翔子・裕真 夫婦の間に新たな光明が見え始めた陰で、
美鈴には離婚の危機が迫っていた…
愛する人との子供が欲しい!
願うことはただそれだけだったのに、
不妊治療を始めたことでですり減ってゆく心と体。
消耗してゆくもう一組の夫婦!
『一日千秋』
7話の解説と感想です♪
主人公夫婦・片桐家に未来への光が見え始めたころ、
不妊治療で知り合った美鈴には心折れる事態が発生していた!
今回は、壊れ行く美鈴の夫婦関係が明らかになる。
なんで・・・
不妊治療はいつも女だけが辛い思いをしてしまうのか・・・?
7話の見どころ
主人公・翔子の夫・裕真に不妊の理由が見つかったことで、一筋の光明が差した夫婦の不妊治療。
だけど、今回はこの夫婦のお話は一旦お休みだ。
クリニックで、ヒロインの翔子が知り合いになってから、何かと相談に乗ってもらっていた淡路 美鈴(あわじ みすず)。
今回の7話では、彼女の夫婦関係が全編に至って描かれているんです。
6話のラストで離婚届けにサインするよう美鈴が夫に告げるシーンが描かれていました。
この7話には、それまでに至る美鈴とその夫・洋輔(ようすけ)による夫婦の葛藤が描かれているんです。
主人公夫婦・片桐家とはまた違った夫婦の切ない不妊治療の状況が明らかになります。
美鈴が夫に受けた心ない対応や、もはや後戻りできなくなった不妊治療のリアルな厳しい現実が、
読む人の心を深くえぐります。
見どころは、お互いを愛する気持ちがあるにも関わらず、不妊という不幸な状況が原因ですれ違ってゆく夫婦の心ですね!
過去に不妊治療を経験したことがあるサイト主のまるしーには、すごく美鈴の辛さが理解できました。
そして・・・
本来は大好きなはずの夫に、あんな態度や言い方をしてしまう理由も・・・
正直言って7話のお話は、かなり心を痛めます。
読んでて辛いです・・・
ただ・・・
これが不妊治療の現実なんだとも思います。
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一日千秋(漫画)ネタバレ7話!消耗してゆくもう一組の夫婦!
もう一組の不妊治療
今回の章では、ヒロイン・翔子の不妊治療仲間・美鈴の夫婦関係がメインで描かれています。
ただ、ひたすら好きな人との子供が欲しかった美鈴。
だけど・・・
不妊治療を始めてもう3年の月日が流れてしまった!
不妊の原因は、夫・洋輔(ようすけ)にはなく、少しの子宮内ポリープを持っていた美鈴にあった。
ただ、、診察してもらった医師には、妊娠にさほど影響はないと言われていたのだ。
でも・・・
不妊と闘うこと3年。
タイミングを見計らいつつ、9回もの人工授精を重ねてきたが、いまだに夫婦の子供には出会えていない現実が美鈴を痛めつける。
受診するたび味わうホルモン注射の痛みが、重い気持ちをさらに重くする。
一体いつまでこんな辛い思いをしなければいけないのか?
夫の洋輔(ようすけ)も最初のうちこそ協力してくれていたものの、
回を重ねるごとに面倒くさそうな言動が増え始め、
最近では不妊に関することの相談には返事さえもしてくれなくなった。
分かっている!
こんな夫婦の状態で、たとえ子供が生まれたとしても本当に幸せな家庭が築けるとは思えない!
不妊は、夫婦にとって様々な大切なモノを奪ってゆく、
夫婦の時間、お金、そして…お互いへの愛情。
ただ・・・
日ごろ溜まってゆく不妊治療のストレスは、夫を知らぬ間にセックスレスな状態に追い込んでしまっていたのだ。
排卵日にかける夫への過度な重圧。
自分だけが不妊治療で辛い思いをしているという被害者的な言動。
実際、不妊治療では、女性側が主軸となって病院へ通うケースが多いわけで、
特に妻のストレスが溜まりに溜まってゆく傾向がある。
不妊治療が長引いたことで、夫婦関係がおかしなってゆく典型的なモデルが美鈴と洋輔の夫婦だ。
やがて・・・
ささいな言葉のすれ違いや行動で、本来、仲が良かった夫婦の絆が壊れだしてきたのです・・・
初めて訪れた希望
相変わらず、ギスギスした夫婦関係の中、
不妊治療のためにちょくちょく会社を休んだり、遅刻したりしていた美鈴は、
勤めている仕事場の上司から、体調が回復するまで休職したらどうかと勧められる。
そう・・・
美鈴は自分が不妊治療を受けている事実を会社には隠して、病気だと報告していたのだ。
当然、美鈴に対する会社や同僚からの心証は悪くなる。
そんなことがまた、美鈴に心を疲弊させていった・・・
ただ・・・
こんな辛い状況も、自分が妊娠さえすればきっと解決できると思ってた。
冷え切った夫との夫婦関係も、仕事のことも、自分自身のキリキリとした心の痛みも、
その全部を、新しく芽生えた命が取り除いてくれると信じて疑わなかったのです。
だから美鈴は、初めて、体外受精での方法を試してみたのだ。
しぶしぶ了承した夫の洋輔は、美鈴の頑(かたく)なな意志に折れた形だった・・・
そして・・・
体外受精の治療が始まり、その経過はすこぶる順調に進んでいた。
{このまま上手くいけば妊娠できるかもしれない}
それは、美鈴が不妊治療をスタートしてから初めて訪れた明るい希望でした。
しかし・・・
その陰で、夫・洋輔の美鈴に対する愛情は、今や風前の灯(ともしび)となっていたのです・・・
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7話の感想
不幸にも、子供が欲しいのに授からない夫婦のリアルな苦悩が見事に描かれている内容でした。
世の中には、妊娠したことを「失敗した!」と言う女性や夫婦が存在します。
その女性や夫婦にとって『妊娠』は失敗だったのかもしれない。
それは人それぞれの感情だからしょうがないのかもしれないけど、
彼らが言う『失敗』を追い求めて、何年も辛い治療を続けている女性や夫婦もいるわけで・・・
そこには、『不条理』という言葉だけでは収まりきらない悲しみや苦悩が存在しています。
サイト主のまるしーも何年かの不妊治療を経験したことがあるからよく分かる。
治療を受けている期間は本当に地獄だった・・・
自分に女性としての欠陥がある、という負い目と向き合いながら、いつ結果が出るとも分からない手探りの治療を続ける不安。
何種類もの薬を飲み、何本もの注射を打たれ、何時間も病院のソファーに座り続けた・・・
知り合いにも言えず、ただただ精子が卵子に着床する瞬間を願って耐え続ける日々。
夫は、義務のセックスに疲れ果て、やがてはその重苦しい家庭の空気に耐えられなくなってくる・・・
きっと重病人を看病する家庭と同じような負の空気が家中に漂っているんだろうな~
まるしーは女性の立場で、その苦しい思いを味わってきたけど、
夫は夫で、また妻とはまた違った苦しみを味わってきたのだと、今になってやっと理解できるようになった。
とにかく不妊治療を受けている間は、被害妄想が酷かった!
テレビで、お産のシーンや、育児に関する情報が流れた時は、舌打ちしながらチャンネルを変えたり、
外出先で、小さな赤ん坊が泣いてる光景を見ては、苦々しい顔つきになっていたのです。
まるで、世の中の全てが自分の敵であるかのように・・・
だから、いまだゴールが見えない闘いの真っただ中にいる美鈴の苦しい気持ちは痛いほどよく分かる。
自分だって充分に頭では理解しているんです。
例えば、夫への言動。
でも、どうしようもない!
そして、夫の無関心に見える妻への冷たい態度。
全てが悪いバイオリズムとなって日常が過ぎてゆく・・・
この最悪な状態を解決するのは『妊娠』しかない
そう自分に言い聞かせるしか、今の美鈴には方法がなかったのです。
この美鈴の心情も痛いほどよく分かるし、同じ考えの女性はたくさんいるはずだ。
全てが分かりすぎて、読めば読むほど心がズキズキと痛んでくる!
不妊ってホント罪だな~
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