著者：知るかバカうどん
『君に愛されて痛かった』
25話の解説と感想です♪
前回は寛と越智くんの ほのぼのとした友情物語が描かれていましたけど、
今回は一転して かなえと越智の緊迫したピリピリムードな展開です～
もっともっと寛と一緒に過ごしたい かなえ と、
親友の未来のために今は野球に専念させたい 越智。
そんな二人がついに激しく激突してしまいます。
25話の見どころ
かなえの友人・鳴海（なるみ）に肩を傷つけられたことでずっと実力を発揮できなかった寛が、
負傷後にはじめて生きた球を投げ始めた。
｛もしかしたら復活したのか？｝
寛の肩はもうダメかもと思っていた越智は、寛の肩の復調をすごく喜んだ。
このまま回復すれば、寛はきっとまたチームのエースに返り咲ける！
そう親友の良い兆（きざ）しを自分の事のように喜んでいた越智。
しかし・・・
そんな彼を不安に陥れる現実が待っていたのだ。
そう・・・
以前から寛の回りをウロチョロする邪魔な女・かなえの存在だ。
寛はこの女と関わり合いになってから運命が変わったんだ・・・！
今回25話の見どころは、越智 VS かなえの寛をめぐるすさまじいバトルな展開ですね。
もっと彼氏との時間を共有したい かなえと、今は寛を野球に専念させたい越智。
ぶつかり合う二人の感情がついに激しく激突してしまいます！
そして・・・
越智はかなえに言った！
「あきらめてくれない？」
と・・・。
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君に愛されて痛かった 【ネタバレ25話】あきらめてくれない？
「気を付けろよ！」
冒頭では、クラブ帰りの校門前で寛を待っていたかなえが公園のベンチで話をしている。
かなえは今グループ内で孤立している とみ子のことを寛に相談したかったのだ。
だから寛の学校まで彼を訪ねてきた。
しかし・・・
相談したいけど、かなえがいつものようになかなか本題に入れなくてモジモジしていると、
この時二人と一緒にいた寛の親友・越智がキツイ言い方でかなえのことを叱ったのです。
「こんな所でくっちゃべってないで自分のやるべき事をしろ！」
言ってることは間違ってないが、あまりにもデリカシーのない越智の態度をたしなめる寛だった。
そんな寛の言い分に、
「気を付けろよ！」
という捨てゼリフを残して越智は寛とかなえの前から去っていった・・・
その後、寛とかなえはいつものようにかなえが悩んでることを寛に相談するという時間を過ごします。
そして・・・
かなえは とみ子とのことで、寛から欲しい言葉をもらった。
やがて・・・
心が満たされたかなえは寛と別れて家路に向かいます。
しかしその途中…
なんと・・・
さっき家に帰ったはずの越智がかなえの目の前に現れて・・・
後半の展開
後半の展開は、寛のことを心配する越智と、寛ともっと頻繁に会いたい かなえとのバトルが繰り広げられます・・・
駅の改札でかなえを待っていた越智は、かなえに質問した。
「アイツのこと好きなの？」
突然の質問にとまどうかなえに対してさらに越智は、
「あきらめてくれない？」
と…真顔で言い放った！
「ど…どうしてですか？」
当然のようにかなえが越智に聞き返す。
すると越智は、今、寛が野球部でどういう状態に置かれているか？
彼の将来を考えるとどれほど今が大事な時期なのかをかなえに説明したのです。
そして、本当に寛の事が好きなら”時期を考えてやれ”と かなえに忠告するのです。
すると・・・
今まで越智の話を黙って聞いていたかなえが言い返します。
「好きに時期ってあるんですか…？」
その言葉に呆れた越智は、もっと詳しく分かりやすい言葉で寛の置かれている現状を説明しました。
すると・・・
越智の話を聞いたかなえは、衝撃的な一言をつぶやいたのです。
果たしてその一言とは…？
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25話の感想
彼氏の事を本気で心配してくれている親友とのバトル！
大好きな彼氏と1分でも長く一緒にいたいかなえの気持ちと、
寛が野球を続ける上でいちばん大切な時期を無駄な時間に費やしてほしくない親友の越智くん。
どちらが正しいというわけではないけれど、
これが友人と彼女の立ち位置の違いなんでしょう。
ただ・・・
非常に難しい問題だ！
かなえが純粋に彼氏と過ごす時間を求めるのも、なにげない悩みを相談することも間違ってはいないし、
今、クラブで大変な状況にある親友が、彼女のつまらない悩みに時間を取られている姿が忍びないと思ってる越智の気持ちもすごくよく分かります(^^;
特に越智くんに至っては寛への異常とも思える感情移入が感じられますし、
もしかすると彼は、BLモードで寛のことを想っているのかも・・・
とか…そう勘ぐってしまうほど越智くんが寛くんを想うパワーがハンパないのだ。
ただ・・・
今回、かなえと越智くんの間で繰り広げられた論争はすごく味わい深いものがあったと思います。
あくまでも寛の事だけを心配してその思いをかなえにぶつける越智くんと、
自分が彼氏に愛されたいと願う気持ちを優先するかなえ。
どちらが間違っているとかではないけれど、この二人のやり取りを見ていて、
やっぱり女って煩わしい存在だな～って思ってしまった。
かなえの言ったセリフは、間違ってはいないけれど、少なくとも寛への気遣いは感じられなかった。
逆に越智くんの場合は、寛への気遣いしかない行動だった。
そこが大きな違い。
そう・・・
女はワガママだ。
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