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従僕と鳥籠の花嫁【ネタバレ3話】廣臣の罪な匂わせキュン行動!

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著者:本田楓

『従僕と鳥籠の花嫁

3話の解説と感想です♪

大学では映画研究部のサークルに所属した藤乃と廣臣が、

今回は一泊二日で行われる新入生歓迎の合宿へ参加しました。

廣臣が実家の用事で院瀬見家に戻っていて大学を休んだ日に、

藤乃は勇気をふり絞って自らの意思で映画研究部への入部を決めたのです。

その際、藤乃のことを一人では何もできない”箱入り娘”とバカにした神崎とも正面から対峙して、

その結果…神崎が藤乃にとって大学生活で友人の第一号となった。

今回の合宿では神崎との距離をもっと縮めたいと思ってたわけだが・・・

「藤乃が神崎と親しくなることが嬉しくて、でもすごく切ない廣臣の複雑な心情…。」


2話の解説と感想はコチラ♪
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従僕と鳥籠の花嫁【ネタバレ3話】廣臣の罪な匂わせキュン行動!

新入部員の歓迎合宿

この日、映画研究部で行く新入部員の歓迎合宿に参加した藤乃と廣臣。

相変わらずバスの車中では完全看護の状態で藤乃に寄り添っている廣臣がいました。

このシーン笑えます♪

少しづつ大学生活に慣れ始めてきた藤乃は、

今回の一泊二日で行くこの新歓合宿では一人でも多くの学生と仲良くなることを目標としていました。

中でも藤乃に自分の殻を破る勇気を与えてくれた神崎とは、

特にこの機会でもっと親しくなれることを願っていたのです。

やがて現地に到着した映画研究部御一行でしたが、

すぐにどこかへいなくなってしまった神崎を探しに行こうとする藤乃に、

一人では危険だからと心配して一緒について行こうとする廣臣を振り切ってまで神崎のもとへ向かった藤乃。

明らかに映画研究部で浮いた存在の神崎のことを、

なぜか藤乃はまったく嫌な人物だと思っていないのです。

それに…他の先輩部員たちから神崎が裕福な家のボンボンだと聞かされたことで、

余計に神崎の事が他人とは思えない存在だと感じてしまっていた。

その後…浜辺で神崎を見つけた藤乃は、不愛想な神崎へ積極的に彼へ話しかけ、

神崎の”パーソナル”な情報を聞き出すことができた。

神崎の話を聞いてみると藤乃が想像した通りにひねくれた人間ではなく、

親の財力を笠に着て言いたいことを言っていたわけではなかった。

彼は自分が名家の御曹司として親から押し付けられた人生に必死で抗い、

自分で自分の人生を切り開こうともがいている真っすぐで努力家な青年だったのです。

神崎の知られざる本心知った藤乃は、より一層この神崎に”好感”を持つようになります。

その時、浜辺で会話している二人をどこか切なそうに見守っている廣臣の姿がありました。

彼はこの時どんな思いで藤乃と神崎を眺めていたのでしょう?

廣臣の罪な匂わせキュン行動

神崎とすっかり打ち解けることができた藤乃は、

すぐにでもその喜びを廣臣に伝えたくて、

風呂上がりに廣臣の部屋を訪ねようと思っていたところへ、

バッタリと同じタイミングで風呂から出てきた廣臣と遭遇します。

まだ濡れた髪をしている藤乃の髪をドライヤーで乾かしながら、

神崎と親しくなったことを嬉しそうに語っている藤乃の話を聞いている廣臣。

ただ…ドライヤーの音で細かい話の内容はほとんど廣臣の耳には届いていない(汗)

そんな中、すでに髪が乾いているにもかかわらず、ずっとまだ髪に触れたままでいる廣臣の異変に気付く藤乃。

「廣臣さん大丈夫ですか?」

どこか様子のおかしい廣臣に藤乃が声を掛けたその時でした。

藤乃の部屋を誰かがノックする音が聞こえます。

その主は神崎でした。

彼は藤乃と一緒に映画のDVDを見ようと誘いに来たのですが、

このあと…

廣臣が衝動的に信じられない行動に出てしまいます。

恐らく本人も無意識に出てしまったリアクションだったのでしょうが、

その廣臣の罪な匂わせキュン行動によって、藤乃が廣臣との未来を期待することになるのです。

さらに…藤乃も廣臣への想いが溢れてついついある行動に出てしまいます(汗)

いよいよ令嬢とその使用人による禁断の恋が走り始める…?

この3話の31ページから始まる藤乃と廣臣のドキドキする触れ合いシーンはまさに”キュン”のるつぼです。

絶対にお見逃しなく!


 

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3話の感想

とりあえず廣臣が藤乃に対して乗り物酔い止めの”ツボ押し”の光景にはかなりツボりました(笑)

廣臣って藤乃が困っている時は完全に保護者モードになっていて、

異性に対する照れや性欲が一切なくなって、ただ藤乃を守るという目的のみで体が反応します。

しかし…藤乃にとってはずっと恋焦がれる廣臣なわけで、胸がドキドキしてしょうがないのです(汗)

「この二人の対比が実に面白くて癒させる♪」

廣臣と藤乃だからこその”キュン”な光景たまらなく好きなサイト主のまるしーでございます♪

さらにこの作品では、どうしても廣臣の藤乃に対する複雑な感情が見え隠れするシーンを、

いつもドキドキしながら追いかけてしまう傾向がある。

特に神崎とドンドンと親しくななっていく藤乃を切なそうに見ている廣臣の表情だとか、

湯上りの藤乃の髪を廣臣がドライヤーで乾かしてあげるシーンなんか、

今にも抱きしめてしまうのではないかと思うほど淫靡な空気が漂う”官能的”な場面でした。

特に女性は好きな男性から髪に触れられると幸せホルモンが分泌される生き物で、

もしホントに廣臣が藤乃を後ろから抱きしめていたら、そのまま最後まで行ってしまうケースだったはずだ。

あの時の廣臣は藤乃の保護者の立場と好きな女性の髪に触れている自分と行ったり来たりしていたと思うのです。

そういう廣臣の感情がうっすら藤乃に伝わったからこそ、あの場に少し変な空気が流れたのです。

そして何と言っても神崎が一緒に映画のDVDを観ないかと藤乃のを誘いに来たあのシーンです!

ついに廣臣が藤乃に対する感情を出してしまうのです(汗)

あれは完全に廣臣の自我がでてしまった無意識の衝動だったのでしょう。

あんなことされたら藤乃だってさすがに廣臣の自分に対する想いに気づいてもおかしくはない。

実際あれで藤乃は廣臣に受け入れられる未来を期待してしまったわけですから。

しかも廣臣の口から出た

「今だけでいいから藤乃さんの時間を俺だけに…」

という使用人・廣臣ではなく本郷廣臣として口から出た言葉が衝撃的でした。

廣臣が院瀬見家の使用人となってから初めてつかった”俺”という表現が藤乃の心に深く響いた。

さらに…時間をくれという言葉は廣臣自身の中から出てきたセリフなんだと感激した藤乃は大胆な行動に出ました。

だって幼い頃からずっと恋焦がれてきた最愛の廣臣から告白されたようなもんなのです。

しかし…よくあの場面で廣臣は自制できましたよ。

湯上りで女性フェロモン出まくりの藤乃にベッタリと密着した形で抱きつかれても、

握りこぶしを固めて自分からは絶対に藤乃を抱きしめることはしませんでした。

こういう禁断の恋に走り出すか出さないかの瀬戸際なタイミングがたまらなく興奮しちゃいますね。

「もどかしいな~(汗)」

あと…

今回のことで完全に神崎は藤乃のことが気になっているはずだ。

もっと言うと、

「あれは藤乃に惚れた男の態度だ!」

藤乃もなかなかの魔性な女ですよ。

本人は無意識でしょうが、彼女の無防備で純真無垢なまっすぐさは男性にとってたまらない魅力なのです♪

 

>>>『従僕と鳥籠の花嫁』4話の解説と感想はコチラ♪

 

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