「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【11話ネタバレ】誕生日おめでとうエルサ!

「エルサ…遅れてすまない!」

激務に追われているユリウスがエルサの誕生日を祝うために用意したプレゼントは、

実はロマンチックなファンタジーやラブロマンス小説が大好きなエルサが一番喜ぶものだった♪

大好きな妻のためにユリウスが用意した最高の誕生日プレゼントとは…?

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『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』

11話の解説と感想です♪

エルサを本当に愛してしまったユリウスは、これまでと仕事のやり方が変わってしまった。

それは、彼の人生にとって素晴らしい成長であり変化ではあったものの、

同時にユリウスが担っている重要な任務を遂行する足枷にもなってしまうことでもあった。

溺愛する妻のために激務をこなしながら、なんとかエルサの誕生日を祝おうとするユリウス。

それはすごく微笑ましい夫婦の幸せな時間なんだけど、

そこに付け込んでくるパルニラ家の不穏な動きがとても気になる今日このごろだ…(汗)


10話の解説と感想はコチラ♪
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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【11話ネタバレ】誕生日おめでとうエルサ!

夜会の席でヤルモにそそのかされた挙句に、エルサを口説くという失態を演じたヘルコ子爵が、

後日。手紙でヤルモに助けを求めてきたが、彼はその手紙を焼き捨てて無視します。

もともとヤルモは、この機会に素行の悪すぎるヘルコ子爵を排除しようと考えていたからだ。

そんな中、ユリウスの口から直接的に、これまでのような親しい付き合いを断られたセラフィーナが、

悔し泣きしながら兄であるヤルモの前に現れて、

ユリウスに、自分よりエルサの方が大事だと言われたなどと叫んで怒り心頭の思いを打ち明けてきた。

「可哀そうに…」

と…ヤルモはバカな妹を優しく慰めながら、

やはりエルサという存在は、相当ユリウスの心を掴んだのだと確信するに至った。

それは同時に、これまで目立った弱点のなかったユリウスが、

暗につけ込む隙をヤルモに見せてしまったという事でもあったわけで、

ヤルモは予想外の朗報にほくそ笑んだ。

一方その頃、

城では昨夜の潜入捜査で大きな成果をあげたユリウスが、アレクシス王から労いの言葉をもらっていました。

「お手柄だったなユリウス」

予想以上の働きを終えたユリウスは、エルサと夜会に出席したことをアレクシスにからかわれ始めると、

嬉しそうにユリウス夫婦の進展についてなにか聞き出そうとしたアレクシスの前から一目散に逃げだしていった・・・

ハンネスからの粋な助言

アレクシスへの報告を終えたユリウスは、城内でばったりエルサの弟・ハンネスと遭遇し、

ハンネスからエルサの誕生日プレゼントを渡して欲しいと、一冊の本を手渡されます。

それは、ファンタジーやラブロマンス小説が好きな姉に贈るプレゼントでした。

なぜ、ハンネスがわざわざ自分で渡さずに、ユリウスに頼んできたのか?

その理由は、きっと自分の姉はユリウスにもうすぐ自分の誕生日だということを告げないだろうと思っていたからだ。

昔からそんな姉なのだ。

結果…案の定ユリウスはエルサの誕生日を知らなかった。

ハンネスからの粋な助言でなんとか事前に愛する妻の誕生日を知ることができたユリウスは、

パルニア家への潜入捜査後の後処理で、かなりの激務に追われていたが、

なんとかエルサの喜ぶ誕生日の贈り物をしたくて、睡眠時間を削りながら、忙しい日々を過ごしていました。

ユリウスは自宅で甲斐甲斐しく夫の世話を焼いてくれるエルサに、

ある日、ハンネスからの頼まれた誕生日プレゼントを渡すと、

「誕生日の当日は俺にも祝わせてほしい」

と…告げて大いにエルサの胸を高鳴らせました。

誕生日おめでとうエルサ

ついにエルサの誕生日当日がやってきた。

この日、どうしても欠席できない会議が入って出勤することとなったユリウスは、

実に申し訳なさそうな表情を浮かべながら、

エルサにある場所へ先に行っておいて欲しいとだけ告げて、自身は仕事へと向かった。

ユリウスに言われた通りに一人で馬車に乗って出かけたエルサは、目的の場所までたどり着くと、

そこでユリウスを待ちながら、ハンネスがプレゼントしてくれたラブロマンス小説を読んで時間をつぶしていました。

それはエルサが以前から読んでいたお気に入りな物語の新刊だったのです。

だから待っている時間は全然長いと感じなかった。

そうこうしているうちに仕事を終えたユリウスがエルサの元にやって来ました。

「遅れてすまない!」

恐らくかなり急いでやって来たのだろう。

エルサがユリウスに手を引かれて馬車から降り立った場所は、

なんと…国立芸術劇場のすぐ前だった。

ユリウスがエルサに用意した最初のプレゼントとは、

たった今エルサが読んでいたラブロマンス小説を原作にした”オペラ”だったのです。

まさか自分が大好きなお話のオペラが生で観劇できるとは想像もしていなかったエルサは、

夢心地の中でユリウスとオペラを堪能します。

「素敵な舞台に連れてきてくださり、ありがとうございます♪」

オペラを見終わった後、興奮冷めやらぬと言った感じでユリウスに感謝の言葉を告げるエルサ。

そんな妻に対して、生まれてきた日は特別なんだと自分に教えてくれたのはエルサだと、

逆に感謝の言葉を述べたユリウスは、改めてエルサに向かって、

「誕生日おめでとうエルサ」

と…心からお祝いの言葉を贈った。

これ以上ない夫婦の幸せな瞬間だったが、特別な一日はまだほんの始まりでしかなかった・・・

 

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11話の感想

ユリウスとエルサの夫婦関係がますます良くなる一方なのは見ていて心が癒されますが、

一方で二人の溺愛が宿敵のヤルモにとっては、つけ入る隙ができたことになるのが怖い!

これまでは、ほぼ弱点らしきものがなくて無敵状態のユリウスですが、

契約結婚したエルサを本気で愛してしまったことで、自分から弱点を作ってしまったわけだ。

そのことでユリウスの人生はすごく豊かなものになったが、仕事面ではマイナスだという点が悩ましいですね(汗)

まるで、孤高で無敵の殺し屋だったレオンが、マチルダを愛してその身を滅ぼすことになったかのように、

ユリウスも宿敵・ヤルモからエルサという弱点を攻められて苦しい立場に追い込まれるんだろうな~(汗)

エルサが自分で自分の身を守れる人間であれば問題ないことなんだけど、

ほとんど純粋培養された生粋の善人だから、悪い奴らからすると、これほど攻撃しやすい人間はいない。

だからこそ、他人の愛を信じることができなかったユリウスの心をエルサは鷲掴みしたわけだけど、

「まぁ~難しいところです!」

ただ…

今回のお話でヤルモという人物がかなり有能かつ冷徹な人間であることが分かりました。

自分の妹を政治闘争の駒に使っていた狡猾さも分かったし、

なんの躊躇もなく自分側の人間を切り捨てることができる冷酷さも持っている。

決してユリウスやアレクシスがラルト国の平和を守るのは簡単なことではない。

エルサとのラブラブな日々を楽しむのは良いことだけど、

ユリウスは自分の足元が危うくなってきていることにちゃんと気づいているのだろうか?

自分がヤルモに弱みを見せてしまったという事実は、

同時に愛するエルサが危険に巻き込まれる可能性が高いくなったということでもある。

「嫁さん大好き~♪」

はその辺くらいにしておいて、まずはラルト国にとっての危険分子の制圧に全力を注ぐべきだな!

まぁ~その辺はユリウスも重々承知の上なんだろうけど、

なんせ…恋は人を盲目にしてしまうからな~(汗)

二人の先行きが心配だ。

おバカのセラフィーナは特に怖くはないけれど、兄のヤルモはかなり恐ろしい!

「気を抜くなユリウス!」

 

>>>12話の解説と感想はコチラ♪

 

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