細切れで映し出されてきた裕行の過去が、
この4巻でその全貌が明かされることとなる!
そして・・・
裕行が抱くコンプレックスの謎が解ける・・・
『監禁嬢(かんきんじょう)』
4巻の解説と感想です♪
今回は、裕行と葵の知られざる過去と、
大切な役柄を一つ無くした裕行の絶望が描かれる!
前回までのお話
「あなた以外の命に執着しない」
というカコのセリフから始まった彼女の狂気は、ついに裕行が働く学校にまで及んだ。
裕行の同僚教師の柴田茜(しばたあかね)を巧みに手懐(てなづ)けて、
学校内でも茜を使って裕行を追い込んでゆくカコ。
しかし・・・
その計画のさなか、茜はちょっとしたミスを犯してしまった!
茜が不倫中の同僚教師・皮谷に茜の行動を見られていたのです。
裕行を陥れた際の行動の画像をネタに、茜を脅してきた皮谷をおびき出し、
茜のもとにやってきた彼を拘束し、彼を殺すために人里離れた山林へ車で移動するカコと茜だったが、
なんと・・・
次に映し出された光景は茜と皮谷が死体となっているシーンでした。
一体この三人の間でなにが起こったというのか・・・?
と、ここまでが前回3巻までのお話でした~♪
4巻の見どころ
今回、4巻の見どころとしては、
なにかのトラウマを抱えていた裕行の過去が明らかになるところですね。
なんと・・・
裕行はかなり真剣に小説家を目指していた時期があったのです^^;
大学時代から葵と付き合うようになって、その後、上京しても同棲を続けていた裕行と葵。
結局別れてしまった2人ですが、過去に一体何があったのか?
二人が共に過ごした青春時代の様子が詳しく描かれていました♪
そして・・・
もう一つの見どころは、裕行が勤める高校の文化祭を前に、なにやら大きな計画を立てていたカコ。
下僕(しもべ)としていた茜を失った今、本人自らで実行したある危険な策略とは…?
今回のカコが行ったある攻撃によって裕行はとても重要なモノを失うことになります!
人生の坂を転げ落ちてゆく裕行の未来には、もう絶望しか待っていないのか?
待望の4巻をネタバレしちゃいます~♪
3巻の解説と感想こちら♪
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監禁嬢【ネタバレ4巻】ついに明かされた裕行の過去。そして…!
茜と皮谷の最後
茜を脅迫して来た皮谷を拘束したカコと茜は都会から離れた奥深い山の中にいた。
そこには、大きな木に裸でくくり付けられた皮谷がいる。
「おはようございまーす♪」
スタンガンで気を失っていた皮谷が意識を取り戻すと、楽しそうにカコが言った。
皮谷は今、自分に何が起こっているのか全く理解できない。
するとカコが、
「皮谷健(かわたにたけし)。アナタは今日ここで死にます。」
と、唐突に宣言する。
「な…でも、じゃあ…なぜ?」
あまりの恐怖と突然のことにまったく言葉が出てこない皮谷。
そんな彼に
「ゆっくりと死を感じて、死を楽しんで下さい♪」
と、言いながら躊躇なく、車のキーの先で皮谷の胸を突き刺したカコ。
「あぐっ…ぐぅう」
声にならないうめき声を上げる皮谷。
茜は二人の様子を見る事が出来ず耳をふさいでうずくまっている。
そして、彼女の頭の中では昔の記憶がよみがえって来る・・・
人間のクズだった父親の思い出。
すると・・・
「カコちゃん待って!!」
と、今までずっと耳を押さえて下を向いていた茜がふいに声をかけてきた。
そして・・・
「私にもやらせて…」
「コイツは私がやる」
そう言ってカコからキーを受け取ると、茜も躊躇なく皮谷の腹を刺した。
しかし・・・
この後、茜はカコの隙をついて隠し持って来たサバイバルナイフでカコに襲いかかる。
そして・・・
カコを下にして馬乗りになった茜はその体制からカコの肩口にナイフを突き刺した。
「それでも家族はクズ(皮谷)の帰りを待ってるの!」
そう言って、茜は皮谷の殺害を止めようとした。
すると・・・
数分後・・・
カコの前には茜と皮谷の死体が出来上がっていた・・・
明日はいよいよ文化祭の日・・・
文化祭
裕行が教師を勤める高校の文化祭当日。
お祭り気分で賑わう校内の中、職員室ではちょっとしたトラブルが発生していた。
昨日、カコに殺された茜と皮谷が出勤していない事が問題になっていたのだ。
{二人揃って無断欠勤だなんて…}
カコとの関連を考えると違和感を感じた裕行。
{なんか引っかかる}
得体の知れない恐怖感に襲われる裕行だが、どうする事も出来ない。
そんな中、粛々と進行されてゆく文化祭の行事。
すると・・・
人ごみの中に、葵(あおい)の姿があった。
彼女は、昨日、突然会いに来た裕行に聞けなかった事を今日聞きに来たのだ。
しかし・・・
裕行の姿を探して校内を歩き回っているところを、麻希に発見されてしまう。
「やっぱり葵さんだ…!!」
麻希に見つかって仕方なく行動を共にする葵。
それと同じ時期、カコも文化祭の会場へ到着した。
これで、本日行われる惨劇のショーに出演するキャストが出揃った・・・
裕行と葵
この章では、大学時代を過ごす、裕行と葵の生活が詳しく描かれています。
校内で、麻希と一緒にいる葵とバッタリ出くわした裕行は、
少しだけ葵と二人っきりで話をする事に・・・
するとそのタイミングで、CD化していない葵のオリジナル曲が校内放送で流れだす。
その曲と共に、舞台は6年前の大学時代を過ごす裕行と葵へと遡(さかのぼ)る。
二人の出会いは、学園祭で歌う葵に裕行が魅了されたことがきっかけとなる。
その後、裕行が葵に告白して二人は付き合うようになる。
大学卒業後、二人は一緒に上京して同棲生活を始め、
裕行は小説家を目指し、葵は歌手になる夢を追いかけた。
それは…絵にかいたような甘く幸せな青春時代の一幕だった。
しかし・・・
葵のデビューが決まった頃から二人の関係は壊れていった…
圧倒的な才能の差を見せつけられた裕行は葵と一緒にいることが耐えられなくなる(汗)
ほどなくして、裕行は葵の前から姿を消した…
その後、裕行は高校の教師となって葵の友人だった美沙子と結婚し、
葵は人気歌手への階段を上った・・・
今日、葵が裕行に会いにきた理由は、どうして自分ではなく、美沙子を選んだのかという事だ。
場面は、現在の裕行と葵。
「美沙ちゃんの何が良かったん?」
裕行に問いかける葵。
すると裕行が美沙子と結婚しようと決めた日の思い出を語り出した。
「もがいてる裕行がいいの!」
自分の満たされない部分を満たそうともがいている自分に魅力を感じてくれた美沙子だったから・・・
そう裕行は葵に答えた。
その時、校内に流れていた葵のオリジナル曲が終わる・・・
衝撃の音源
葵と裕行の話が終わったと同時に葵が作ったオリジナル曲も終了した。
しかし・・・
少しの静粛の後にとんでもない音源が流れ出した。
その音とは、初めて裕行と葵が結ばれた日のやりとりだった!
「いやーやっぱいい曲だね~♪」
大学時代の裕行と葵の声が校内に広がる!
音声を聞いた回りの人間に怪訝な表情が浮びはじめた。
そして・・・その声の主が裕行だと生徒のみんなが気づき始めた頃、
ここから先の流れを思いだした裕行は大慌てで放送室へと向かった。
しかし・・・
時すでに遅し!
校内には葵と裕行がセックスをしている生々しい音声が響き渡る!
そして・・・
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4巻の感想
サイコサスペンス的に始まった本作がここへ来て、サスペンスヒューマンな内容に変化してきた感じ♪
2巻ぐらいまで、一旦、ダレが生じて来てたんだけど、まるしー的にはこの4巻でグッと面白くなってきた~♪
特に、裕行と葵の学生時代のシーンがすごくジーンと来てしまった。
夢と希望しかなかった青春時代。
今は人生悟ったように冷めて生きている裕行にもあんな夢に燃えている時代があったんですね~
よくある甘酸っぱい青春時代の挫折。
葵との物語は普通にいいお話でした。
あと・・・
茜ちゃんがこんなに早くカコに殺されるとは思わなかったし、
やっぱり、カコは人間じゃないんだろうな~という事もわかった気がする。
だって、あの文化祭で流された裕行と葵の音源は明らかにおかしい!
二人が、あの時の行為を録音してたなんてことはまず考えられない。
カコの正体はやっぱり『過去』を現すなにか裕行の中で作り上げた魔物なのだろうか?
だんだん確信へと近づいてきた!
昔の記憶を思い出しながら、今の自分が大切にしているモノを失ってゆく裕行。
特に、今回最後で裕行が失ったモノはすごく大きなものだった。
この先、裕行に待っている結末は絶望なのか?
それとも、ある種の解放なのか?
次回あたりで物語はクライマックスを迎えそうだな~
なんか寂しいけど早く見たくてしょうがない!
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