かぎづめ)さえ満足に使えない修に対し、

壮一は見事に使い魔として名を売り出し始めている。

自分と壮一との力の差に激しく劣等感を感じた修が、ついに使い魔としての自分に目覚めていくところが見どころの一つだ。

 

さらにもう一つ・・・

脇目もふらず、修と美輪子への復讐を誓い、使い魔としての腕を磨いてきた壮一が、

美輪子の仕掛けた謎の仕掛けで、思春期の男子特有のスランプ症状に陥ってしまう。

 

その原因となるのが、修にとって最愛のカノジョ・ちかの存在だ。

悪気なく壮一のうぶな心をかき乱すちか。

今まで恋愛経験がまったくなかった壮一は、ちかに恋心を抱き、

それがまた修との激しい三角関係に発展してゆくところが最大の見どころとなります♪

 

ただ・・・

なんか謎めいた世界のホラーアクション感は、ちょっと薄れてきたような気がるのは自分だけか?

まぁ~でも十分楽しめたからそんなことどうでもいいや♪


2巻の解説と感想はコチラ♪
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屍牙姫(しがひめ)【ネタバレ3巻】壮一がちかにキュンとして…

ちかと壮一

ある日、まったく学校に姿を表さない修のことを心配して、ちかが壮一の通う学校まで訪ねてくるのです。

まずそこで、壮一は、修のことを本心から心配してる様子のちかを見て、修にある種のジェラシーを覚える。

ただ・・・

「僕は何も知らない」

と答えた壮一に、ちかはこの間、事故に合いそうなところを助けてくれたお礼だと言って、手作りのクッキーを渡した。

それも少しだけ顔を赤くして・・・

このことがきっかけとなって、壮一は修にさらなる敵意を抱くことになる。

 

その後、壮一は修と直接対決をしようとするが、実際、使い魔になった修に会ってみると、

まったく使い魔としてのパワーを使いこなせていない修を目の当たりにして、

燃え上がった闘争心はどこかに消えてしまい、

{コイツをいじめてやろう}

という別のサディスティックな感情が生まれた。

 

その方法は、修の恋人・ちかを利用することだった。

 

案の定、壮一を前にしてまったく歯が立たない修は、壮一にちかの名前を出されて怒り狂っている。

{面白くなりそうだ}

壮一は、満足そうな顔で、ちかに連絡をとった・・・

美輪子のいたずら

壮一から連絡を受けて、美輪子の住む屋敷に修を訪ねてきたちか

美輪子と修の関係を全く知らないちかは、やさしい笑顔で自分を迎えてくれた美輪子に信頼感を抱き、

修との関係をセキララに告白して、大いに美輪子の遊び心を刺激してしまう。

 

その頃、当の修は、同じ屋敷の別室で、壮一からこっぴどく痛めつけられた傷の治療中だった。

何も知らず修との関係をのろけまくるちかに、ちょっとイジワルな気持ちになってきた美輪子は、

能天気にはしゃぐちかにちょっとしたいたずらを仕掛ける。

 

ちかを気絶させて、彼女を壮一が住む部屋のベットに送り込むのだ。

すると・・・

突然、自分のベットに眠っている状態のちかが現れ、

壮一は、驚きつつも、健康な高校生男子として当然の性的興奮を覚えることに・・・

すると…

じっと…ちかの悩ましい寝姿を見ていた壮一の手が、ゆっくりとちかの胸もとへと伸びていった・・・

3人の愛憎劇に…?

美輪子が仕掛けたちょっとしたイタズラがもとで、

修・ちか・壮一の3人が若さゆえの愛憎劇を繰り広げる結果に・・・

 

美輪子の悪ふざけとも知らず、ちかに近づく壮一に怒りとジェラシーを増幅させる修は、

美輪子に新しい使い魔のマスクを渡され、使い魔としてのスキルを磨いてゆく。

 

一方で、美輪子の策略により、ちかに恋心を抱くようになった壮一は、

なぜか使い魔としての能力が急激に衰え、自慢の鍵爪(かぎづめ)さえ出せなくなってしまう。

完全なスランプだ!

この先、若い3人が繰り広げる愛憎劇はどうなってゆくのか・・・?

 

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3巻の感想

どうして恋をしたら鍵爪が使えなくなるんだろう…?

それも美輪子が壮一にかけた魔法なのか?

 

まぁ…でも今回で、壮一の純粋な人間性みたいなものが垣間見れた気がするな。

 

イジメられっ子な上に、たった一人の母親は既に人間を卒業している状態!

こんな状態で、健康で文化的な生活なんて送れるはずがない。

なにをやってるんだ厚生労働省は!

 

まぁ~それにしても、ちかという少女はなかなかの小悪魔です。

「好きです!」

なんて言葉、顔を赤らめて言われたら、思春期まっさかりの健康男子はひとたまりもない。

 

友達として・・・

とかいう後付けの言葉なんてまったく耳に入るはずもない。

そりゃ~鍵爪も出せなくなるわ!

思わず露呈してしまった壮一の弱点ということですね。

 

その反面、恐ろしいまでのジェラシーとリベンジに燃える修は、ついに使い魔として覚醒し始めました~♪

 

だから、ちかと壮一の存在は、美輪子にとって、又とない良いきっかけを作ってくれた恩人ということになるな。

 

今後、ドンドン使い魔としてのスキルを磨いてゆくだろう修。

その半面、ますますこれで、ちかとの関係は気薄になってゆくんだろうか・・・?

 

もしかすると、なんか恐ろしく不気味になってきた修に嫌気がさして、

純真で、紳士的な壮一にちかが本当に恋してしまう流れもあるかもしれないな。

ただ・・・

そうなったらそうなったで萌える♪

どっちにしても変なホラーアクションワールドの話より、下世話な高校生の愛憎劇のほうが、けいぞーとしては楽しい♪

 

今は、だんだん自分好みになってきたストーリーにワクワク感が止まらない。

 

>>>『屍牙姫』4巻の解説と感想はコチラ♪

 

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