初めて童貞を卒業した中学時代の彼女・舞。
彼女の存在によって裕行は忘れていた”業”を知ることとになる。
この場合の業(ごう)とは、
報いを招く過去にした行いという意味をいいます。
故郷に帰った裕行が突きつけられた過去の許されない行為とは・・・?
『監禁嬢(かんきんじょう)』
8巻の解説と感想です♪
いよいよクライマックスに近づいてきた裕行とカコの命をかけたクイズゲームです!
1巻の最初にカコが裕行に出したクイズの問題は、
1、私が『誰』なのか?
2、私の『目的』は?
という二つの問題で、
その答えを同時に回答しなければならないという厳格なルールだった。
ここへ来てようやくその答えが埋まっている場所や人物にたどりついた裕行だったが、
少し前から、昔のことを思い出すたびに自分がしでかしてきた過去の行いでメンタルを消耗される裕行。
なのに・・・
今度もまた元教え子である女子高生・麻希となし崩し的な関係を持ってしまった。
この裕行の無責任な行動が、後に麻希の運命が大きく変わる原因に繋がってゆくんです。
今回 8巻の見どころは、いよいよ警察に追い詰められてきたカコの暴走した狂気と、
自分に突きつけられた”業”と向き合うこととなった裕行の苦悩ですね。
ここへ来てこのエロ・サイコ・サスペンスな『監禁嬢』という漫画が、
なんか・・・
昭和の文豪たちが書いた文学小説のような雰囲気をかもしだしてきました。
人の ”業” とは?
なんて・・・
まさかこの漫画で教えてもらうなんて思わなかった!
ここ最近の裕行はずっと賢者タイムの中にあるようでつまらないキャラになり果ててるんですが、
ただ・・・
いい大人になって若かりし頃の恥ずかしい愚行を何個も目の前に突きつけられたら、
確かにあんな疲れきった表情になるわな。
どこかスゴくエンターティメント要素がつよい芥川作品のように感じるのはサイト主のまるしーだけだろうか?
とにかく、最終巻前の一番盛り上がる緊迫した第8巻でした♪
7巻の解説と感想はコチラ♪
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監禁嬢【ネタバレ8巻】突きつけられた”業”とは?
再会の契り
裕行は、生まれ故郷である島根県 益田市で、中学時代に初体験をした相手・舞と再会する。
現在は、地元のラウンジでホステスとして働く舞は、
タレ目のくっきり二重で、舌を噛むような笑い方に、笑うと出るエクボ。
付き合っていた頃と何も変わらない付き合っていた当時の舞を感じた。
しかし・・・
裕行は変わらない外見とは違い、中身はまるで別人と化した舞に恐怖心を覚える。
{舞とカコの接点はいったいどこにあるのか?}
裕行はその日、舞が仕事を終えるのを待って近くの公園で再会の契りを交わす。
ほぼ、十数年ぶりに裕行と体を重ねた舞は、
中学時代、初めて裕行に処女を捧げてから人が怖くなったことを告白する。
今、こうして地元のラウンジで水商売に身を落としているのも裕行のせいだとも言った。
二人が契りを交わしている公園の遊具の外では、
東京から裕行を尾行してきた西田刑事が、息をひそめて動物のような生々しい行為を眺めていた。
命を懸けた死闘
裕行と別れた舞を尾行していた西田刑事は、舞の住むアパートの前で偶然カコと鉢合わせをする。
ひと言ふた言の応酬があり、西田からの追及をかわししきれないと悟ったカコは、
突如として西田への攻撃を始める!
思いもよらぬカコからの攻撃でにふいをつかれた西田は顔に重傷を負いつつも反撃する。
カコが自分に攻撃をしてきたことで、彼女が事件の鍵を握る重要人物であることを確信するのです。
その後、お互いに命を懸けた死闘の末、西田は半死状態となり、少なからずカコも傷を負った。
そして・・・
自分の家の前で繰り広げられる男女の殺し合いを目撃した舞は、
翌日、裕行に連絡をとって再び会う事に・・・
「人のせいにするな」
「あれはヒロが言ってた南京錠の女に間違いないと思う…」
昨夜、アパートの前で見たカコと西田刑事との死闘を裕行に報告する舞。
その夜、西田が襲われた事件の目撃者となった舞は、その後警察から色々と事情聴取を受けていたのだ。
裕行との会話の中で、
過去をひっくるめた今の落ちぶれて冴えない自分に対する男としての責任を取ってくれと迫る舞。
彼女は、裕行との初体験が原因で、今の冴えない人生があると主張するのだ。
そんな舞に対し、
「人のせいにするな!」
「全部自分で決めた人生だろ!」
と…強く反論する裕行。
その結果・・・
物別れに終わった舞と裕行の再再会でしたが、
帰り際に舞がカコのことで意味深なセリフを言って去っていきました。
そして考え込む裕行・・・
カコの正体
舞と過ごしたカフェを出て、雪景色で一色となっている故郷の町をひたすら歩く裕行。
懐かしい町並みの風景が忘れていた裕行の中学時代の記憶を一つ一つ呼び覚ましてゆく・・・
すると・・・
それは裕行が田舎町を走る電車の踏切に差し掛かった瞬間だった。
踏切の遮断機が下りる『カン!カン!カン!』という音と、
近づいてくる列車の走る音で忘れていた記憶がいきなりフラッシュバックしてよみがえってきたのです!
そう・・・
裕行が思い出したのはカコの正体に繋がるひとつの記憶です。
そして裕行は思い出した。
合原陽太(あいはらようた)。
それがカコの正体なんだということを!
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8巻の感想
なかなかゾクッとくる展開でした。
最近は主人公の裕行が、どこかうつ病患者みたいに気持ち悪い風貌になってて嫌だったんだけど、
彼がどうしてココまで昔の記憶を自分の頭の中で封印していたのかが分かったような8巻の内容でしたね♪
それも・・・
カコの正体が男性だと分かったことで、裕行の ”業” がより罪深い過去であることが想像できる。
第70話『純粋』の副題になってる、
『あの頃の俺たちは性にのぼせ上っていたいた――。』
という言葉は、一体どういう意味なんだろうか?
確かに世の中の男子中学生を、『サル』という言葉を使って彼らの性衝動を表現することがあります。
セックスへの興味がハンパない思春期の年ごろの彼らが繰り広げられた愚かな行為。
その行動の結果が、今の何もかも失った裕行を作り出しているのか?
{とにかくただただ純粋だった。}
と…自分自身で美化しようとしている裕行の罪深い中学時代。
しかし・・・
そんなはずはない。
それほど純粋だった行動が、カコのような憎悪で固められた人間を作り出すはずがないのだ!
次回、9巻で裕行が行った過去の行動が全て明るみになります。
そして・・・
それと同時にこの物語も完結するわけです!
スゴク待ちどおしいけど、ずっと見たくないような気持ちもチラホラ・・・。
なんか複雑な気分です…。
あと・・・
カコに一体なにをされていたのか分からない麻希ちゃんのことが非常に気がかりです!
彼女はカコに殺されたのだろうか?
ココまで来たからには、ラストは麻希ちゃんと裕行が一緒になって、
どこか誰も二人を知らない土地で人生をリスタートさせて欲しいんだけど…。
いよいよ次回が最終回です。
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