エルサの純粋な正義感が思わぬ夫婦のすれ違いを生んでしまった!
ひょんなことから孤児院で先生をすることになったエルサ。
激務に追われるユリウスにすぐそのことを伝えようとするんだけど、
タイミング悪く言うきっかけを失ってしまい、
後日それが最悪の方向へと状況を変えてしまったのです・・・
『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』
12話の解説と感想です♪
エルサの無自覚で悪気のない行動が彼女を溺愛するユリウスを傷つけてしまった!
これまでもちょっとした夫婦の行き違いがあったものの、
なんとかそこを乗り越えて絆を深めてきたエルサとユリウスでしたが、
今回ばかりはやはりエルサが少しばかり浅はかだったと思う。
彼女は自分がどれほど重要な立場にいる人間なのかということを理解していない。
しかも…案の定もっとも関わってはいけない人物にそれを知られてしまったのです・・・
11話の解説と感想はコチラ♪
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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます【12話ネタバレ】最悪のタイミング!
先日、夫であるユリウスから人生最良の誕生日を過ごさせてもらったエルサは、
この日、またお供を連れずに街へ出て様々な野菜の種や苗を買いに来ていました。
自家栽培の拡充のためだ。
彼女に全くの悪気はない。
お店から少し離れた場所に乗ってきた馬車を止めていたエルサがそこまでの道を歩いていると、
ふと初めて見る教会に併設された孤児院に見が止まりました。
自身が生まれ育った領地にも孤児院があり、懐かしく思いながら子供たちの姿を眺めていると、
孤児院の壁に『教員募集』『寄付のお願い』と書かれた張り紙が目にしました。
その時です。
恐らくその孤児院を管理している者たちであろう二人の男性が、
女性の院長先生になにやら詰め寄っている様子がエルサの目に飛び込んできた。
その内容とは、孤児院を維持するための人員や資金が足りていないので、
施設の子供たちに労働をさせろという残酷な内容だったのです。
善意の心で満ち溢れたエルサがそんな状況を見過ごせるはずはなく、
エルサは気持ちいいくらいに躊躇なく、
「教員募集の張り紙を見て参りました」
と…にこやかな笑顔で二人の男性の間をかき分けて、院長先生にボランティアの教員を申し出たのです。
実に心根が優しく正義漢の強いエルサらしい行動でしたが、
このことが後にユリウスとの関係をこじらせる大きな要因になるとは、
まったく想像すらしていなかったこの時のエルサでした。
すれ違い
その日も相変わらずの職場で激務に追われていたユリウス。
ここ最近の彼はなんとか長期に家を空ける出張を回避するために、
恐ろしい量の実務仕事をこなしているのです。
それもこれもエルサと過ごす時間を少しでも多くするための涙ぐましい行動だ。
そんな折り、ユリウスは同僚のイエレから、エルサがひとりで街の文房具店の前にいて、
なにかとても悩んでいる様子だったと聞かされる。
ユリウスはまた従者もつけずに一人で買い物をするエルサに呆れてしまうが、
一刻も早く愛する妻のもとに帰りたいと胸を焦がすのだった。
やがて、
ユリウスが仕事を終えて自宅に帰ると彼の帰宅を待ち疲れたエルサが、リビングのソファーで眠っていました。
恐らく買い物に行って疲れているのだと思ったユリウスは、
幸せそうに眠ているエルサにそっと毛布を掛けて彼女が夢から覚めるのを待った。
ある意味で夫婦の至福の時間♪
しばらくして眠りから覚めたエルサは、目の前で何かの資料に目を通しているユリウスを見てビックリする!
「旦那様っ!私ったら申し訳ございません!」
夫の前で寝てしまっていたことに驚いて飛び起きたエルサは申し訳なさそうに謝罪したのです。
しかし…
外出して疲れていたんだろうと優しく労りの言葉をかけるユリウス。
ひたすら彼はエルサにやさしい。
すると…
エルサはにこやかな笑顔で庭に植える種や苗を買いに行ったことをユリウスに話しました
さらにそれから孤児院でボランティアの教員をすることになったことを伝えようとした瞬間、
「ぐぅ~」
と…エルサのお腹が大きな音をたてて鳴った(汗)
これは恥ずかしい!
だがユリウスはエルサのお腹が鳴った音を聞かなかった振りをして、
「食事にしようか?」と声をかけた。
恥ずかしさでいっぱいのエルサはついつい孤児院で働くことをユリウスに言いそびれてしまったのです。
さらに…
仕事を持ち帰ってまで激務に追われているユリウスの、
来週には山場を越えて少し仕事が落ち着きそうだという言葉を聞いて、
エルサの中で孤児院の件は今のすれ違いな生活が落ち着いたら打ち明けようと考えたのです。
でもこの判断がいけなかった。
最悪のタイミング
その後、ユリウスとに話す機会がないまますっかり孤児院での先生が板についてきたエルサは、
当然のごとく子供たちからすごく慕われる存在になっていました。
エルサとしても子供たちが自分になついてくれてスゴク充実した日々を送っていたのですが、
やはり気がかりなのは、孤児院で教員をしている事実をユリウスに伝えていない現状でした。
これまでずっと言うタイミングを逃してきたのです。
さらに…
孤児院の子供たちが使うノートやペンがかなり不足していたこともあり、
その件も含め、なんとか今夜こそユリウスに色々と相談しようと考えていました。
なのに…
そんなタイミングでエルサは一番出会ってはいけない人物とニアミスしてしまうのです(汗)
そう…
日頃からなんとかユリウスの弱点を掴もうとしているヤルモである。
ヤルモは自分の部下からエルサが孤児院に頻繁に出入りしているという報告を聞いて、
さも偶然を装いながらエルサに近づいてきたのです。
もちろんそんなヤルモの邪な考えなど知る由もないエルサは、
またしても彼の術中にハマり、ペラペラと言ってはいけない情報をヤルモに伝えてしまう。
しかも…
最悪のタイミングでそのシーンを夫のユリウスに目撃されてしまうのです!
それは、最近やたらと外出しているエルサのことを、
ユリウスが街まで彼女を迎えに来たことで発生してしまった悲劇である。
しかも…
過去に自分の父親の浮気がきっかけで家族が崩壊した経験を持つユリウスは、
ヤルモとエルサが親しそうに会話している光景を目の当たりにしたことで、
過去のトラウマが彼の心を激しく傷つけてしまったのです(汗)
そんなことになっているとは夢にも思わないエルサは、
ユリウスより少し遅れて帰宅したあとに彼の書斎へ声をかけに行くと、
先日までとは人が変わったように冷たい態度を見せてきたユリウスに驚いてしまう。
なんと…
最悪なことにユリウスのエルサに対するこじらせが発動したのである。
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12話の感想
簡単なことだ!
今回の一件はすべてエルサが悪いと思います。
あれほどユリウスがお供をつけずに外を出歩くなと言っていたのに!
ヤルモには十分に気をつけろと忠告していたのに!
全ての言いつけを守らなかったエルサ。
たとえ悪気はなくとも。
ほとんど生活していて警戒心ゼロな聖女のようなエルサにとって、
世の中の邪悪な感情はなかなか自分には理解しがたいものなのだろう。
「世の中のすべては優しさでできている。」
そんな幻想を本気で信じているような無垢で純粋な彼女である。
本来ならエルサの性格や人間性を知っていたら、今回のユリウスみたいな態度はとらないはずなんだけど、
なんせユリウスは複雑で悲しい過去の生い立ちが原因で、かなり女性に対する不信感が強く、
めちゃめちゃ恋愛面ではこじらせている男性なわけであり、
その辺を考慮すれば、今回彼が目撃してしまったエルサとヤルモの接触シーンは、
衝撃以外の何ものでもなかったことでしょう!
「まさに最悪のタイミングだった!」
あのあと、エルサはヤルモに送ってもらったわけでもなく、普通に立ち話を終えて家に帰って来たんだろうけど、
ユリウスがそこまでちゃんと追いかけているはずもなく、
ただただ恐ろしいくらいにメンタルが削られるという不幸な展開になってしまった。
いい加減エルサの天然でピュアな性格を理解しろよ~!
と…こじらせユリウスに言ってやりたいのもやまやまなんだけど、
まず…
サイト主のまるしーはベテラン主婦であり、女性の立場から今回の一件を考えた時に、
「どうしてもユリウスに同情的な気持ちがある」
あの日、自分のお腹が鳴ったことを恥ずかしく思ってないで、
エルサはちゃんと孤児院で先生をすることを言うべきだった。
というか、かりにもエルサは立場のある公爵令嬢なのだから、
そんな大切なことを夫に伝えないのはすごく無責任だ!
「エルサは公爵令嬢としての自覚がまったく足りない。」
ユリウスはそういうエルサの公爵令嬢らしくない人間性を好きになったのかもしれませんが、
モノには限度というものがある。
しかも…
ちゃっかりユリウスが絶対に弱みを見せられないヤルモにつけ込まれてしまうという大失態!
最初のうちは聖母マリアのようなエルサのことを愛おしく見ていたけど、
だんだん彼女の無自覚な行動の数々にムカついてきたまるしーがいます(汗)
今回のことはさすがにユリウスが可哀そうでしょうがなかった。
そしてこの一件はしばらく夫婦の大きな確執となって尾を引くことでしょう。
その時、あのヤルモがどんな動きをしてくるかだ!
「そんな絶好の機会をあの男が見逃すはずがないだろう。」
今回のことでユリウスはかなりの確率でピンチを背負うことになる。
これも全部エルサの責任。
「ちょっとは自重しろよエルサ」
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