想いを寄せていた彼女とついに結婚！
しかし・・・
待ちに待った新婚初夜になぜか妻から拘束された夫！
一体何で・・・
尋常じゃないある夫婦の妻が暴走したその意味とは…？
新婚初夜に拘束された夫！
著者：近藤しぐれ
『監禁婚～カンキンコン～』
1巻の解説と感想です♪
結婚前に妻が夫に出した2つの条件。
『会社を辞めること』と
『監禁させてほしい…』
そんなの誰がマジの”監禁”だなんて想像できるんだよ！
まさかホントにこんなヤバイことになるなんて・・・
監禁婚の見どころ
この作品は、新婚初夜に妻が、なんと…夫の手足を拘束して監禁してしまう。という背徳感が満載のサスペンスストーリーです♪
『監禁婚（カンキンコン）』というヤバそうなタイトルからは、遺恨たっぷりのバイオレンス的な展開が繰り広げられる物語だと想像しませんか？
しかし・・・
本作は、誰かが死んだり殺したり、肉体的に傷つくという犯罪的な要素は一切入っておりません。
この作品のテーマは ”愛” です。
監禁・拘束・管理、一見、夫婦の愛情とはかけ離れたキーワードで表現されている
各コミックサイトで本作を紹介する告知文なんですが、
実際に本編を読んでみると、めくるめく夫婦の官能的で一方的な”愛”の物語が綴られているんです。
妻が夫を拘束して、すべての肉体的自由を奪い、愛する夫に様々な性的屈辱を味あわせてゆくのです。
なぜ妻はそういう行動にでたのか？
それは・・・
あの一言を言いたかったから…
前フリがものすごく長いエロティック舞台劇のような内容で、
最終的にオチが分かると、一気に読者の表情筋がフニャっと緩んじゃうはずです。
ワクワク・ドキドキしながら最後まで夢中になってページをめくってめました~♪
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監禁婚（カンキンコン）の ネタバレ！新婚初夜に拘束された夫！
監禁婚のあらすじ
主人公は、結婚したばかりの夫婦・深間優大（ふかまゆうだい）と妻の穂花（ほのか）。
会社の後輩OLだった穂花へ想いを寄せていた優大は、ついに念願かなって穂花との結婚までたどり着いた。
しかし・・・
新婚初夜の日、優大は妻・穂花に手足を拘束され、哀れな姿で寝室のベットに監禁されている。
一体ナゼ…？
優大が穂花にプロポーズしたあの日、レストランで確かに穂花は言った！
自分と結婚するために必要な2つの条件を・・・
その条件とは？
１、今の仕事は辞めること。
２、監禁させてくれること。
これが2つの条件だけど、最初はただのノロケなのかと思ったくらいだ。
ただ・・・
仕事に関しては、ちょうど勤めてる会社で、
人員削減のための退職者を募集していた時期だということもあって、タイミング的にちょうどよかった。
優大はすんなり1つ目の条件を受け入れた。
あと、2つ目の条件、『監禁』に関してはあまり深く考えず、浮気はダメだとか、経済的な管理のことだと思っていたのである。
まさか、誰が本気で拘束されるような『監禁』だと思うだろうか？
だけど・・・
今こうして優大は、夫として人生最大の幸せな夜となるはずの新婚初夜に、
素っ裸で両手両足を拘束され、口には猿ぐつわを装着されてベットに寝かされているわけで・・・
一体なぜこんな事になってしまったのか？
新婚初夜から拘束されて、丸一日すぎたベットの上で、飢えと尿意に耐えながら、優大はひたすら妻の真意を考えていた。
そして・・・
体を拘束され、妻に体の自由を全て奪われ、肉体的屈辱と辱（はずかし）めを受ける日々が始まる・・・
管理者は妻
「ただいま♪」
妻の穂花（ほのか）が明るい表情で外出先から帰ってきた。
寝室には、新婚初夜だった昨日からずっと拘束していた夫・優大（ゆうだい）が、猿ぐつわごしにモゴモゴと声をあげようともがいている。
その様子を楽しそうに観察している妻の穂花。
すると、ついに尿意を我慢できなくなった夫・優大がベットの上で失禁してしまう。
その光景を楽しそうに見守っていた穂花は、静かに立ち上がって夫の汚れた下着と、シーツを取り替え始めた。
夫にとってはなんとも屈辱的で情けない状況だ。
ただ・・・
恐怖と屈辱の中にあるにもかかわらず優大は、穂花にやさしく下半身を刺激されたことで無意識に反応してしまう。
男の悲しい性（さが）。
「ここまでされてるのに、こんなになっちゃうんだ」
反り立つ優大の下半身を見て嬉しそうに夫へ語りかける穂花。
「そんなに私のことが好きなのね♪」
「じゃ…しよっか♪」
そう言うと、両手両足を拘束した夫の前で、穂花はおもむろに履いていた自分の下着を脱ぎ捨てた。
この時から、妻が夫の生活を全て管理する日々が始まるのだ・・・
様々な管理のもとで…
拘束された状態で妻に興奮させられ、屈辱的な方法で射精させられてしまった優大。
拘束されてから食事も与えられず、空腹と苛立ちと恐怖で頭がおかしくなってきた優大は、
楽しそうに夫を管理する穂花にあらゆる罵詈雑言（ばりぞうごん）を喚（わめ）きちらした。
しかし・・・
そんな言葉にはまった動じない穂花は、喚き散らしている夫に平然と言い放つ。
「あなたが条件を呑（の）んだんでしょう？」
「私と結婚するために！」
と、言って見たこともない恐ろしい表情で優大を見つめた穂花。
ココからは彼女が優大に対して、
食事管理・排泄管理・入浴管理・挿入管理・接吻管理、そして最後に愛情管理と、
穂花が目的とするゴールへと向かって、暴走してゆく彼女の、異常なまでに夫の生活管理を遂行する生々しい光景が広がってゆく・・・
そんな中、どうしてここまで屈辱的な罰を受けなければいけないのかまったく分からない優大は、
ひたすら妻が自分を拘束してる理由を考え続ける。
体の自由を奪われながら・・・
後半の展開
優大は自分がナゼ妻からここまでひどい仕打ちを受けているのかを必死で考える。
結婚前に元カノと二人っきりでバーに行ったこと？
退職の日に無理やり穂花と会社でエッチしようとしたこと？
穂花が何に対して怒りを持っているのかを考えるも、全てそれは的はずれな答えだとわかる。
なら一体ナゼ？
さらに、穂花の優大に対する性的な虐待はその後も続く…
空腹と疲れと恐怖で薄れゆく意識の中、最後に優大がたどり着いた答えとは？
結局、穂花はあの一言が言いたかっただけだったのだ！
その後、全てのナゾが溶けた夫婦には、官能的なクライマックスが待っていた・・・
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監禁婚の感想
1巻でもう完結したような雰囲気だったんだけど、物語の最後に見せた穂花の不気味な表情と、
元カノ・香織（かおり）の登場で、まだ続きがあるんだということが分かった。
長い長いふりで、オチがついたように見えたラブラブ夫婦の監禁ごっこが、
まさかこんな意味深な状態で2巻へと繋がってゆくなんて・・・
タイトルが『監禁婚』というだけに、またもう一度、優大は穂花に監禁されてしまうのだろうか？
そもそも今回の監禁は、穂花が優大のことを好きすぎて始まった歪んだ”愛情”ゆえの暴挙だった。
とすると、今度は元カノ・香織が優大にカラんできての監禁ということになるんでしょうか
まぁ~まだあんまり優大の人間性はよくわからないけど、なんとなく軽そうな男だから浮気もするんだろうな～♪
そして、底知れない恐ろしい何かを持っている穂花に、また今度は違う方法で監禁されてしまうのか？
とにかく、穂花という女性のバックボーンが、なんか不気味なんです。
1巻では、彼女が父親から虐待を受けていた過去が少しだけ語られていました。
拘束・監禁など、異常な愛情表現で行動を示す彼女のトリッキーな性格は親からの虐待が原因になってるのかな～
1巻で描かれてた内容を考えると、この先の展開がどうなってゆくのかスゴく気になります。
始めは、スルル感あるサイコサスペンス漫画かと思いながら読んでて、
途中からはキワモノ系のエロ漫画か！という方向に傾いて、
最後は、しびれる愛憎劇のサスペンスストーリーで終了しました。
ページをめくるごとに新しい展開の扉が開かれて、一体どのカテゴリーに当てはまるのか分からなような作品内容。
こんな感じの漫画は長年コミックを読み続けてきたまるしーでもほとんど経験がないフォーマットです。
もしかすると、またまたコミック界に天才が現れたのかも知れません。
そして…その真価は次の2巻の内容で決まるはずだ！
尋常じゃないほど期待しています！
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