著者：知るかバカうどん
『君に愛されて痛かった』
5話の解説と感想です♪
ついに一花が、かなえへの攻撃をスタートさせる！
シカトから始まる一花への嫌がらせはどんどんとエスカレートするんだろう…
あれほど気を付けてやり過ごしてた日々だったのに。
これが、いっぱしの幸せを手に入れたかなへに対する報（むく）いなのか…。
5話のあらすじ解説
４話のラストで、最愛の寛（ひろし）と かなえが抱き合ってるシーンを見た 一花。
一花と寛のキューピット役を引き受けたはずのかなへが裏切った！
それが、自己中まる出しの一花が出した答えが、
「ムカつくー！」
という短絡的なものだった。
人の気持ちや事情などまったく考える頭のない愚かな女子高生。
「一花は、グループのクラスメートたちに、かなえと寛のことを触れ回ってかなえへの攻撃を開始する。」
今回の5話はそんなに見どころ的なシーンやドラマはないのですが、
ただ一つ、一花が中学時代に経験した苦い過去と、人間関係で悩んでいたことがわかるシーンが描かれています。
過去に辛い経験をしたものに限って、後に今度は自分が首謀者となって人を攻撃するという事があります。
「それが今の一花だ！」
そして今回はその矛先が不幸にもかなえに向けられてしまったのです。
なので、そんな一花の複雑な胸の内が見どころと言えば見どころです～♪
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君に愛されて痛かった【5話】ネタバレ注意の解説｜一花からの攻撃が始まる！
始まり
かなえと寛のラブシーンを目の当たりにした一花は、その時の画像とともに、さっそくグループメールでその事を報告する。
すると返信されてくるのは、一花への心配するコメントと、かなえへのバッシングの言葉だった。
みんなの反応は、｛一花がかわいそう｝と｛かなえはクズ｝という意見がすべてだった。
仲間たちから寄せられた言葉に背中を押される形となった一花は、翌日から学校で、かなへへの攻撃を始めたのです。
一言もかなえから事情なんて聞くこともなく…。
一花からの攻撃が始まる！
「おはよう♪」
と、笑顔であいさつするかなえを睨みつけて一斉に無視をする一花とその仲間たち。
すると一花以外のクラスメートが口々に誰ともなく言いだした。
「言ってる事とやってる事が違うやつって信用できないよねー」
「友達裏切るとかサイテー」
グループの人間たちが言った言葉ですべてを理解したかなえは、何も言わず自分の席へ着いた。
すると、かなえの机にはオモチャのゴキブリが大量に仕掛けられていたのです。
「ひっーー！」
驚いた拍子に椅子から転げ落ちるかなえと大量のゴキブリ。
それはクラス中が大騒ぎになる出来事でした…。
ついに、一花からの攻撃が始まった瞬間です！
あまりにもあからさまな嫌がらせに耐えられななくなったかなえは、すぐに学校を早退しました。
そんなかなえを見て、
「弱いってズルいよね！」と、みんなの共感を求める一花。
そして、一花の意見にみんなは同調し、彼女を取り囲んでかなえへの制裁を誓い合うのです。
家に帰って両親と夕食をとる一花は、父親に寛とかなえの話をしています。
すると、一花が、かなえというクラスメイトのことを仲間外れにしていることが分かった父親は顔を曇らせた。
恐らく過去に一花は、学校生活でなんらかの問題を抱えていたことがあるのだろう…。
一花にクラスメイトと仲良くするよう諫めた父親でした。
さらに、食事を途中で切り上げたうえに、落胆した表情で自室へと向かう父親の背中に向かって
「んっ！？意味わかんない」と、吐き捨てる一花。
彼女もまた、どこか精神を病んでいるのでしょう…
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5話の感想まとめ
今、一花がかなえにやってることは、ぜんぶ自分に返ってきそうなことだし、かなえを攻撃したたやつらは、いつか違う形でしっぺ返しがやってくるはず。
因果応報という言葉がありますが、人にした嫌なことは回りまわって自分に降りかかってくる！
必ず人の妬みや嫉みは連鎖しちゃうと聞いたことがあります。
「親の仇」みたいなもんかな？
そして終わることのない怨嗟。
ただ、どこかで誰かがそれを断ち切らないと、永遠に傷つけあうことに終わりが来ない。
人が人を傷つけることは本当に悲しいことだけど、人々の争いもまた、永遠になくならないと思う。
これは人が集団で生活している以上、しょうがないことなんだと思う。
大事なのは、人が理不尽な目に合っている場面を目の当たりにした時に、自分がどういう行動をとるかということであって他人の行動なんてどうでもいい！
「自分はどうするのか…？」
見て見ぬふりをするのか？
自ら関わってゆくのか？
誰かに助けを求めるのか？
その答えは、年齢や、立場や、状況によって変わるだろう。
ただ、そこで、一番大切なのは考えることだと思う。
弱い自分を正面から受け止めて、一体どうすればみんなで仲良く暮らしてゆけるのかを考えて、苦しんで、苦悩する。
自分に無理をしてヒーローなんかにならなくてもいい。
「とにかく無関心にならないこと！」
それが、大事なんだと思う。
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