何度生まれ変わっても夫を愛する。
運命の赤い糸で繋がれている夫だと信じて疑わなかったピュアな妻。
なのに…
どうしてこんな事になってしまったんだろう…?
著者:石川オレオ
『結婚記念死』
衝撃のミステリーサスペンスが開幕です♪
5回目の結婚記念日を迎えたラブラブな夫婦に訪れた惨劇。
トツゼン妻に襲いかかる無限ループ。
信じて疑わなかった夫の裏切りと凶暴性!
「一体なにが起こっているというの?」
延々と繰り返される同じ恐ろしい毎日に、主人公の妻は絶望に打ち震える・・・
『結婚記念死』の見どころ
今回はサイト主のまるしーが初めて読む著者の作品です。
その斬新なタイトルと表紙の絵が気になって一気に最新話まで読んじゃいました♪
内容としては夫の不倫と妻のタイムループが交錯するミステリーサスペンスな物語で、
まずもって1話を読んだらさくっとハマるタイプの作品です。
同じ日を何度も繰り返すという”ループもの”は既にいろんな種類の作品がリリースされていますので、
さすがに既視感がないとは言いませんが、
結構まるしーはこの”ループもの”が好きで、見つけたらとりあえず読んでしまう癖があります。
そんなループものを読むうえで一番まるしーが重視してるところはもちろん最終的なオチであり、
そこそこ読み込んでいけば大体どんなオチで終わるのかが想像できるパターンが多いのですが、
今回は3話まで読んだ時点ではまったく結末の想像がつきませんでした。
これはまるしーにとって結構珍しいことであり、だからあっさりとハマってしまいました(笑)
さらに…
1話から読者の心を鷲掴みにするような衝撃の展開が繰り広げられており、
否応なく2話を課金させられる巧妙なストーリー展開なのです!
もちろん誉め言葉(笑)
「完全にやられました」
これはもう自分の中で納得がいくまで読み進めてゆくしかありません。
「やっりループものは面白いです♪」
さてそこで、
今回紹介する『結婚記念死』の見どころですが、
主人公の妻がタイムループするそのタイミングが殺される瞬間だということと、
その犯人が最愛の夫だというところです。
結婚5年目でもラブラブな夫婦関係だったにもかかわらず、
特に夫婦の間で何の問題もなかったはずなのに、ある日トツゼン主人公の妻は夫に殺害されてしまうのです。
「一体なぜ?」
まぁ原因は夫の不倫問題が大きく影響しているようですが、
どうやらそれだけが問題ではなさそうな気がします。
最初に申し上げましたが、ループもので一番期待するのはラストのオチです!
この作品は一体どんな結末で我々読者をビックリさせてくれるのか?
大いに期待してラストまで追いかけてゆきたいと思います♪
『結婚記念死』の立ち読み♪
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結婚記念死【ネタバレ全話】無限ループする死に戻りの恐怖!
1話:運命の人
主人公の専業主婦・楓(かえで)は、この日、5回目の結婚記念日を迎えました。
夫の幸太郎(こうたろう)とは結婚した当初と変わらないラブラブな関係が続いている。
楓にとって夫は赤い糸で結ばれた”運命の人”だと信じて疑わない。
そう…
この二人は誰もが羨むような理想的な夫婦なのです。
ただ…
楓が恐怖と謎に満ちたでした生き戻りのループにはまり込むまでは・・・
楓はこのあと、夫婦の結婚記念日である7月7日という一日を何度もループすることになるのです。
しかも…
繰り返すそのタイミングは彼女が殺される瞬間であった。
朝に夫と微笑ましい会話を交わしたあと午後に高校時代からの親友・智子(ともこ)とカフェでランチをして、
その帰りに道ですれ違う女性の買い物袋から落ちた商品をひろうのを手伝う。
これが決まっているイベントだ。
そして夕方になって夫と結婚記念日を祝うために向かうレストランへの道すがら、
楓は何者かによって頭を鈍器のようなもので殴られて殺害される。
その瞬間、再び楓は7月7日の朝を迎えるのです。
これが一回目のスケジュール。
2度目のループでは、なんと楓を殺す人物が夫の幸太郎になっているのです。
ここから楓の恐怖と戦慄に満ちたループ地獄の幕が開きます・・・
2話:繰り返される今日
その朝は楓が夫と知り合って結婚するまでの夢をみて目覚めた3度目の7月7日だった。
昨夜、自分を殺した夫がいつものように笑顔で朝の挨拶をしてきました。
そんな夫に恐怖と混乱で身が縮むような思いをする楓でした。
だが…夫はどうして楓の様子がおかしいのかは分からない。
そして楓にとっては繰り返される今日が始まる。
同じセリフに同じイベントと同じニュース。
中でも一番彼女が信じたくないことは最愛の夫が自分を殺害したという事実だった。
彼女は考えます。
一通りのイベントを終えたあと誰にも会わずに閉じこもっていれば殺されることは防げるかもしれないと…
楓はビジネスホテルにこもってこれから起こるであろう惨劇を回避しようとするのです。
夫にはメールで一人になって考えたいことがあると伝えて、その夜は部屋から一歩も出ずに過ごしました。
その際、夫はかなり動揺した様子て楓にメールで様々な言葉を投げかけてきましたが、
楓は一切なにも対応しませんでした。
そうこうするうちに時間が過ぎてゆき、ちょうど日付が変わったその瞬間、
楓は誰にも殺されることなく4度目の7月7日を迎えたのです。
またいつもと同じ朝の繰り返し。
3話:拒絶
「”ゆま”って誰なの?」
4度目のループの朝、毎回楓のDMに送られてくる謎の画像の送り主・ゆまについて幸太郎に尋ねた楓。
その瞬間、夫の顔色は一気に変わり、
「どうして知ってるの?」
「誰から聞いた?」
と…楓に問いかけたあと、幸太郎は自分のネクタイで楓の首を絞めて殺害しました。
えっ!?
4度目のループは最短で終わりました。
夫に首を絞められて意識が無くなった瞬間に5度目のループに突入した楓は、
ついさきほど生々しく夫に殺された恐怖で体がブルブルと震えていた。
あまりの恐怖と謎でもう頭がおかしくなりそうだ。
そんな中、いつものように幸太郎が現れて朝の爽やかな挨拶。
楓はこの時また”ゆま”という人物の名前を口にした。
すると…
「俺を許して…」
そうつぶやくと幸太郎は両手で楓の首を絞めて殺した。
すぐに6回目のループ。
楓としてはもうゆまのことは口にせず、夫のことを”拒絶”するしか術はなかった。
ベットで丸くなる楓。
なんたって夫に3度も殺されたことがショックでたまらない。
それでも…
ゆまという人物のことが原因で自分が殺されることを確信した楓は、
いつも決まった時間にDMで画像を送って来るそのゆまとSNSを通じて会話しようと考えたのです。
その結果…
楓はとんでもない夫の裏切りを知ることとなったのです(汗)
彼女のスマホには目を疑うような夫・幸太郎と見知らぬ女性との画像が写し出されていた・・・
4話:私の本当の気持ち
幸太郎の浮気相手”由麻”は、夫さえ知らないであろう裏アカウントを作って、
生々しいつぶやきをそこで繰り返していました。
幸太郎のことを”太郎”という名前に変えて自身が不倫の恋をしている様子を赤裸々に投稿し、
さらに…妻である楓を誹謗中傷するようなコメントを何度にも渡って投稿していました。
そんな酷い内容が書かれたコメントを見て大きな怒りと悲しみに暮れる楓だったのですが、
例えそこでどんなにショックを受けようと、絶望に打ちひしがれようとも日付が変わると、
また同じ日にループわけで、それを何度も繰り返しているうちに、これまで過ごしてきた夫との日々が、
どれほど惨めで裏切られ続けてきた毎日だったのかを思い知るに至ったわけです。
ただ…
何度もループを繰り返しているうちに、夫からやられっぱなしだった自分に腹が立ってきて、
しだいに二人のことを許せないという感情が芽生えてきた。
{私の本当の気持ち}
それは今の現状を受け入れるのではなくて、
自分を苦しめていた当事者たちにゆっくりと話を聞くことだ!
そこで…楓はこれまで彼女がやったことのないかなり大胆な行動に出たのです。
5話:もう一度
幸太郎と由麻が駅前のカフェで密会してる現場に突入した楓は、
無言で二人が座っているテーブルに着きました。
「楓…!」
「えっ!?」
言い訳のしようがない浮気現場に踏み込まれた幸太郎と由麻は動揺しすぎてすぐに言葉が出てこない(汗)
だが…その数秒後に由麻は居直って「どちら様ですか~?」と笑顔で楓を挑発する態度に出た。
すると楓も負けじとウェイターにアイスティーを注文してから、
由麻には一瞥もしないで夫の幸太郎に向かって、
「どういうことか説明してください!」と体を震わしながら責めるように問い詰めた。
幸太郎は固まっている。
そこで声を上げたのはまたしても浮気相手の由麻だった。
彼女は自分の立場もわきまえず、逆に幸太郎と早く別れろと逆ギレしたのです!
そんな理不尽きわまる由麻の発言を楓は、「あなたとは話してません」と一蹴しました。
楓も必死だ。
だが、楓からの思わぬ反撃受けて激高した由麻は、幸太郎にどっちの女を選ぶかの選択を幸太郎に迫った。
すると…彼は、
「楓を選ぶに決まってるだろう」と…頭を抱えながらポツリと言った。
あっけなく勝負はついた。
本妻に敗れた由麻は号泣して店から出て行きました。
その後、店を出た二人は公園のベンチに座って話し合う時間を持った。
そこで幸太郎はどういう流れで由麻と不倫関係になって行ったのかを告白して懺悔したのです。
彼は不倫していることにかなり罪悪感を感じていたようで、
楓に、「もう一度チャンスをくれないか…?」と懇願してきたのです。
その場では答えを保留した楓だったが、その後に待っていたのは、
想像もしていなかった恐ろしい展開でした・・・
6話:試練
今度は幸太郎から生き埋めにされてしまった楓。
まるで棺桶のような木造ケースに入れられ地中深く埋められた絶対絶命の状況だ。
次第に箱の中の酸素も薄くなってきて意識も遠くなり、思考能力が弱まってゆく。
{私は地面に埋められたんだ!}
これは人間がすることだろうか?
薄れゆく意識の中で楓は走馬灯を見るがごとく自分の人生を振り返っていた。
最低な人生だった。
人間とは思えない卑劣極まりない男に人生を預けた結果がコレだ!
自分が許せない。
今は神様がそんな愚かな自分に”試練”を与えているのかもしれない(汗)
そうなんだ…幸太郎は決して人生のパートナーなんかじゃなかった!
もし…次に目覚めた時にまた時間が戻っていたとしても、
私は決して幸太郎とやり直そうとは思わない!
それは…楓が”新たな意思”を持った瞬間だった・・・
7話:決心と接近
夫にとって自分はまったく必要のない人間なんだと悟った楓は、
これまでとはまったく違った思考へと変化してゆきます。
その結果…
自分の置かれた今のループ地獄は、運命を変えるチャンスなのかもしれないと頭を切り替えたのです。
夫と離婚をする決心と接近!
それが楓の掲げる重大な目的と手段である。
もしかしたら夫の本性を暴き出せば終わりの見えないループから抜け出せるかもしれない!
ループを繰り返すことで何度も死の恐怖を味わった楓は、
当初とは比べ物にならないくらいメンタルが強くなりました。
そこで…
これまで夫が楓の知らない所で重ねてきた裏切り行為を全て暴いてやろうと行動を起こします。
彼女はまず幸太郎のスマホに入っている情報を知るために、
彼が設定しているパスワードを調べるためのアタックを続けました。
やがて…
何度もループを繰り返した末に楓はついにそのパスワードを探り当て、
禁断のスマホの中身を見ることが出来たのです!
さぁ~何が出てきた…?
8話:コレクション
幸太郎のスマホを開くことに成功した楓は、
スマホの中にあった情報から、ここ最近で夫が頻繁に訪れていた場所へと向かう。
そこは…楓がまったく知らないレンタルボックスでした。
恐る恐る中に入ってみた彼女は、綺麗に整理整頓されたコレクションの数々を見て大きなショックを受けます!
なんと…
そこに集められていたたくさんのモノは、幸太郎と楓の思い出の品々だったのです。
えっ!?
ならば幸太郎は本当に楓のことを愛しているとうことか?
しかし…ことはそんな単純なものではない(汗)
問題はそのコレクションの内容です。
楓が幸太郎のコレクションを見てショックを受けたのは、
彼が集めて大事に保管していた気持ち悪すぎるモノの数々である(汗)
それは…幸太郎の楓に対する異常なほどの”執着心”を物語る品々だったわけで、
とにかくキモイ(汗)
これでまたひとつ…幸太郎の知られざる秘密が明らかになった・・・
9話:お守り
今回はついに歪んだ楓への愛情を暴走させた幸太郎の生い立ちが描かれます。
夫婦仲が悪い両親のもとで育った幸太郎は、自身が不安になると大切な人の持ち物を盗むようになりました。
それは彼を不安から守ってくれる”お守り”の役目をしていたのです。
その行動は彼が思春期を迎えてカノジョができる年頃になっても変わらず、
もし…カノジョと別れた際には、盗んでいた”お守り”を焼き捨てることで、恋人への想いを浄化させていたのです。
やがて成人となった幸太郎は純粋で守ってあげたくなるような楓と巡り合って恋に落ちた。
楓と結婚した当初は順調だった仕事がうまくいかなくなってきた頃に、
不安になった幸太郎は楓の大切なものを盗むようになった(汗)
またお守りが必要になったのだ。
だが…それでも仕事の成績は一向に上向きとならず、
そんな最悪な状況にある幸太郎の前に、客として現れたのが由麻だったのです!
彼女は幸太郎が気晴らしで遊ぶにはうってつけなバカ女だったようで・・・
10話:赤い糸
由麻の存在は仕事の成績が落ち込んでいた幸太郎の苦悩を一気に解消してくれました。
彼女の実家がすごくセレブで、幸太郎に見たこともない世界を見せてくれたのです。
由麻の性格は最悪で派手な浪費癖もあり、幸太郎は彼女の持ち物を”お守り”にする気にはならず、
一緒にいたら彼の運気は上がって精神的に落ち着くものの、決して彼女を愛していたわけではありませんでした。
しかし…幸太郎が愛してやまない”赤い糸”で結ばれた妻の楓は幸太郎が守るべき存在であって、
楓が彼に幸運をもたらしてくれる女性ではないのです。
愛してはいないけれど自分の運気を上げてくれる由麻と、
心から愛しているけれど運気を下げてしまう楓との狭間で葛藤する幸太郎。
やがて…由麻は幸太郎に楓と離婚することを迫って来ましたた…(汗)
どちらと別れる事もできない!
{オレは一体どうすればいいんだ…!?}
悩んだ末に幸太郎はとんでもない解決法にたどり着いたのです。
11話:今夜の予定
相変わらず何をやっても最後は幸太郎に殺害されるというループを繰り返している楓。
これまで様々な方法でその悲惨な結末から逃れようと努力してきたが、
結局のところ同じことの繰り返しに終わった。
でも…きっと何か無限ループから逃れる方法があるはずだ。
自分の置かれた絶望的な状況に嘆き苦しみながらも、
なんとか気力を振り絞って今の地獄から脱出を試みようともがく楓は、
まだ試したことのいない方法を色々と模索しました。
そんな中、結婚記念日のお祝いで予約していたレストランでの決着を思いついた楓は、
今までやってみたことのない「今夜の予定」に初めて変更を加え、
2人きりの空間ではない場所で幸太郎に別れを切り出そうと考えたのです。
12話:サインの先に
運よくレストランの予約を30分早めることができた楓は、
後から店にやってきた幸太郎に二人きりの空間ではない場所で彼の浮気を追求することができた。
楓から由麻と浮気している証拠を突き付けられた上に離婚届けまで用意されていた幸太郎は、
まさに”青天の霹靂”という様子で頭を抱えました。
動かざる浮気の証拠と楓の強い意思を前にした幸太郎は、言い訳すらできずに出された離婚届へサインしたのです。
{これで地獄のループから解放されるかもしれない!}
完成した離婚届を手に取った楓は達成感に包まれていました。
しかし…
そんなホッとして嬉しそうな楓の表情を見た幸太郎の感情が大きく乱れるのです。
さて…
離婚届にあった半分の空白を埋めたサインの先に待っていた幸太郎の信じられない暴走とは・・・?
13話:ループから抜け出した
楓の両手に手錠をかけて車の後部座席に拉致した幸太郎は、
そこから夫婦にとっては思い出深いデートコース場所へと向かった。
そこは綺麗な街並みの夜景が見渡せる展望台でした。
もちろんそこで自分は殺されるのだと予測する楓。
でもそんな時、
楓はすでに時間が”0時”を回っていることに衝撃を受けます。
もしかして…
{私…ループから抜け出したの…!?}
それが本当なら楓は同じ日を繰り返すという地獄のループから解放されるのです。
あとはどうにかしてサイコパス化した幸太郎から逃げ延びれば新たな人生が待っている。
だけど…
両手に手錠をかけられて身動きが取り辛い状態となっている楓がどうやって夫のもとから逃げ出すのか?
すぐには有効なアイデアが思い浮かばなかった楓ですが、
彼女は我慢強く幸太郎に大きな隙ができる瞬間を待ちました。
しばらくすると楓に絶好のチャンスがやってきたのです・・・
14話:新たな人生の準備
幸太郎を崖から突き落としてその場から逃げ出した楓は、
両手に手錠がかかったまま近くのコンビニへ助けを求めて匿ってもらいます。
なんとか逃げきれたみたいだ。
そうしてようやく幸太郎の呪縛から解放された楓は、
際限なく続いていた時間の”無限ループ”からも脱出を果たし、
ひとまずホテルに潜伏して今後の方針を考えます。
なんといってもまだ幸太郎は血眼になって楓の行方を捜しているのです(汗)
ここで絶対にミスはできないのだ。
やがて彼女は幸太郎と面識のない友人の智子に連絡を取って助けを求め、
智子は楓のことを心配して力になってくれることになりました。
しかも…智子の知り合いを通じて新しいアパートを借りることができて、
着々と新たな人生の準備に取り掛かります。
15話:新しい自分
朝目覚めたときに日付が変わっていることを確認してホッとする楓。
彼女はようやく新しい生活をスタートしたばかりで、
これから少しづつ必要な家具や家電その他の日用品を揃えてゆく段階でした。
ちょっとワクワクする気持ちです。
ただ…
そんな中でも幸太郎と不倫相手である由麻の行動はSNSを通じて欠かさずチェックしていました。
セキュリティ意識を決して下げてはいけない。
楓としては幸太郎とやり直す気なんて全くなかったが、心にぽっかりと穴が開いた状態であることは事実だ。
やっぱり一人きりの生活は寂しいものだ。
でも…
これからは一人で新しい自分に生まれ変わるんだ!
そんな強い気持ちを持って新生活を過ごしていた楓に幸太郎の影が追いすがってくる(汗)
なんと…
幸太郎がSNSで楓を行方不明の妻として広く彼女に関する情報を募っていたのです!
しかも書いてあるコメントはでたらめばかり(汗)
「何これ…!?」
完全にSNSを悪用した幸太郎の汚い動きに、覚悟を決めて闘うことにした楓は・・・
最終話:思い出の上書き
ついに最終話がやってきました!
前回15話のラストで見せた楓の”覚悟”とはどんな覚悟だったのか…?
幸太郎のサイコパスな愛情表現の末に殺害されてしまった楓が、
同じ殺される一日を何度もループした末にたどり着いた翌日。
彼女は今しっかりと自分の足で生きている。
そして今、新しい自分と生活を手に入れた楓は付きまとう夫の影から完全に解き放たれようとしている。
「楓は本当の意味で自分の人生を取り戻せたのか?」
一方…
楓からハッキリと拒絶の意思を示された幸太郎のショックはとてつもなく大きかった。
この悲しみの残像を消し去ることができる方法は、
悲しみを上回るほどのいい思い出の上書きをすることだ。
そこで楓を忘れるために幸太郎がとった行動とは一体…?
ラストは衝撃のシーンが待っています。
『結婚記念死』の立ち読み♪
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『結婚記念死』の感想まとめ
夫の不倫とタイムループを合体させた面白いミステリーサスペンスです♪
主人公の妻が夢見がちな性格でとにかく人との諍いを極端に嫌うタイプで、
人からは”ピュア”という単語で表現されるような女性であり、
正直な印象としてまるしーが苦手なタイプだ(笑)
楓みたいな一見おとなしくて純真そうな女性は、どこか世の中の現実にわざと目を背けているように思えてしまうのです。
見たくないものには目をつむり、自分が見たいものだけを見て生活しているちょっと卑怯な人。
恐らくそういう生き方になったのは仲が悪い両親のもとで育ったことが大きな要因なんだろうけど、
こういうタイプの女性と関わると自分がイライラするからなるべく親しくならないようにしています。
結果的に見たくない現実に目を背けていたであろう楓は、
赤い糸で結ばれていると信じて疑わなかった最愛の夫に浮気をされていた挙句に、
残忍な殺され方をするわけで、
その残酷な現実を受け入れた楓が、今後どんな女性に変貌してゆくのかがこの物語のキモです。
これまで決して感情をむき出しにして怒りを表すことなく、人との争いを避けてきた楓が、
怒りを露わにした時に初めて本当の楓が登場するのです。
まるしーは基本的に”いい人”と言われている人や、ボランティア活動を熱心に行っている人を信用していない。
これは決してボランティアの活動を批判しているわけではなく、
ボランティアという尊い活動を利用して、人の弱みに付け込むために”いい人”を演じている人のことを言ってます。
全てはまるしーの経験から基づく判断であり、苦い経験から導き出した答えなのです。
それは、まるしーが過去に参加して知り合ったボランティア活動に熱心な人たちのほとんどが、
結果的にまるしーを苦しめるようになった人々だったからです。
もちろん全員が全員そうであったというわけではありませんが、
一部の本当に人助けがしたいという方を覗いて、
大体は自分のためにボランティア活動をやっている人たちがほとんどだったからです。
- 辛い現実から逃げたい人。
- 寂しくて誰かと話したいから来た人。
- ビジネス目的で人と繋がろうとしてる人。
- 何らかのペナルティを受けて奉仕活動をしてる人。
まるしーが見たところ純粋にボランティア活動が目的で行動している人は極めて少なく、
その現実に愕然としました!
さらにそんな人たちのほとんどが、
「世の中の現実に目を背けている人が多かった!」
なんだかそういう人たちと楓がすごく重なって見えてしまうのです。
だからまるしーは楓みたいな人が苦手だ(汗)
このストーリーを通じて彼女が自分の置かれている現実に直視して、
ちゃんと両目を開けて世の中の現実を受け止めるようになれればいいと思っています。
ああ~すでにまるしーはこの作品にどっぷりハマっております(笑)
いろいろと偉そうな講釈をたれてしまいましたが、
ただただこの作品に楽しんでいる私がいる♪
【追記】
この記事の見どころを解説する部分でまるしーが言っていた”ラストのオチ”ですが、
最終話を読んで期待した通りの結末だったことを最後にお伝えいたします♪
ハッピーエンドでもなく、かといってバッドエンドでもない玉虫色のラストは、
誰かには人生の再スタートで、誰かには地獄の始まりといった感じの終わり方でした。
もう少し物語が続いて欲しかったという気持ちもありますが、
「面白かったです♪」
無料試し読み
今、紹介した
『結婚記念死』は、
今、電子書籍のレンタルサイトRenta!で絶賛配信中の作品です~♪
テレビCMでもおなじみのRenta!さんは、
サイト主のまるしーもよく利用させてもらっているサイトさんで、
とにかく面倒な会員登録なしで、読みたいコミックをたくさん立ち読みできるのが大きな魅力です♪
そしてもし、本編を全部読みたい作品と出会ったならば、
無料の会員登録してからチケットを購入でサクッと読めばいいんです。
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