著者：一城れもん
『実は私、溺愛されてました！？～最低彼氏から最強彼氏へ～』
13話の解説と感想です♪
ついに陽気でコミュ力抜群なキャラを演じてきた辻の怪しい一面が見えてきた。
元カレ・樹と入れ替わりで現れたワンコ系の年下イケメン社員・辻でしたが、
これまでに見せてきた皐月に対する言動や行動がどうも胡散臭い匂いがプンプンしてましたが、
ここへ来てどうやらその陽気な仮面の下に隠されたヤバいそうな本性が現れました。
以前からそんな辻のヤバさをかなり警戒していた真白でしたが、
皐月はまさか自分が辻のターゲットになっているとは考えもしなかったのです。
無警戒もここまでくれば立派な重過失です。
お人好しで自意識が低すぎる皐月に辻の危険な罠が襲いかかります…（汗）
「今回の辻とのヤバい状況を作り出したのは、明らかに皐月の初歩的なミスだ…（汗）」
12話の解説と感想はコチラです♪
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実は私、溺愛されてました！？ 【ネタバレ13話】やっぱりそうか！
飲み会
まったく下心がないように見える屈託のない笑顔で皐月をデートに誘う辻。
その”デート”という刺激的なセリフに最初は驚いた皐月でしたが、
その行き先が美味しい居酒屋ということと、
ちょうど他の研修メンバーも合流して一緒に飲み会へという流れになったことで、
皐月はほとんど辻に警戒心を抱くことなく皆での飲み会に参加することにしました。
普段一緒にお酒を飲む機会などなかったメンバーとの親睦を深める機会にもなり、
この時まではそのきっかけを作ってくれた辻に感謝する気持ちまで持っていた皐月です。
そんな中、飲み会を楽しんでいる皐月の携帯に真白から連絡が入ります。
席を離れた皐月はそこで真白とちょっとしたラブラブな”恋人トーク”の中で、
真白が自分の知らない男性たちとの飲み会に皐月が参加していることうぃ凄く心配していることを知り、
自分がいかに真白から愛されているかをしみじみと実感して心がキュンとする皐月でした。
その後、真白との会話を終えて飲み会の席に戻った皐月は、
そこからほどなくして皆より先にホテルの部屋へ戻りました。
理由は明日が本社研修に来て初めての休みということもあり、
大阪観光をして真白や会社の人たちのお土産などを買う予定だったからだ。
なので…ここまでは何の問題もない順調な本社研修だったのです。
なのに…
やっぱりそうか！
それは皐月が飲み会から宿泊するホテルの部屋に戻ってくつろいでいた時のことでした。
トツゼン辻から電話がかかってきたと思ったら、
なにやら切迫した声で皐月の部屋の前にいるからドアを開けて欲しいと言ってきたのです。
驚いて皐月がドアを開けると、そこにはお酒とおつまみを持ったほろ酔いの辻がいた。
さらに彼は皐月の制止を聞かずにそそくさと部屋へ入り込んでしまったのです…（汗）
皐月が迷惑だからと訴えても酔っているのか聞く耳を持ちません。
仕方なく辻がビールを一本飲み終わるまで我慢することにしましたが、
すでに酔いが出来上がっている辻は一向に皐月の部屋から出ていく様子がない。
厄介な事態になってしまいました。
しばらくそんな辻の一人飲みを静観していた皐月でしたが、
なにやら辻の言動や目つきが怪しくなってきました。
これまでの皐月に対する辻の行動を見ていれば、
やっぱりそうか！
と…納得するような彼の危険な行動が勃発しちゃいます…（汗）
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13話の感想
ついに本性を現してきた辻くんです！
彼はここまで詐欺師並みに巧妙なアプローチで皐月に警戒心を持たせないよう振る舞ってきました。
あくまでも陽気に明るくその下心が一切露見しないように、
誰にでも愛されるワンコ系イケメン年下キャラを作り上げてきたのです。
「その効果が実った瞬間が今の二人の状況だ。」
今回の本社研修だって辻くんが皐月と共に行くこととなったのは、
もしかすると彼が何らかの策を講じたからではないでしょうか…？
そもそも自己評価が低く他人に対する警戒心が低い皐月の懐に入り込むなど、
辻くんにとってはほんの朝飯前な仕事だったかもしれませんね。
ただ…
このたびの一件に関してだけ言えば、完全に皐月のミスであり、
立派な恋人がいる皐月がとる振る舞いではありませんでした。
「なんかガッカリだ…（汗）」
無警戒と言うよりは、困ったふりをして楽しんでいるのではないかと思うくらいお粗末な皐月の行動でした。
ホテルの部屋に酔った後輩男性を入れて、そのままお酒を飲ませるだなんて、
他人から見れば「自分を襲ってください♪」とでも暗に誘っているような対応であり、
まったく一人の社会人女性としての常識的な行動ができていません（汗）
というかあのリアクションはありえない。
もし今回の一件で皐月が窮地に陥ったとしても、法的には辻くんに罪があったとて、
それまでの経緯を含めて皐月に対して同情的な気持ちは一切湧いてこないでしょう。
特に辻くんに関してはこれまで何本もの怪しい”フラグ”が立ちまくっていたし、
なにより真白くんが散々っぱら辻くんに対する警戒を皐月にうながしてきました。
その結果が今回のホテルの部屋で二人きり事件です！
この期に及んで辻くんに対する皐月の無軽快さは、
ある意味で受け入れていると思われてもしょうがないおバカすぎる対応ででした。
皐月は辻くんが無理やり部屋に入ってきた段階で、自分はドアの外に出て、
ちゃんと彼に退室を呼びかけるべきでした。
それが酔った男性であればなおさらそうしなければいけません。
それなりに常識を持って仕事面でも有能な皐月なのに、
どうしてこうも初歩的な女性としての”危機回避行動”がとれなかったのか…？
恐らくその原因は、自分なんかが辻くんの性的な対象に入っていないとする決めつけからだろう。
自身の女性としての自己評価が低すぎるあまりにこのような大失態を引き起こしてしまったのです…（汗）
今回の一件はかなり後々まで響いてくる皐月の失敗になるはずだ。
とにかく自分の部屋に辻くんを入れて１分でも同じ部屋で彼と過ごした事実は大きい。
たぶん他の研修メンバーたちもみな同じホテルの部屋に宿泊しているはずであり、
例え辻くんとの間に何も起こらなかったとしても、
皐月の部屋から辻くんが出てくるところを誰かに目撃されたらもうジ・エンドなのです…（汗）
翌日にはほぼ他の社員が知ることとなりますし、
実際に二人が関係を持っているとかいないに関係なく、
皐月の部屋に辻がいたという事実だけで二人の関係はスキャンダラスなものとなってしまうのです。
勿論その件は東京にいる真白にも伝わって彼の心を大きく傷つけることになるでしょう。
ここまでずっと皐月を見てきて彼女の言動や行動には、
なにかとイライラさせられっぱなしでしたが、
今回ほど皐月に腹立たしさを感じたことはありませんでした。
とにかく真白くんが可哀想で仕方ない…（汗）
あれほど辻くんには気を付けるよう念を押されていた皐月なのに…。
というかこのままでは真白くんがちっとも幸せになれないのでいっそのこと皐月と別れて欲しい。
今回の辻くんに対する皐月の浅はかすぎる行動は、同じ女性としてほんとに軽蔑する。
会社でそれなりのポジションを担う女性社員とは思えないバカさ加減だ！
大いに気分がモヤモヤとした13話のエピソードでした。
あぁ～ホント何事も起こらなければいいんだけど…（汗）
とりあえず辻くんの目的が気になるところです。
＞＞＞『実は私、溺愛されてました！？』14話の詳しい解説と感想はコチラ♪
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