ユリウスが大きな不覚をとった!
政略結婚した妻・エルサに絶賛溺愛中のユリウスが、
彼女を喜ばせたいがために選んだデートコースの場所は、
なんと…
彼がもっとも警戒しなければいけない相手の息がかかった施設だったのです・・・(汗)
ユリウスの動揺!
『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』
8話の解説と感想です♪
エルサとゆっくりとラブラブな時間を過ごすために、
激務の中、睡眠時間を削って訪れた植物園という最高のデートコース♪
やっと彼女に自分の気持ちもここで伝えられる!
そう思った矢先に、もっとも顔を合わせたくない人物と遭遇してしまったユリウスは・・・!
今回は彼らしくないミスを犯し、空まわるユリウスが実に痛々しい(汗)
7話の解説と感想はコチラ♪
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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【8話ネタバレ】
自室のドレッサーの扉をすべて全開にして真剣に考え込んでいるユリウスがいる。
そう…
本日は待ちに待ったエルサとの本格デートの日だ!
彼は考えた末、植物が大好きなエルサのために、
最近オープンしたばかりの”植物園”をデートコースに選んだのです。
そして今、
溺愛する妻とのデートに着てゆく服装がまだ決まらずに考え込んでいたのだ(笑)
派手な服装ではないエルサのファッションにどうやって自分が合わせればいいのか?
大事なことだ。
すでにエルサは支度ができて玄関で夫の到着を待っているというのに・・・(汗)
夫であるユリウスの方が、着替えで妻を待たせているという珍しい光景である。
ただ・・・
それもそのはず。
彼はこの日のデートを迎えるために、すさまじい激務の中、
睡眠時間を極限まで削ってまで楽しみにしていたイベントだったのです(汗)
「ユリウス様!奥様が玄関でお待ちですよ!」
さすがにシビレを切らせた執事がユリウスを呼びに来ました!
「今行く」
覚悟を決めた彼は、ハンガーに掛けてあるたくさんのジャケットから一枚を抜き取った!
「エルサ…すまない待たせた」
ようやく現れたユリウスの姿を見たエルサの表情がパッと明るくなる。
「昨晩は楽しみでなかなか寝付けませんでした♪」
こちらもウキウキだ。
ユリウスの支度が遅れたことなどまったく気にしてる様子もないエルサが嬉しそうに返した。
そんないつになく楽しそうに微笑んでいるエルサに、
{可愛い…}
と…本日最初の”キュンラブ・タイム”を味わうユリウスであった・・・
ユリウスの動揺
「ここからは特別展示の食虫植物ゾーンだそうですよ♪」
園芸や植物が好きなエルサなら、きっと気に入ってくれるだろうと選んだこの植物園でのデートだったが、
彼の予想は大当たりだった♪
この日、エルサは心底楽しそうにユリウスとの植物園デートを満喫していたのだ。
ただ・・・
今二人がいる食虫植物エリアには、ユリウスの苦手な虫がたくさん回りにいて、
彼はエルサに助けてもらいながらグロテスクな植物で囲まれたゾーンをビクビクしながら鑑賞していたのです。
そんな中、
自分を無視から守ってくれる頼もしいエルサに対して、
”カワイイ”よりも”カッコイイ”妻の姿を見たユリウスは、
本日2度目の”キュンラブ・タイム”に心を躍らせていました♪
とにかくもう…エルサのやることなすことに愛おしくてしょうがないユリウスは、
ついに彼女への想いが溢れて感情の限界を迎えます。
トツゼン彼は、真剣な表情を浮かべながらその場に立ち止まり、
「エルサ…」
と…妻に声をかけて直立不動で話し始めました。
「結婚式の夜、きみに”これは”契約結婚のようなものだ”と言ったが…」
・・・
「俺はきみのことが…す」
それはユリウスのエルサに対する完全なプロポーズの言葉だったのですが、
ここでとんでもない邪魔が入ってしまうのです(汗)
さらに・・・
めったに見せたことのない冷静なユリウスの動揺を引き出したその人物とは・・・
そう・・・
セラフィーナの兄・ヤルモである!
しかも・・・
なんと、今回ユリウスがエルサとのデートのために選んだこの植物園は、
ヤルモのパルニラ伯爵家が出資して開園された施設だったのです(汗)
この事実はユリウスにとって不覚としか言いようがない(汗)
彼はちゃんと下調べをせず、敵の息がかかったエリアで呑気に妻とデートを楽しんでいたのだ!
しかもである、それ以上にユリウスの動揺が広がったのは、
エルサがヤルモとすでに面識があったという事だった!
その上、エルサはヤルモにまったく”警戒心”を抱いていない(汗)
もしかするとユリウスはとんでもないミスを犯してしまったのかもしれない・・・(汗)
大失態だ!
その後…エルサからヤルモと知り合った経緯を聞いて少し安心したユリウスは、
結局そこからはプロポーズの言葉の続きを言えずじまいで、
逆にヤルモとのことで、エルサを少し問い詰めるような態度をとってしまったユリウスは、
せっかく楽しそうに笑っていたエルサに”しゅん”とさせてしまったのです(汗)
なんだかんだで、
大失態だ!
さらに…そんなタイミングで空の雲行きが怪しくなり、
数分後には大雨のなかで二人はたたずんでいました(汗)
あえなく楽しいはずの植物園デートは終了です。
二人で雨宿りをしてい時、ユリウスは最悪のデートだったと嘆きますが、
エルサからは、
「今日はとても楽しかったです♪」
と…満面の笑顔で感謝されて救われたたユリウスは、
心底から自分の妻がエルサで良かったと感激し、
そのことを彼女に告げるのですが、今度はそれが雨音で消されてしまう(汗)
ことごとく今日はユリウスの大切な言葉がエルサに伝わらない日だ!
でも・・・
ユリウスのエルサに対する気持ちは、恐らく彼女にはなんとなく伝わっていることだろう。
ただ・・・
この日、極度の睡眠不足で疲労がピークに達していたユリウスは、
体が弱っているところに大雨に打たれたことで、このあと帰りの馬車の中で高熱を出してしまうのです!
「だ…旦那様!」
熱で意識を失ったユリウスに悲痛な声を上げるエルサが・・・
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8話の感想
とんだ場面でユリウスとヤルモが接触してしまいました(汗)
「ユリウスにとっては一世一代のプロポーズだったのに!」
しかも・・・
これまではまるで感情のない人形のごとく、ヤルモに一切隙を見せていなかったユリウスが、
こともあろうに彼の前で動揺しまくった態度を披露してしまったわけです(汗)
これはどういう意味を示すのか?
そう・・・
「ユリウスはヤルモに自らの弱点を晒してしまったということです!」
なので…
これからヤルモは徹底的にエルサを利用してユリウスに揺さぶりをかけてくるでしょう!
ラルト国において、権力の独占を目論むパルニラ伯爵家のヤルモに、
王太子の側近であるユリウスの弱みを知られたということは、
ひいては国家存亡の危機にも繋がってゆくわけで、非常にまずい状況となってしまいました(汗)
そして…
今回の一件ではエルサになんの責任も落ち度もない。
そもそもが、愛のない政略結婚をした相手に心底惚れてしまったユリウスの悲劇である。
「こればっかりはしょうがない」
今後…ヤルモがどういう手段でユリウスに揺さぶりをかけてくるのか?
本当なら、その日のうちにヤルモのパルニラ伯爵家とラルト国の関係性を、
ユリウスがちゃんとエルサに説明して理解させておくべきだった!
「でも…言うべきことを言わないユリウス」
なぜ言わないのか?
エルサのことに関して彼は冷静な判断ができないのか?
というか、最近、サイト主のまるしーの中では、”ユリウス無能説”が浮上している(汗)
エルサのことで気持ちが浮ついて仕事どころではない状態ばかりだから。
そもそもユリウスが有能に仕事をこなしている場面を見たことがないので、
ただただ契約結婚した相手の女性にメロメロになっている王太子のマヌケな側近というイメージしかない(笑)
「ここらへんで一つ、ユリウスの有能さを表わすエピソードが欲しいな~」
でないと彼はいつまでたっても溺愛妻にオロオロしてる浮ついた宰相補佐官のままだ(汗)
もうこれまでのお話でエルサの魅力は十分に読者には伝わっているから、
今度はユリウスの魅力をドンドン描いて行って欲しい!
そして…
ヤルモとの圧倒的な実力の差を読者に見せつけてスカッとさせてください。
「お願いします!三沢先生!」
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