あなたに抱かれたいけど・・・
もしまた拒否されてしまったら、私・・・
失恋の傷を抱えながら何とか自分を再生させようと頑張るマキ。
『オトナのおもちゃ』と恋愛と…
ちょっと異質のお仕事ラブストーリーが読者を病み付きにさせる！
『情熱のアレ』
3巻の解説と感想です♪
もくじ
前回までは…
同棲していた元彼・類と別れた後、
オトナのおもちゃ 製造メーカー『雁屋』の
イケメン営業マン・『王子』こと、大野光 といい感じの関係になってゆくマキ。
王子はかなりマキに興味を示していたんだけど、
肝心なところで類との苦い思い出がフラッシュバックしてきて・・・
恋も仕事もいまいち乗り切れてないマキ。
そんな中、赤塚の提案がきっかけでみんなで出かけた泊まりの別荘ＢＢＱ大会。
途中、赤塚に告白されたりしながら、
賑やかな一日を過ごしたマキは別荘での夜、
王子と甘い時間を過ごす事に・・・
マキは今度こそ逃げずに王子のモーションを受け止める事が出来るのか？
波乱を呼ぶ第3巻は二人のドキドキな空気の中、幕が明けた・・・
2巻の解説と感想はコチラ♪
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情熱のアレ【ネタバレ3巻】ついに結ばれたマキと王子！
ついに結ばれたマキと王子
いい感じの雰囲気のところを王子にさらっとかわされてしまったマキ。
{やっぱりこないだ逃げた時に終わってしまった…？}
少し落ち込んだマキでしたが、
もともと自分がイケメン王子と釣り合うなんて思ってなかったからそこまでショックではなかったのです。
でも・・・
王子が勤める『雁屋』のイベントに参加したマキは、
王子が働いてる姿を見て、
{王子とちゃんと向き合いたい・・・｝
と思っちゃうんです。
その日のイベント終了後、遅い時間になってから王子はマキのマンション前までやって来ました。
見つめ合う二人。
彼女は意を決して王子を部屋に招き入れます。
マキの部屋で、ぐずぐずと時間を潰す二人でしたが、
やがて時が来て、ベットに入った二人。
初めて二人が体を通じ合わせた夜となりました。
この時、王子は今までマキが抱いていたセックスに対する劣等感を全部取っ払ってくれたんです。
王子のおかげで女として初めての快感を味わうことが出来たマキは、
それからどんどん綺麗になって、
恥ずかしがってた仕事もどんどん積極的に挑み始めたのです。
まさにリア充真っ盛り
頑張り過ぎたかも
ついに結ばれたマキと王子ですが、
まだまだ類との後遺症が残っているマキ。
｛大丈夫だよね…？｝
｛この幸せは長くつ続くよね…｝
そう自分に言い聞かせながら満足な日々を過ごすマキでしたが、
まだまだ自分に自信がない彼女は、
一日でも早く王子と釣り合うような女性になりたくて、
自分がいっぱいいっぱいになるほど仕事に没頭するんです。
そんなに頑張る事ないのに…
王子との連絡もそこそこに仕事に追われる日々が続くマキ。
そして…
王子と会えない日が3週間続いたある日の夜、
クタクタになって部屋に帰ってきたマキのもとに王子から連絡が…
「ごめん、寝てた？」
「今近くまで来てるんだけど行ってもいいかな？」
ボロボロの顔を見られたくなくて一瞬、返事を躊躇したマキでしたが、
どうしても王子に会いたくて彼を招き入れます。
実はこの３週間、
王子もずっとマキに会いたくてしょうがなかったのです。
二人は久しぶりの再会に体を重ね合うんですが、
ハードな仕事のおかげでマキの体力は既に限界を迎えており…
それを察した王子は、
「無理しちゃダメだよ！」
「疲れてる時は断ってくれていいんだよ」
と優しくマキをフォローしてくれたんです。
なんとか早く王子に追い付きたくて無理してきたマキはその言葉で心が一気に解放されました。
その夜、溜まりに溜まった弱音を全部、王子に吐き出す事が出来たマキでした。
衝撃の再会
仕事も恋も順調なマキに突然不幸が襲います。
元気を取り戻したはずの母親が尿管結石を患い、
再び入院してしまうことに…
社長代理としてマキの責任は今までに増して大きなものとなりました。
それでも、王子や『フラミンゴ』のスタッフに支えられて
なんとか会社を回していったマキ。
そんなある日、新しく立ち上げたフェイスブックに
別れた元彼・類からメッセージが届いていたのです。
突然のコンタクトに動揺を隠せないマキ。
内容を見てみると、
結婚したという報告とともに生まれたばかりの赤ちゃんの画像が・・・
「ええっ～～結婚して子供まで？」
あのセックスレス恐怖症の男が！
メールの最後には直接会って伝えたいことが…
という締めくくりでメッセージは終わっていました。
「何よいまさら！会うわけないじゃない！」
始めはそう思ってたマキでしたが、
どうして、自分とはセックスレスだった彼に子供ができたのかを確かめたくて、
マキは類が待つカフェへ会いに出かけるのです・・・
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3巻の感想
なんとか王子や回りのみんなに支えられて
元気を取り戻したマキですが、
いかんせん類との不毛な同棲生活が長すぎたようで色んなトラウマを抱えることになってしまいましたね。
だけど・・・
ホント類にはビックリです！
よくぞマキに連絡してきたもんですね！
彼がメールで言ってた用事もめちゃめちゃつまらないものでしたし、
結局のところ類は、今の幸せをマキに伝えたかった事と、
自分勝手に懺悔して、後ろめたい気持ちから楽になりたかっただけのような気がします。
最期の最期までダメな男でした。
サイト管理人のまるし―は、ほんと嫌いなタイプなんです。
自分が楽になりたかっただけの懺悔。
つまらない元彼の言い訳を延々と聞かされたマキにとっては
なんともモヤモヤが残る再会だったことでしょう。
マキに王子という男性の存在が会ってホントに良かった。
それから個人的に赤塚のことも全然嫌いじゃないので、
彼に誰かいい人が現れたらいいのにと思ってしまう今日この頃です。
マキと王子の方は、
紆余曲折ありながらも仲良く過ごしていた第３巻でした。
そしていよいよ次は最終巻です♪
思い入れがある次で終わりなのはちょっぴりさみしいな～。
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